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日本にいるインド人はどんな人?
ナマステ!
インドでインターンをしている女子大生です👩
今回は日本で暮らすインド人について紹介していきたいと思います。ほかの国と比較すると日本で暮らすインド人の割合はまだそこまで高くありませんが、近年その人数は増加しており、今後も増加することが見込まれています。そんな日本で暮らすインド人は日本でどのような人たちなのでしょうか?
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日本で暮らすインド人
1. 人口と分布
2023年の時点で、日本には約4万人のインド人が居住しているとされています。これは以前に比べて大幅に増加しており、特にIT産業や教育分野での需要がインド人の流入を後押ししています。
多くのインド人は東京、神奈川、千葉、大阪といった大都市圏に集中していますが、特にIT企業が多い東京や横浜市周辺に住む人が多いです。
2. 職業と産業
多くのインド人はITやソフトウェア開発、エンジニアリング、金融、教育といった分野で働いています。特に日本のIT産業はインドの優秀な技術者を求める傾向が強く、企業側も積極的にインド人技術者を招聘しています。
また、日本にはいくつかのインド系企業が進出しており、これらの企業で働くインド人もいます。
3. 教育機関と子供の教育
日本に住むインド人家庭が増えるにつれて、インド式の教育に対応する学校やインド人の子供たち向けのインターナショナルスクールも存在します。これにより、インド文化や言語を学ぶ環境が提供されています。
また、日本の大学で留学するインド人学生も増加しており、日印間の教育交流も進展しています。
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4. 文化と宗教
インド人コミュニティは、日本でのディワリ(Diwali)やホーリー(Holi)といった伝統的な祭りを祝う場を設けており、これらのイベントはインドの文化や宗教を紹介する場としても機能しています。
多くのインド人はヒンドゥー教、イスラム教、シク教などの宗教を信仰しており、日本の各地にはインド系の寺院や礼拝所も点在しています。
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5. 課題と適応
日本の労働環境や文化に適応する中で、インド人移民には言語の壁や文化的な違いによる課題が少なくありません。日本語の学習が必要であるものの、学習機会やサポート体制が限られていることが悩みの一つです。
ただし、日本政府や企業は外国人労働者をサポートするプログラムを徐々に拡大しており、インド人コミュニティも自らのネットワークを通じて情報交換や支援を行っています。
6. インドと日本の経済的なつながり
日本とインドの経済関係が強化される中で、日印間のビジネスチャンスが増加しており、インド人移民にとっても日本での活躍の場が広がっています。
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日本で働くインド人の仕事
1. IT・ソフトウェア開発
インド人労働者の多くがIT・ソフトウェア業界で働いています。エンジニアやプログラマー、プロジェクトマネージャーとして、システム開発やアプリケーション開発、データベース管理などを行うことが一般的です。
日本ではIT人材が不足しているため、優れた技術力を持つインドの技術者に対する需要が高まっており、インド人ITエンジニアの採用が進んでいます。
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2. 金融・コンサルティング
金融業界やビジネスコンサルティングの分野でも、インド人が活躍しています。特に英語が堪能なインド人は、国際的な取引やアジア市場への進出をサポートする役割を担っています。
データ分析、金融リスク管理、ビジネス分析などの職種で専門知識を活かしている人も多いです。
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3. 教育・研究
インド人の中には、日本の大学や研究機関で教員や研究者として働く人もいます。特に理系分野(工学、数学、科学など)でのインド人教授や研究員が多く、研究活動や国際協力プロジェクトに貢献しています。
また、英語教育の需要が高まっていることから、インド出身の英語講師も増えてきています。
4. 貿易・商社
日本企業とインド企業の間の貿易が増えていることから、貿易や商社で働くインド人もいます。これらの仕事では、インドと日本のビジネス文化や商習慣の違いを理解し、橋渡し役として活躍しています。
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5. 飲食業・小売業
日本の大都市には、インド料理のレストランや食材店が多くあり、そこで働くインド人もいます。シェフや店員として、インドの本格的な料理を提供し、日本の人々にインド文化を紹介しています。
6. 通訳・翻訳
インドと日本のビジネス交流が増加する中で、英語やヒンディー語、日本語を使って通訳や翻訳を行う仕事に従事しているインド人もいます。特に、ビジネス会議や文書翻訳の分野で需要が増えています。
