その他の短編ズ「B」
2013年発売の自主制作CD-R。
この作品からアコギ×2+カシオトーンという編成に変わった様子。エキセントリックなアレンジ、二人の声のハーモニー、それ以前に単純に曲が良いところなど、粗削りではあるものの短編ズのスタイルは早くも確立されているように思える。
1. 異国の夜
中東辺りの異国情緒漂うインスト曲。
2. フー
「フー」というフレーズが耳に残る曲。全編可愛らしい曲ではあるが、ポップで朗らかな曲調が中盤から不安げになってきたりと、なんだか童話のような世界観の曲。
3. B.B.B
おそらくコンガと並んで短編ズで最も知られているのではないかと思われる曲。チープなリズムに叙情的なギターの旋律、せつなげでありながらクスッと笑ってしまいそうになる歌詞、全てが絶妙で癖になる曲。その後収録されたバージョンと比べるとこちらはまだデモっぽい感じ。
4. 血が止まらない
森脇ひとみのソロアルバムにも収録されている曲。そのときよりもスローな曲調。
5. ワルツ
不気味な雰囲気のギターに乗せて早口で言葉を吐くダークな装いの曲。
6. 島の神様
ギターの旋律に合わせて祈りを捧げるような、架空の民族の民謡のような曲。
7. さいごの曲
アコギ編成に変わり、曲がまるで別物になっている。歌詞の方はほとんど変わってないと思われる。同じフレーズが繰り返し朗読されるなか、ギターが強弱をつけているような弾き語り曲。
8. 暗ーい夜
タイトル通り暗く深い夜を感じさせるキーボートの響きに朗読が乗った曲。
9. 祝日
打ち込みとまばらなギターの響く静かな雰囲気に掛け合いのような歌声が混ざり合う曲。