シェアハウス滞在してみて
こんにちは! 佐藤です。
今回は私が滞在しているシェアハウスについて
紹介していきます。
位置・周辺について
バンガロールのなかでレストランやアパレルショップが多く立ち並ぶ
カマナハリというショッピングエリアからほど近い場所に、私の住んでいる
シェアハウスがあります。
私のシェアハウスの周りは、住宅街で食料雑貨店が数件あるといった本当に落ち着いた場所です。
海外に滞在する人は、滞在先近辺の治安や衛生面・空気などを心配すると思います。
ただ、このシェアハウスの周辺に関しては安心できます。
治安の面に関しては、怖い思いをしたことがなく、暗くなった後でもそこまで危険を感じたことはありませんが、シェアハウスの友達から、ひったくりのリスクがあるから、かばんはできるだけ、道路側ではなく建物側に持つようにと注意を受けました。
衛生面は、周りに少しだけゴミが落ちていることがありますが、近所の雑貨店の店主や清掃員が定期的に掃除してくれるおかげでかなりきれいな道路になっています。
空気に関しては、道路の砂、工事現場の砂が車などで舞い上がることがたまにありますが、今までいったことのあるベトナムのハノイやフィリピンのマニラのように喉が苦しくなることや、スモッグが立ち込めるような様子を目の当たりにするといったこれまで経験はしていません。
建物について
シェアハウスの建物は6階建てです。外観・内装ともに新しい感じで、きれいで快適な住環境です。1階と6階が共用スペースとなっており、2階から5階までが居室となっています。1フロアにつき約20部屋あります。
1階が共用のロビーで、テレビやソファ、机が自由に使えます。
6階に共用のキッチンと、卓球やビリヤードができる部屋があります。また、屋上に人工芝が敷かれており、ベンチがあるので憩いの場となっています。私は主にこれらの共用スペースで、友人と話したり、一緒にアニメを見たり、卓球などをして楽しんだりしています。
建物にはちゃんとエレベーターがついているので、快適に部屋と共用スペースを行き来することができます。
また、一階に発電機があるおかげで、停電の多いバンガロールでも電気の心配はしなくてもよいようになっています。
ざっくりいうと、大学などの新築の学生寮のイメージだと思ってください。
部屋について
私の部屋は二人部屋です。インド人のルームメイトと一緒に住空間を共にしています。部屋は二段ベッドとタンスがあり、私物の収納がしやすいつくりになっています。また、部屋にはトイレ・シャワー・洗面器が備え付けられています。ただ、机といすが部屋の中にはないので、課題をこなすときは1階の共用スペースでしています。シャワーはちゃんとお湯が出るようになっているので、安心してシャワーを浴びることができます。
フラットメイト(住人)について
このシェアハウスは二十代限定です。外国人は私一人で、私以外全員インド人です。インド人のフラットメイトの多くが、外資系企業の社員や起業家などお金のある人たちばかりです。モルガンスタンレー銀行やIBM、ボーイング、マイクロソフト、アクサなどの一流企業に勤めている人もいれば、通販会社を運営している人もいます。みんな英語がネイティブレベルなので、私も知らず知らずのうちに生活のなかで英語を使うようになっています。
共用スペースで、フラットメイトがプログラミングやオンラインミーティングをしている様子をちょくちょく見かけます。仕事内容の細かい話はあまりしないのですが、優秀な人たちに囲まれると自分の留学後のキャリアを真剣に考えるようになります。
本当にいい人ばかりなので、人間関係の面でも毎日が快適です。共用スペースで話したりするだけでなく、パーティーに参加したり、一緒にチャイを飲みに行ったり、シェアハウスのイベントに出かけたり、一緒にバンガロールの観光地に行ったりして毎日楽しく過ごしています。
このシェアハウスだけでなく、バンガロール全体にいえることなのですが、親日家が多いです。友人の中には、アニメファンがいて、彼らとアニメの話題を話したり、私が友達に日本語のフレーズを教えたりしています。
このシェアハウスの特徴として、男女どちらもが住めます。日本では珍しいので、驚きました。日本ではあまりできなかった、同世代の女性と話す機会も多くなりました。日本時代、なんで私が女性とあまりコミュニケーションが取れなかったのか不思議に思うほどです。
仮にカップルが成立すれば、カップルで二人部屋に住むことができるそうで、私の親友も彼女と同室で生活しています。
ただ、ここのメンバーはみんな仲が良く、いろんな情報がすぐに共有されるので、羽目を外したことをしてしまえば、一気に住みにくくなると思うのでそれなりに気を付けています。
食事
平日の朝食と夕食は、シェアハウスのアプリで頼むことができます。この食事は家賃に含まれているそうです。たまに朝食でサンドイッチがでることがありますが、食事のほとんどがカレーか、カレー風味の料理です。料理はあまり辛くなく、日本人におススメです。ただ、この食事サービスを利用している人は数人程度で、友達から利用しない理由を聞いたらインド人にとっては味が薄いからだそうです。
多くのフラットメイトは、外食したり、デリバリーサービスを利用したり、料理をしたりして過ごしています。友達の料理を食べたことがありますが、味がけっこうしっかりしていました。
掃除
廊下、階段、ロビー、キッチンなどの共有スペースは、毎日シェアハウスのスタッフが掃除しています。週に1~2回のタイミングで、スタッフが居室の清掃をしてくれるサービスがあります。追加の部屋の清掃を希望する場合は、別料金で注文することもできます。スタッフさんのおかげで本当にきれいなシェアハウスが保たれています。
洗濯
このシェアハウスには、物干し竿や洗濯機、ベランダなど、自分で洗濯や乾燥ができる設備がありません。週1のタイミングで、洗濯サービスがあります。週によっては、無料サービスのクーポンがあるときもあれば、チケットを買わないといけないこともあるので、少しややこしいです。チケットを購入して有料のサービスを利用するとしても、洗濯サービスの頻度は週に1回なので、私のように汗をかく体質の人は、バンガロールに着いたらTシャツや下着を多めに買わないといけないです。ただ、日本より服が安いので安心してください。
まとめ・感想など
正直にいうと、最初はサービスを頼むときに使うシェアハウスのアプリが使えない日が何日か続き、日本の住環境と異なるところが多いので、生活のなかでストレスを感じることが多かったです。しかし、生活に慣れると本当に快適で、恵まれた環境にいるなと実感します。本当に仲の良い友達がいて、一緒に行動することも多いので、本当に楽しいです。(ただ、友人と日本のアニメを見ると軽いホームシックになります。)日本にもこんなシェアハウスがあればいいなと思うほどです。高校卒業後は、アパートで一人暮らしをずっと続けてプライベートで人と出会う機会の少ない傾向のある日本人の若者が多いのではないかと思います。そういう人こそ、バンガロールのシェアハウス生活を体験してもらいたいです。