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住宅ローンの返済期間どう考える?進む二極化
住宅ローンと言えば35年…
のイメージですが、実はこの期間は選べるのです。
最近、住宅ローンに関する不安や悩みを抱えている方が、多いのではないでしょうか。マンション価格の高騰や金利の上昇といったニュースを耳にするたびに、「どうやって返済しよう」と考える方も多いでしょう。事実として「負担」も増え「不安」も増えているはずです。
将来の計画を立てるときに、「返済期間」というのを変数として捉え、あなたのニーズに合った返済額を抑える2つの選択を考えてみてください。この記事では、それぞれのメリットや注意点を分かりやすく解説していきます。あなたのライフスタイルに合った方法を見つける参考になればと思います!
住宅購入の負担で不安が増す
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冒頭の通り、日本では、
住宅購入の「負担」と「不安」が大きくなっています。
その背景にあるのは、マンション価格の高騰ーー。特に都市部では、2010年に比べて2倍近くに達している地域もあり、購入する際の経済的「負担」が大きくなっています。
それに加えて、金利上昇の影響もあり、今後さらに負担が増す「不安」があります。本当に返済できるのか?という住宅購入に対する不安が募っているの事実です。
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このような状況の中で、多くの人が月々の返済額を抑えようとする動きが強まっていて、住宅ローン返済期間の2極化が進んでいます。具体的には、固定型住宅ローンのうち、期間35年超の割合が増えていて、20年未満の割合も増えている。その間が減っている構図になります。
住宅ローンの返済期間が二極化している背景には、返済額を減らすために、「1️⃣ 返済期間を長くとって、月々の返済額を抑える」か、「2️⃣ 返済期間を短くして、金利負担を減らす」ことです。
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1️⃣ 返済期間の長期化
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まずは、返済期間を長くとる方法。
この背景には、月々の返済額を減らしたいというニーズがあります。長期化のニーズを受け、最長50年の住宅ローンを提供する金融機関が相次いでいいて、23年8月には住信SBIネット銀行、24年3月には楽天銀行が取り扱いを開始しました。
🔍長期化の実例🔍
・世帯年収1000万円
・6000万円の新築マンション購入
月々の返済額(4万の差):
・35年(金利0.32%)の場合、返済額約15万円/月
・50年(金利0.47%)の場合、返済額約11万円/月
返済総額(400万の差):
・35年の場合、約6300万円
・50年の場合、約6700万円
従って、長期化は、今すぐの生活を楽にしたい人には適した方法ですが、長期的な利息負担も考慮する必要があります。
2️⃣ 返済期間の短縮化
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一方、金利上昇を見据えて利息負担を減らしたい方には、
返済期間の短縮化が有効です。
特に、夫婦ともに高収入の「パワーカップル」などは、こうしたデメリットを回避して短期返済を志向する傾向が強いよう。短期的な負担は増えても、早く返済を終わらせたいというニーズが強まっています。
余談ですが、住宅ローンの特徴として(元利均等返済の場合)、ローンの前半期間に利息の大部分を支払うこととなります。後半にかけて、利息分が減るということ。これは、35年でも20年でも前半が大事なのは同じです。
今後、日本でどれだけ、どれくらいのペースで金利が上昇するかは神のみぞ知るですが、それをさらにギュッと凝縮させて利息分を減らしたいニーズ。
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自分にあったものを見つけよう
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住宅ローンをどう組むかは、個人のライフスタイルや将来設計に大きく依存します。毎月の返済額をできるだけ減らしたいのか、それとも早めにローンを完済してしまいたいのか、まずは自分がどのような生活を望んでいるのかをしっかりと考えることが大切です。
1️⃣ 長期化を選ぶべき特徴
・月々の負担を1〜2万円でも減らしたい
・そのお金を長期運用に回したい
2️⃣ 短縮化を選ぶべき特徴
・毎月の返済額に余裕がある
・将来の金利上昇リスクを最小限にしたい
・住宅ローンの”借金”から早く開放されたい
また、将来の金利上昇や住宅市場の変化を見据えながら、計画的にローンを組むことが、今後の安心に繋がります。どちらの選択肢にもメリット・デメリットがあるため、自分にとって最適な方法を見つけましょう。
🏃♂️ 行動に移そう
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いかがだったでしょうか。
今回は住宅ローンを検討している方に、「返済期間」という変数をご紹介しつつ、メリットデメリットを紹介してきました。
マンション価格や金利の上昇を不安視する方も多いかもしれませんが、しっかりとした情報収集と計画を立てることで、不安を軽減することができます。月々の返済額を減らす長期ローン、あるいは金利負担を抑える短期ローン、自分に最も合った方法を見つけて、安心して住まいの購入を進めていきましょう。
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