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リティク・ローシャン主演『火の道』ブルーレイ、1/10発売!

インド映画の特集上映「インディアンムービーウィーク」にて上映した『火の道』。『人生は二度とない』(2011年)と、『バンバン!』(2014年)の間に公開された作品で、リティク・ローシャンが「父の復讐に燃える青年」という、これまでにないタイプの役を演じた作品です。インドでの公開時は大ヒットし、多くの映画賞に輝きました。同作品のブルーレイを、直販サイト「SPACEBOXオンラインストア」などにて、1月10日(金)に発売します。

©Dharma Productions ©Eros International

作品紹介

〝火の道を行け 休むことなく 振り返ることなく〟

本作は、アミターブ・バッチャンの名演が語り継がれる同タイトル作品(1990年/監督:ムクル・S・アーナンド/未)のリメイク。麻薬マフィアに父を殺された青年の復讐ドラマに、家族愛、ロマンスなどさまざまな要素が詰め込まれた娯楽作品です。人気俳優のリティク・ローシャン、プリヤンカー・チョープラーがメインキャストを務め、実力派のサンジャイ・ダット、リシ・カプールが脇を固めます。2012年のインド公開時、オリジナルを超える作品と高く評価され、ヒンディー語作品の年間興収5位の大ヒットとなり、多くの映画賞を受賞しました。

日本では、2012年・第25回東京国際映画祭「アジアの風」部門で初上映され、2023年にはインディアンムービーウィーク(主催:SPACEBOX)にて上映されました。

タイトルは、詩人ハリヴァンシュラーイ・バッチャン(オリジナル作品の主人公を演じたアミターブ・バッチャンの父)の作品から取られています。

公開当時、リティク・ローシャンは本作の撮影を振り返り、「これまでのキャリアの中でもっとも過酷な現場で、腰を痛め、かなり疲弊した」と語っています。サンジャイ・ダット演じるカンチャーとのファイトシーンでは演技中に負傷。そのまま演技を続け、その場面は本編に使われ、リアルすぎるファイトシーンが完成したというエピソードがあるほどです。

※年間興収データ出典:’Bollywood Hungama’ https://www.bollywoodhungama.com/box-office-collections/worldwide/2012/

ストーリー

ボンベイ(現在のムンバイ)沖の小島。ヴィジャイは、教師の父から人生訓として「火の道」という詩を教わり育つ。だが父は、村長の息子カーンチャーの麻薬ビジネスに反対したため殺人の濡れ衣を着せられ、彼に殺害されてしまう。ヴィジャイは母とともに逃れたボンベイで、警察官を殺し、麻薬マフィア、ラーラーの手下となる。15年後、裏社会でのし上がったヴィジャイは、父の敵を討つため、カーンチャーの前に現れる。

©Dharma Productions ©Eros International

〈キャスト〉

リティク・ローシャン 『バンバン!』『スーパー30 アーナンド先生の教室』
リシ・カプール 『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』『命ある限り』
サンジャイ・ダット『K.G.F. Chapter 2』
プリヤンカー・チョープラー『マトリックス レザレクションズ』『バジラーオとマスターニー』

©Dharma Productions ©Eros International
©Dharma Productions ©Eros International

〈スタッフ〉

監督:カラン・マルホートラー
脚本:カラン・マルホートラーほか
製作:ヒルー・ジョーハル、カラン・ジョーハル
音楽:アジャイ-アトゥル 『スーパー30 アーナンド先生の教室』
ジャンル:ドラマ、アクション、ロマンス
日本語字幕:松岡環 【字幕協力】東京国際映画祭
2012年 /インド /ヒンディー語 /174分 /PG12

©Dharma Productions ©Eros International

【商品情報】

発売日:2025年1月10日
価格:5,280円(税込)
封入特典:ポストカード1枚
発売・販売元:SPACEBOX
©Dharma Productions ©Eros International

©Dharma Productions ©Eros International

【直販サイト】

SPACEBOXオンラインストアにて、1月10日(金)10時より販売します。

※作品の上映劇場などでも販売予定があるほか、SPACEBOXが運営するレストラン、「南インドキッチン虎ノ門ヒルズ店」の店頭でも販売します。

▼大ヒットした劇中ソング、「Chikni Chameli(色っぽい美人がやってきた)」。カトリーナ・カイフがダンス出演しています。こちらは最近公開された4K版ですが、オリジナル版は再生回数4億回超えの人気曲!

