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インドの大学でおすすめの学部 

こんにちは!現在インドでインターン中の女子大生です👩。

今回はインドの大学でおすすめの学部と、その分野で活躍している著名人について紹介したいと思います。

1.工学部 Engineering

特徴
インドの工学教育は高度な技術に強く焦点を当てており、世界中の企業から優秀な技術者を輩出しています。

特に、インド工科大学(IIT)は、コンピュータサイエンス、機械工学、電気工学、土木工学などの分野で国際的な評価を受けており、インドで最も有名な学校の一つです。

有名な教育機関
・IIT 
>>https://home.iitd.ac.in/
・NIT(National Institute of Technology)
>>https://www.nitt.edu/
・BITS Pilani
>>https://www.bits-pilani.ac.in/

将来キャリア
工学部卒業生は、IT企業、製造業、コンサルティング企業、政府機関などで高い需要があり、Google、Microsoft、Amazonなどの大手企業がインドの工学部から積極的に採用しています。日本のフリーマーケットアプリの大手会社もIITから多くの学生を採用したりと、世界からとても注目されている学部でもあります。

強み
インドは工学部のレベルがとても高く、国際的な基準に沿った教育を受けることが可能です。特に世界的にも名の知れているような大学では世界を視野に入れて学ぶことができます。
工学系の分野は将来のキャリアにつながりやすく、需要も大きいため強みといえると思います。

著名人

・サティア・ナデラ(Satya Nadella)

マニパル工科大学(MIT)で電気工学を専攻しており、現在MicrosoftのCEOを務めています。Microsoftでのリーダーシップのもと、クラウドコンピューティングやAI技術を重視し、企業の成長に大きく貢献した一人です。

・スンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)

インド工科大学(IIT)カラグプル校で冶金工学を専攻し、GoogleのCEOであり、AlphabetのCEOも務めています。ChromeブラウザやGoogleの検索技術の発展に大きく関わりました。


インドの教育といえば工学のイメージが付くほどに、インドの大学は工学の技術教育がとても発展してます。そのような環境で学べば、日本の大学では得られないような知見をたくさん得ることができるように思います。

2.経営学部(Business Administration)


特徴

経営学の教育は、企業経営、マーケティング、財務管理、人事管理など、幅広い分野にわたります。特にMBA(経営学修士)は、ビジネスリーダーを目指す学生に人気があります。

有名な教育機関
インド経営大学院(IIM)
IIM Ahmedabad
>>https://www.iima.ac.in/
IIM Bangalore
>>https://www.iimb.ac.in/
IIM Calcutta
>>https://www.iimcal.ac.in/

キャリア
 MBA卒業生は、コンサルティング、金融、起業、国際企業の経営層として活躍することが多く、大手企業や多国籍企業から高い需要があります。

強み
実務に即したケーススタディやインターンシップを通じて、即戦力となるビジネススキルが身に付けることができます。インドで学んだ経営学のノウハウを日本企業で生かすことができます。

著名人

・インドラ・ヌーイ(Indra Nooyi)

マドラス大学で物理学、化学、数学を専攻し、その後IIMカルカッタでMBAを取得しました。さらに、米国のイェール大学でパブリック&プライベート・マネジメント(MPPM)を学びました。その後、ペプシコ(PepsiCo)のCEO兼会長として尽力し、ペプシコのリーダーシップのもとで、同社の製品ラインを拡大し、健康志向のトレンドに対応するために改革を行いました。

・ハリシュ・マンワニ(Harish Manwani)

インド経営大学院(IIM)アーメダバード校でMBAを取得し、ユニリーバ(Unilever)のCOOとなりました。彼は40年以上にわたりユニリーバで働き、企業のグローバル化を推進し、特に新興市場での成長に貢献し、現在もいくつかの大手企業の取締役を務めています。

インドは経営学部も人気があり、多くの優秀な学生が世界で活躍しています。将来のキャリアへとしっかりとつながる学問であるため、人気は高く、学ぶ必要性を感じられると思います。


3.医学部(Medical Sciences)


特徴
医学部では、臨床医学、外科、精神医学、放射線学など、幅広い分野の医療専門家を育成します。特に、公衆衛生などに強く、インドの医療問題に関わりのある分野を学ぶことにとても適している環境です。

教育機関
・全インド医科大学(AIIMS)
>>https://www.aiimsexams.ac.in/
・Christian Medical College(CMC)
>>https://www.cmch-vellore.edu/

キャリア
卒業後は医師、外科医、研究者、公衆衛生の専門家などとして活躍し、病院や医療機関、学術機関でのキャリアが開けます。

強み
世界基準の医療教育、実習プログラムが豊富で、国際的にも通用する医師資格が得られます。日本とは違う医療問題を抱えるインドだからこそ学ぶことができることがたくさんあります。

著名人

・アプラ・メフタ(Aparajita Mehta)

AIIMS(全インド医科大学)で医学を学び、その後、公衆衛生学の分野で研究を行いました。

公衆衛生と女性の健康に関する研究で知られ、特に母子健康に焦点を当てた活動を行っています。彼女の取り組みは、農村部や貧困層の女性と子供たちに質の高い医療サービスを提供することを実現のものへとしています。

・アジット・バロト(Ajit Barot)

インドの著名な医科大学で医学を学び、英国でさらなる研修を受けました。

インド国内の医療改革に積極的に関わり、公的医療機関の改善に尽力しています。彼は、公衆衛生に特化し、感染症対策や予防医療の分野での政策立案に携わっています。

医学系の中でもインドは衛生面に関する研究があり、そのような分野に関心のある人にとっては十分な環境が整っています。より専門性を高めたい人にはお勧めです。
 

4.法学部(Law)