これらの職種を通じて、インド人は日本の社会や経済に貢献しており、インドと日本の交流をさらに深めています。
インド人が日本に訪れる理由
1. 職業機会と高賃金
日本では特にITやエンジニアリング分野の人材が不足しており、インドの高度な技術力を持つ人材に対する需要が高まっています。日本企業はインドの優秀なエンジニアや技術者を積極的に採用しており、これが日本への就労を希望するインド人を増やしています。
日本では比較的高い賃金が支払われ、生活水準も高いため、インド人にとって経済的な魅力が大きいです。
2. 日本企業とインドの経済関係の強化
日本とインドの経済関係が強化される中で、日印間の貿易や投資が増加しています。これにより、インドのビジネスパーソンが日本でのビジネスチャンスを見込んで移住したり、日本企業がインド人社員を派遣するケースが増えています。
3. 教育と研究の機会
日本の大学や研究機関では、特に理系分野での教育や研究の機会が多く提供されています。日本政府や大学は、優秀な留学生や研究者を迎え入れるプログラムを進めており、インド人学生や研究者が日本で学んだり研究を行うために渡航しています。
日本の大学には奨学金制度も整備されており、これがインド人学生にとって魅力となっています。
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4. 安全で快適な生活環境
日本は世界的に見ても治安が良く、公共インフラが整備されているため、安心して生活できる環境です。インドに比べて生活インフラが安定している点も、家族連れでの移住に適していると考えられています。
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5. 文化的な興味と生活体験
日本の文化や生活様式に興味を持つインド人も増えており、アニメや日本の伝統文化に惹かれて日本に来る若者もいます。また、実際に日本での生活を体験したいと考える人も多く、インターンシップやワーキングホリデーなどを利用して短期間の滞在を行うこともあります。
6. 日本政府の外国人労働者受け入れ政策
日本政府は少子高齢化による労働力不足を解消するために、外国人労働者の受け入れを積極的に進めています。特に「特定技能」制度や「高度専門職ビザ」などが導入され、インド人労働者が日本で長期的に働きやすい環境が整えられています。
7. 家族の移住や長期的な定住
日本で仕事を持ち、家族と一緒に生活したいと考えるインド人もいます。家族が安心して生活できる環境が整っていることや、インド系のコミュニティが日本でも増えていることから、家族での移住が進むケースも見られます。
これらの要因から、日本はインド人にとって仕事や学び、生活の面で魅力的な選択肢となっています。
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南インド出身のインド人が日本に多い理由
実は日本で暮らす6割ほどのインド人が南インド出身といわれています。インドの人口全体に占める南インド出身の割合は20%程度のため、南インドの人が多く日本に来ていることがわかります。
1. IT産業の発展と南インドのIT人材の多さ
インドの南部には、バンガロールやチェンナイ、ハイデラバードといったIT産業の中心地があり、IT技術者やエンジニアの育成が盛んです。これらの都市にはIT関連の教育機関や企業が集中しており、多くの優秀な人材が育っています。
日本企業はIT技術者を求めているため、南インド出身の技術者が日本で働く機会が多くなっています。
2. 日本企業の採用ネットワーク
日本企業は、インドのIT拠点とパートナーシップを組んで、南インドで積極的に採用活動を行っています。南インドの都市には日本の大手企業がオフィスを構えており、現地の人材をリクルートするケースも多いため、南インド出身者が日本で働く流れが生まれています。
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3. 英語教育が普及している
南インドでは、伝統的に英語教育が普及しており、南インド出身者は英語が得意な人が多いです。日本企業では英語ができるインド人労働者を歓迎するため、英語が得意な南インド出身者が採用されやすい傾向にあります。
4. 工学や技術分野での優れた教育機関
南インドにはインド工科大学(IIT)やインド科学技術大学(IISc)など、質の高い技術系の大学が多くあります。これらの教育機関からは高度な技術スキルを持つ卒業生が輩出されており、日本の企業にとっても魅力的な採用候補となります。
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5. 南インド出身者のネットワーク
日本にはすでに南インド出身者のコミュニティが形成されており、新しく移住するインド人がコミュニティを通じて日本での生活に適応しやすくなっています。特にチェンナイやハイデラバードなどの出身者が日本でネットワークを築いており、彼らのつながりが新しい移住者を引き寄せる要因となっています。
こうした要因から、南インド出身の人が日本で活躍するケースが多く、南インド出身者の増加に繋がっています。
まとめ
今回は日本に暮らすインド人について紹介しました!
まだ日本で暮らすインド人の数はそこまで多くないですが、これからさらに多くのインド人が日本に訪れることが予想されています。
日本で働くインド人の数も増えていくため、さらなる異文化理解が必要となりそうですね!