【その他のSPACEBOXリリースDVD・BD作品】

SPACEBOXは、劇場公開作品やインディアンムービーウィーク上映の人気作品など、20を超える作品のDVD・BDを、自社直販サイト「SPACEBOXオンラインストア」にて販売しています。

国や宗教の壁を乗り越え、全世界を笑いと涙に包んだ大ヒット作
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(原題: Bajrangi Bhaijaan)

©️Eros International ©️SKF

監督:カビール・カーン
出演:サルマン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、ナワーズッディーン・シッディーキー
2015年/ インド/ ヒンディー語/159分
※再プレス版

多くの映画賞に輝いた、ノスタルジックな純愛ドラマ
『❜96』(原題:❜96)

©︎ Madras Enterprises

監督・脚本:C.プレームクマール 
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、トリシャー・クリシュナン 
2018年/インド/ タミル語/ 158分/ 
※映像特典:「愛 この大いなる思い(Anthaathi)」ミュージックビデオ(日本語字幕付き)

贅を尽くした映像美で描く、古典ロマンス
『デーヴダース』(原題:Devdas)

©Red Chillies Entertainment ©Mega Bollywood ©Eros Worldwide

監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
出演:シャー・ルク・カーン、アイシュワリヤー・ラーイ、マードゥリー・ディークシト
2002年/インド/ヒンディー語/ 154分

少年たちの自由を賭けて 光と闇が激突する! Wヴィジャイ主演のアクションドラマ、『マスター 先生が来る!』(原題:Master)

© B4U Motion Pictures © Seven Screen Studio © X.B. Film Creators

監督・脚本 ローケーシュ・カナガラージ
出演ヴィジャイ、ヴィジャイ・セードゥパティ
2021年/インド/タミル語/179分/ PG12

2021年に始まった自主レーベルからのDVD・BDリリースは、20作品を超えました。在庫がある作品はすべて、オンラインストアにて販売しています。

▼購入はこちら

【インディアンムービーウィーク(IMW)とは】

インド映画に特化した映画配給会社SPACEBOXがセレクトした作品を、日本語字幕付きで上映する特集企画です。映画大国として知られるインドから日本未公開作品を中心に紹介し、インド映画の多様性を味わえる企画を組んでいます。2025年は1月17日(金)より、キネカ大森にて開催します。


本作は2012年・第25回東京国際映画祭で日本プレミア公開され、カラン・マルホートラ監督が、本作のスタッフでもあるエクター夫人とともに来日し、上映後のQ&Aセッションに登壇しました。製作にまつわる興味深いエピソードも披露されていました。

1990年に公開された『火の道』オリジナル作品はインドでの公開時、作品評は高かったものの動員が伸びませんでした。作品の成功を信じていたプロデューサーのヤシュ・ジョーハル(1929-2004)は、興行の失敗に深く落胆。息子のカラン・ジョーハルは、「父が力を注いだ作品を改めて世に知らしめたい」とリメイクの企画を温めていました。自身の監督作品『マイ・ネーム・イズ・ハーン』(2010年)撮影中、助監督として同作の撮影に加わっていたカラン・マルホートラーにその話をしたところ、オリジナル作品の大ファンだったマルホートラー監督が即決。ストーリーやキャラクターにマルホートラー監督が手を加えたリメイク版は、2012年に公開され、大ヒットとなりました。脇を固めたサンジャイ・ダットは役作りのため初めて頭を剃り、リシ・カプールは俳優キャリアにおいて初めて、ネガティブなキャラクターを演じ、多くの映画賞を獲得。キャスティングの良さもこの作品の魅力です。リメイク版が大ヒットしたことで、カラン・ジョーハルは「父の雪辱を果たすことができた」と話しています。父の復讐がテーマの作品をめぐる、プロデューサーの父と息子の隠れたエピソードです。