特徴


インドの法律学は、憲法、国際法、民事・刑事法に強く、コモンロー(英米法)に基づいた教育が行われています。特に弁護士資格を取得して法曹界に進む学生が多いです。

教育機関

・National Law University(NLU)
・NLSIU Bangalore
>>https://www.nls.ac.in/
・NLU Delhi
>>https://nludelhi.ac.in/


キャリア

卒業後は弁護士、法務専門家、企業法務担当者として働くことが多く、法廷弁護士、企業内弁護士、公共政策アドバイザーなど多様なキャリアパスがあります。

強み

法的知識と実務的なスキルの両方が磨かれ、インターンシップや法廷実習を通じて現場経験が積めるのが強みです。

著名人
・ラーム・ジェートマルーニ(Ram Jethmalani)
シンディ・カレッジ(Sindh College)で法学を学び、その後、ムンバイ大学で法律の学位を取得しました。

インドの歴史に名を残す弁護士であり、複数の重要な裁判を担当しました。彼は刑事事件の弁護人として名高く、インド法曹界で最も影響力のある弁護士の一人でした。また、インドの国会議員としても活躍し、法改正や人権問題にも取り組みました。

・アーロン・ジャイトリー(Arun Jaitley)

デリー大学で法学を学び、インド法曹界で活躍しました。
弁護士としてキャリアを積んだ後、インド人民党(BJP)の政治家として活動しました。彼はインドの財務大臣や国防大臣を務め、経済政策や税制改革に大きな影響を与えました。また、裁判所でも数多くの重要な憲法案件を手掛けました。


法学部で学ぶことで、弁護士や政治家、判事といった道が開けます。インドで法学を学んだ人の中には国際的な人権問題、経済政策、司法改革などに関与した人物もおり、社会に影響を与えることもできる学問です。

5.人文学部(Humanities and Social Sciences)




特徴

文学、歴史、哲学、社会学、政治学、心理学などの学問分野に焦点を当て、インドの多様な文化、歴史、社会問題について深い理解を育むことができます。インドの社会・文化的な研究は世界的に注目されています。

教育機関  
ジャワハルラール・ネルー大学(JNU)
>>https://www.jnu.ac.in/main/
・Delhi University
>>https://www.du.ac.in/
・Tata Institute of Social Sciences(TISS)
>>https://www.tiss.edu/

キャリア
研究者、教育者、ジャーナリスト、国際機関の職員、社会活動家として活躍する道があります。

強み
学際的なアプローチを取り、実地調査やフィールドワークがカリキュラムに組み込まれており、社会問題への深い理解が得られます。

著名人

・アミタヴ・ゴーシュ(Amitav Ghosh)

デリー大学で歴史学を学び、その後オックスフォード大学で博士号を取得しています。

著名な作家であり、小説『Ibis Trilogy』や『The Glass Palace』などで知られています。彼の作品は、インドの歴史や文化、植民地時代の影響を描き、国際的に評価されています。また、エッセイや批評でも広く著名です。

・アニル・ダス(Anil Das)

コルカタ大学で歴史学を学び、その後イギリスでの研究を行いました。

歴史学者であり、特にインドの近代史や植民地時代の歴史についての研究で知られています。彼の研究は、インドの歴史的背景を理解するための重要な資料となっています。


人文学を学ぶことで、文学、歴史、哲学、社会学などの分野で大きな影響を与えることができます。文化的な洞察や社会的な問題に対する深い理解を提供し、様々な形で社会に貢献することも可能です。


6.データサイエンスやAI(Data Science, Artificial Intelligence)


特徴
急速に成長している分野で、ビッグデータの分析、機械学習、AIアルゴリズムの設計に特化した教育が行われています。IT産業が強いインドでは、これらの分野は特に注目されています。

教育機関
・インド工科大学(IIT)
・インド情報技術研究所(IIIT)
>>https://iiitd.ac.in/

キャリア
データサイエンティスト、AIエンジニア、研究者として活躍し、IT企業、金融機関、ヘルスケア企業などで需要が高いです。

強み
最先端技術に触れる機会が多く、業界との連携も強いことから、即戦力となるスキルを習得できます。

著名人
・パルグナ・アグラワル(Pargna Agrawal)
インド工科大学(IIT)デリーでコンピュータサイエンスを学び、その後、スタンフォード大学でAIの研究を行いました。

データサイエンスとAIの研究者であり、機械学習やビッグデータ解析に関する数多くの論文を発表しています。彼女の研究は、自然言語処理(NLP)や画像認識の分野で高く評価されています。

・スニータ・アグラワル(Sunita Agrawal)

バナラス・ヒンドゥー大学でデータサイエンスを学び、その後、米国でAIの研究を行いました。

データサイエンスとAIの実務家として、多くのビジネスインテリジェンスプロジェクトをリードしています。彼女の専門は、大規模データ解析と予測分析です。

データサイエンスとAI(人工知能)は、現代の技術革新の中心にあり、多くの学術的、産業的な分野で重要な役割を果たしています。インドは近年IT産業が急成長しており、そのような環境に身を置きながらこの分野の学問を学ぶことはとても意義があると思います。

まとめ


以上、インドの学部について紹介しました!

もちろんインドの大学は日本人学生にとって簡単ではありませんが、インドだからこそ深めることができる学問もたくさんあると思います。特に、工学、IT系のレベルはとても高いため、インドで学ぶことで大幅に成長できることは間違いないと思います。




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