Harp On Mouth Sextet「襲乃音色」

2010年imagined recordsから発売された3rdアルバム。
Harp On Mouth Sextetは和楽器を用いずハーモニカと電子楽器によって、雅楽とエレクトロミュージックを融合させたアーティスト。ライブの際の独特の衣装など、コンセプチュアルな色の強いグループ。
本作もそんなこのグループの特色が詰まっていて、既存のダンスミュージックにアジャストしながらも独自の世界観を持った作品。


01 神鐘正律
エレクトロニカ風のサウンドにハーモニカとビートが加わり昂揚感を与えてくれる曲。それらが重なった瞬間には神聖さも感じる。

02 伽羅伽
琴のような音とベースラインが印象的な曲。まばらなドラムが聴いているうちにダブっぽく感じる気もする。

03 天空極光
天空を感じさせるサウンドにブレイクビーツが炸裂する曲。nikakoi辺りを彷彿とさせるエレクトロニカの大作。


04 倭管旋
短い間奏曲。

05 遷音速流
小気味いいリズムに乗せてハーモニカも弾むように響き、目まぐるしく景色が変わっていくような曲。

06 奏上の光
ゆったりとしたサウンドで淡々と過ぎていく曲。

07 藍紅黄黒
短い間奏曲。

08 銀河万象
タイトルの通り、銀河の流れや宇宙を想像させる動きと広がりのある曲。

09 鸞百鏡
懐かしい響きや牧歌的な雰囲気のある曲。

10 新管幻樂・改
幻影的なサウンドと生命力のあるベースラインが並行した曲。

11 申奏真理
アンビエント的な音色に軽快なリズムが絡む曲。

12 応鐘坐行
アンビエントな曲調にレゲエっぽいテンポが絡んで淡々と進む曲。




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