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インドの超富裕層ってどんな人たち?

ナマステ!
インドでインターンをしている女子大生です👩

今回はインドの人口の上位1%の超富裕層について紹介していきたいと思います。その金持ち差に驚愕です😯😮

超富裕層ってどんな人たち?

インドの富裕層(いわゆる「アッパークラス」や「超富裕層」)は、経済的成功を収めた多様なバックグラウンドを持つ人々で構成されています。彼らは国の経済成長をリードする存在であり、そのライフスタイルや社会的影響力は注目されています。

職業と収入源



起業家や経営者: テクノロジー、金融、製造、ヘルスケア、不動産、エンターテインメントなど、多岐にわたる業界で成功している人が多いです。

IT業界の成功者: 特にバンガロールやハイデラバードなどの都市で、IT産業のリーダーやエンジニア出身の起業家が多いです。

遺産相続者: 伝統的な財閥や家族経営の企業を受け継ぐ人もいます。

教育背景


名門大学(インド工科大学[IIT]、インド経営大学院[IIM]など)や海外のトップ大学(ハーバード大学、スタンフォード大学など)で教育を受けた人が多いです。

ライフスタイル


高級住宅地: ムンバイ(マリーン・ドライブやアルタマウント・ロード)、デリー(ルーティエンズ・デリー)などの一等地に住むことが一般的です。



ラグジュアリーな趣味: 高級車、デザイナーブランド、ゴルフ、ヨットなどに投資。

国際的な旅行: 仕事やレジャーで海外旅行を頻繁に行う傾向があります。

社会的役割


慈善活動: 教育や医療、社会福祉への寄付を行う富裕層も増えています。

政治的影響力: 政治家や政府の政策に影響を与えることも少なくありません。

文化と価値観


伝統と現代の融合: 富裕層の中には、インドの伝統文化を重視しながらも、グローバルなビジネスや生活スタイルを取り入れている人が多いです。

家族志向: 家族の絆を大切にする一方で、次世代には高い教育やビジネスの成功を期待します。

地域的傾向


南インドや西インド(特にムンバイ、チェンナイ、バンガロール)には成功した企業家やIT専門家が多く、北インド(デリーなど)には政治や伝統的なビジネスで成功した富裕層が多い傾向があります。
インドの富裕層は、一部ではグローバルスタンダードに追随する一方で、文化的価値観や地域性を保持し続けている点がユニークです。また、彼らはインド国内外でのビジネスや社会への貢献を通じて、国の未来を形作る重要な存在です。

実際どのくらい金持ちなのか?

続いてインドのお金持ちが実際にどれくらいお金持ちなのか、どのくらいの割合がいるのか見ていきましょう!

1.億万長者(Billionaires)
資産: 10億ドル(約1400億円)以上。
人数: 166人(2023年時点)※インドの人口は14.2億人以上(2023年)
特徴:
世界の億万長者ランキング(例:フォーブス)に名前が載るレベル。
テクノロジー、エネルギー、不動産、製造業、メディアなど、多様な業界で成功。
ムンバイの「アンティリア」(ムケシュ・アンバニの邸宅)のような豪華な邸宅がシンボル的存在。

2.超富裕層(Ultra High Net Worth Individuals, UHNWI)
資産: 3000万ドル(約40億円)以上の純資産を保有。
人数: 約13,000人(2024年時点での推定)。
特徴:
世界的なランキングに入る億万長者も多く、ムケシュ・アンバニ(Reliance Industries会長)やガウタム・アダニ(Adani Group会長)などが有名。
自家用ジェット機、高級ヨット、高級ブランドのアートコレクションを所有。
ムンバイやデリーの超高級住宅に住む。

3.ハイネットワース個人(High Net Worth Individuals, HNWI)
資産: 100万ドル(約1.4億円)以上の純資産。
人数: 約800,000人。
特徴:
高級住宅地に住み、高級車を所有し、子供を海外の名門大学に通わせる。
富裕層向けの銀行サービスや投資ファンドを利用。
仕事で成功した中小規模の起業家や専門職(医師、弁護士など)が多い。

4.中産階級上層(Upper Middle Class)
収入: 年収10万ドル(約1400万円)以上。
特徴:
IT業界や金融業界で高収入を得る人々。
資産規模としては純富裕層に達していないが、高級住宅地での生活や頻繁な海外旅行が可能。

世界で三番目に億万長者が多い



2023年時点でインドには約166人の億万長者(純資産10億ドル以上)がいます。これは世界で3番目に多い億万長者の数です(アメリカ、中国に次ぐ)。インドの億万長者の合計資産は約8230億ドル(約115兆円)に達し、インドの経済に大きな影響を与えています。
主要な業界はテクノロジー、石油・ガス、金融、不動産、製薬業界などが中心となっています。

有名なインドの億万長者


ムケシュ・アンバニ (Mukesh Ambani)
資産: 約980億ドル(約14兆円)。
役職: Reliance Industries Limited(リライアンス・インダストリーズ)の会長兼取締役。
業界: 石油・ガス、電気通信、小売業。
特徴:
ムンバイにある「アンティリア」という世界で最も高価な個人邸宅(約20億ドル相当)を所有。
インド最大の通信会社「Jio」を成功させ、デジタルインフラを拡大。


ガウタム・アダニ (Gautam Adani)
資産: 約620億ドル(約9兆円)。
役職: Adani Group(アダニ・グループ)の創業者。
業界: インフラ、港湾事業、再生可能エネルギー。
特徴:
インド最大の港湾運営会社を所有し、再生可能エネルギー分野で急成長。
一時はアジア一の富豪と評価されたが、企業運営を巡る議論も多い。


シャープ・ナーダー (Shiv Nadar)
資産: 約290億ドル(約4兆円)。
役職: HCL Technologies(HCLテクノロジーズ)の創業者。
業界: ITとソフトウェア。
特徴:
インドのIT革命を牽引した人物。
教育支援を目的とした慈善活動に力を入れている。

ラクシュミ・ミタル (Lakshmi Mittal)
資産: 約200億ドル(約2.8兆円)。
役職: ArcelorMittal(アルセロール・ミタル)の会長。
業界: 鉄鋼。
特徴:
世界最大級の鉄鋼メーカーを運営。
主要拠点はロンドンにあるが、インドの富豪の象徴的存在。

インドの億万長者が直面する課題


経済格差
インドの億万長者は国の経済を牽引する一方で、貧富の差が社会問題として取り上げられている。
上位1%が国の総資産の40%以上を占める状況が続いている。


規制と批判
巨大な資産を背景に、政治との癒着や市場独占の疑惑が生じることも。


今後の展望


インドは経済成長とともに新しい億万長者が増えると予想されています。特に、テクノロジー、再生可能エネルギー、スタートアップ分野での成長が注目されています。億万長者の成功は国際的な影響力を高める一方で、経済格差や社会的責任の問題にも注目が集まっています。

インドの億万長者は、ビジネスだけでなく文化や社会の発展にも影響を与える重要な存在です。

まとめ

今回はインドの超富裕層について紹介しました!
日本にも億万長者はいますがその数は30人前後だとされており、日本で一番金持ちとされている柳井正(UNIQLOの創業者)の資産額は3.6兆円ほどであるとされています。インドの億万長者のすごさがよくわかりますね、、

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