見出し画像

インド英語は慣れれば大丈夫

インドにインターン中の女子大生です👩
今回はインド英語についてお話したいと思います。

インド英語というとアクセントが強すぎて何を言っているのかわからない、そもそも英語を話しているのかわからないと言って様な感想を持つ方も多いかもしれません。それが原因でインド英語に苦手意識を持つ人や、インド英語を避けてきた方も多いのではないかと思います。

そのため、今回はそのインド英語の特徴と慣れ方についてお話していきたいと思います。


インド英語の特徴

独特な発音とアクセント

インド英語と聞くとそのアクセントと発音の違いに戸惑いを覚えることが多く、最初は何を言っているのか全く聞き取れないということもよくあります。

その理由としては、彼らの母語とする言語の影響がかなり大きいです。地方によって話される言語が異なるため、英語のアクセントにも若干の違いがありますが、いくつか共通点があります。

母音の違い
インド英語では、長母音と短母音の区別がはっきりしている場合が多いです。また、例えば「a」が「æ」ではなく「ʌ」の音で発音されることがあります(例: "cat" が「カット」に近い音に聞こえる)。

強調する単語の違い
インド英語では、文中の強調される単語が異なる場合があります。

巻き舌音(rの音)
インド英語の発音では、"r" の音が強調され、巻き舌になることがあります。

thの発音
"th" の音が、 "t" や "d" として発音されることがあります(例: "think" が「ティンク」と聞こえる)。


インド英語独自の語彙やフレーズ

インド英語には独自のフレーズや語彙が使われることが多く、それらがインド英語の理解を妨げる要因となっています。


例えば、以下のようなインド英語独自の言葉が頻繁に利用されます。

Prepone
「前倒しする」という意味。英語では通常 "advance" や "move forward" と言いますが、インド英語では "prepone" が使われます(例: "Let’s prepone the meeting.")。

Pass out
卒業することを指します。英国や米国の英語では "graduate" を使います。

Out of station
町外にいることを意味します(例: "He is out of station.")。

Kindly
依頼やお願いの際に使われる「親切に」という表現ですが、インドではフォーマルな依頼にも多用されます(例: "Kindly send me the documents.")。


どうやって克服するか


今まで見てきたようにインド英語は発音や語彙の違いから何を話しているのか聞き取れないといった状況が起きています。

それではどのようにすればインド英語を理解することができるようになるでしょうか。

解決法はずばり「なれる」です。

正直これしか方法はありません。私たちがアメリカ英語やイギリス英語を理解することができるのは、今までその英語を学んで切ったからであり、インド英語を難しいと感じるのは今までインド英語に触れてこなかったからです。

そのため、難しく聞こえるインド英語も数日聞くだけでだんだん何を言っているのか理解できるようになってきます。

そこで個人的おすすめインド英語リスニングスキルを向上させるための方法をお伝えしたいと思います。

インド人と話す


正直これが一番効果的な方法です。毎日インド英語を話す友人や同僚と会話をすることで、最初は分からなくても、徐々に慣れていくことが可能です。わからないからと言ってめげるのではなく、実際のコミュニケーションを通じて積極的に話をすることで、言葉のリズムやイントネーションを実際のやり取りの中で習得することができます。

一週間もすれば初日と比較してはるかにインド英語を理解できるようになっていると思います。


インド映画(ボリウッド)を視聴する



インドは映画大国であり、インドで制作された映画がたくさんあります。インドの映画ではインド英語の自然な会話に触れることができ、映画を楽しみながらインド英語を学ぶことができます。

私自身インドに来てから英語学習のためにボリウッド映画に触れることが多くなり、インド英語を理解できるようになってきたことはもちろん、ボリウッド映画の面白さにも気づかされました(笑)

インド映画を見たことがない人はぜひ見てみることをお勧めします。たまに突っ込みたくなることもありますが、ダンスや歌がとても迫力があり、見ごたえのある映画がたくさんあります。


YouTubeのインド英語チャンネルを見る



YouTube上にはインドのニュースチャンネルや英語での解説ビデオがとても豊富にあります。インド英語と検索すると動画がヒットするため、お気に入りのものを見つけて、YouTubeでインド英語を学ぶこともお勧めです。


ポッドキャスト


ポッドやストやインド人のスピーカーが出る英語のラジオを聞くこともお勧めです。インドの文化や社会問題をテーマにしたポッドキャストやインタビューを聞くことで、リスニング力が上がることはもちろん、インドに関する知識をつけることもできます。

インドの文化背景を理解する

インド英語の特徴にはインドの文化や習慣がよく反映されています。

例えば、英語の中にヒンディー語やその他の地域言語の単語が混ざることがよくあります。そのような表現がインド英語を難しくさせている要因でもあるため、現地の言葉を学ぶことでインド英語の理解を深めることも可能です。

また、インドの文化や習慣を理解すると、言葉の使い方やニュアンスをより深く理解できるようになります。インド英語も学ぶためにまずはインドについて勉強してみることもありかもしれません。


まとめ

今回はインド英語の特徴とその克服方法について紹介しました。

私の一番のおすすめはインド人とたくさん話をすることです。これが一番手っ取り早く、効率的にインド英語に触れることができると思います。
彼らと話すことで、インドの独特なアクセントを理解することができるのはもちろん、会話の中で使われる現地の言葉や、会話のトピックとしてインドの文化や習慣に関する話をすることでインドの理解も深まります。インド英語に慣れたいのであれば、インド英語を話す人とたくさん交流することが一番の近道だと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?