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ちっちゃいチェロ弾き。イスラーム科学史に手を出しつつある学生。

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マガジン

  • トルコ旅行

    トルコ旅行のページを3つまとめました。 ①イスタンブル(普通の観光) ②イスタンブル(趣味に走った) ③イズミル・エフェス です。

  • ウズベキスタン旅行

    自分のウズベキスタン旅行の記事を一本にまとめました。共有するのにリンクを6つもコピペするのが面倒だったので。

最近の記事

トルコ旅行③イズミル・エフェス

初めてのトルコでイスタンブル以外を観光するとなったとき、カッパドキアでもアンカラでもブルサでもエディルネでもなくなぜイズミル、と思うのは当然のことである。私だってなんでここにいるのか不思議じゃい。ノリと勢いじゃい。 一応理由はある。本当は古代ギリシャ遺跡のミレトスに行きたかったのである。科学史に足を突っ込んだ人間なら、元素論の生誕地ミレトスの空気を吸って「アルケーーー!」などと叫びたくなっても何もおかしくない(キッパリ)。しかしミレトスはタクシーかドルムシュ(乗り合いタクシー

    • トルコ旅行② イスタンブル

      トルコ旅行①は、イスタンブルに行った人間なら誰でも書ける内容である。ただの私の備忘録である。ぶっちゃけ面白くない。そこで②は少しだけ、私の趣味に走った話をしよう。 見たいものを見て、語りたいものを語る まず私について少しだけ。大学の専門でイスラーム科学史という学問を選んだ。これが何かというとなかなか説明が難しいのだが、とにかくコペルニクスが地動説をとなえる以前にイスラーム世界で科学がいかに研究されていたのかということを勉強している最中である。 そんな私が今回の旅行でもっ

      • トルコ旅行①

        中東〜中央アジアを専門にしようかななどとのたまっている割に、私は未だにトルコに行ったことがなかった。じゃ、行ってみるか。そんな軽い気持ちで冬のトルコ一人旅を決めた。 İstanbul’da 普通の観光 トプカプ宮殿 Topıkapı Sarayı イスタンブル旅行者ならまず来るであろう定番観光地その一。初っ端からしょっぱい話をして恐縮だが、しかし、それでも、入場料1500リラ(およそ7500円)は狂っていると声を大にして言いたい。半年前から1.3倍の値上げらしい。どんなイ

        • ウズベク旅行⑥ 次回旅行のためのメモ

          次回旅行のため、またもしかするといるかもしれないウズベキスタン旅行希望者のため、今回学んだ旅のコツをメモしておこう。 旅程タシュケント、サマルカンド、ブハラは当然として、今回泣く泣く削ったヒヴァ、カラカルパクスタン、フェルガナはぜひ訪れたいところ。個人的にはブハーリー廟も今回修理中とのことで行けなかったため次回に期待。今回見て回るチャンスがあったにも関わらずなぜかきちんと行かなかったタシュケントの地下鉄駅全駅制覇、ブハラのサーマーニー廟、サマルカンドのシャーヒズィンダ廟とア

        マガジン

        • トルコ旅行
          3本
        • ウズベキスタン旅行
          6本

        記事

          ウズベク旅行⑤ サマルカンド

          特急アフラシャブ号で陸路サマルカンドへ。乾燥した荒野が平たく広がっており、サマルカンドに近づくにつれ遠くに山影が見えてきた。 レギスタン広場 サマルカンドの顔、お手本のようなサマルカンドブルーのマドラサがコの字で向かい合っている。ウズベキスタンの名を知る人なら誰でも見たことがあるだろう。向かって左(西)から、ウルグ・ベク・マドラサ、ティラ・カリ・マドラサ、シェルドル・マドラサという。実は全て少しずつ装飾の意匠が異なっており、ウルグ・ベク・マドラサは天文学者らしく星が散りば

          ウズベク旅行⑤ サマルカンド

          ウズベク旅行④ ブハラ(マイナー)

          どこどこモスクに行きました。すごかったです、マル。を読みたいなら、わざわざ私の悪文やiPhone7の低画質写真に目を通す必要などない。ガイドブックを買いたまえ。 というわけで、日本語のガイドブックにはあまりなさそうな、完全に個人の趣味に振り切ったブハラ旅行記がこちらである。(有名どころの観光地についても一応ウズベク旅行③ ブハラ(メジャー)で触れておいた。) ウズベキスタン航空 ブハラ旅行記と言いながら、最初は飛行機の話から始まる。空路タシュケントからブハラに向かった私を

          ウズベク旅行④ ブハラ(マイナー)

          ウズベク旅行③ ブハラ(メジャー)

          今回はガイドブックに載っているようなメジャーなブハラ観光を。ガイドブックにない、ちょっとニッチなブハラについては、ウズベク旅行④ ブハラ(マイナー)を参照されたし。 マドラサ(メドレセ) ブハラは古都、文化の街。街にはモスクやマドラサが溢れていて、ガイドブックもたくさんの宗教建造物を列挙している。 蛇足とは思うが、最初にモスクとマドラサの違いを簡単に説明しておきたい。そんなんとっくに知っとるわいという方は飛ばしてほしい。 モスクはイスラーム教の礼拝所である。アラビア語で

          ウズベク旅行③ ブハラ(メジャー)

          ウズベク旅行② タシュケント

          スマートフォンの海外ローミングがうまくいかず、日本のお客様センターに電話したりなんだりと対処に時間がかかる。現地の提携先携帯電話会社の電波は入るので、ナビゲーションアプリなどを街中で使うのに支障はない。なぜか電話だけが使えぬ。こういう地味なライフライントラブルが一番ストレスフルである。結局よくわからんままだが、LINE電話は使えることが発覚し、なあなあでことをおさめた。 ドルとスムの交換はホテルのそとにあるATMで一瞬だった。便利。1円≒100スムくらいで、いくら物価が安い

          ウズベク旅行② タシュケント

          ウズベク旅行①

          ウズベキスタン旅行が楽しくて仕方ない。記録して自慢したくてたまらない。しかしあまりにも既存のSNSで流しすぎるとTLの邪魔である。よってnoteに手を出した。 成田→仁川→タシュケント 仁川空港でトランジットが4時間もあったので、空港内をうろうろして時間を潰す。成金臭がぷんぷんするブランド店ばかりで何も面白くなどないが、一部の店で店員が働きながらストライキと書かれたゼッケンを着ており、労働争議中のようだった。頑張れ労働者。 タシュケント行きの飛行機はグランドスタッフが徹

          ウズベク旅行①