5W1Hはもう古い⁉ これからは7W1H!
最近、オンライン英会話を頑張っているINDEE Japanの岡本です。
自分で頑張っていると言ってしまうのはアレかもしれませんが (笑)、自分で自分を褒めながら継続を頑張っています。
先日オンライン英会話で、WH Questionsのレッスンがありました。
5W1H、みなさんも英語の授業で覚えた経験ありますよね?
レッスンを受けた後に、INDEE Japanのメンバーと話すことがあり、「やっぱりビジネスも5W1Hが大事ですよね~」と何気なく言ったところ..........
返ってきた返事は、「岡本さん、それ古いから」。
……………...え?古い?え?????
なんですと!!!!!
と、頭がハテナでいっぱいになっている私に、「ビジネスでは7W1Hだよ」と。
7W1H????????
みなさんは、7W1H知っていましたか?
今日は、7W1Hについてお伝えします!
▶受験対策に必要なコツは4W1H
まずは文章の公式で思い浮かぶのは、大学受験対策などでよくいわれる現代文のコツです。予備校などで、受験対策として分析や公式を教えられた経験がみなさんにもあるかもしれません。
小説問題の大半は傍線問題という文章の意味するところを答えさせるものということ。しかも、その傍線は主人公の心情に変化があったり複数の感情が入り混じった所に引くのが出題者の傾向として強い。つまり、回答欄には心情を2つ書くのが必勝パターンと教わることが多いですね。
整理すると、この受験テクニック的な力は4W1H力かもしれません。事実をWho(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) How(どのように)という事実を整理する力だからです。
▶ビジネスでのコツは7W1H
さて、受験では役立った4W1Hや、学校で教わる5W1Hですが、ビジネスの場面、特に商品開発などの場面では役立たないことが多くあります。
なぜなら、すでにある製品の品質を高めるのは、4W1Hで問題事象を捉え、解決して行くことが求められるますが、新たな価値を提案するには人の心を洞察し、まだ明確になっていない問題を浮かび上がらせる道のりを歩む必要があるからです。
その道のりの最初の問いはWhy(なぜ)。現在の事実の背景を探る質問は未来創造のきっかけとなるからです。さらに、Why Not? と What If?と組み合わせた 3W が創造的な質問のコツです。
Whyは「コト」の本質を探る問いであり、創造の初動です。
なんかとてもカッコ良い表現のになってしまいましたが (笑)、子どもは「なぜ?」「どうして?」と聞いて、その答えを知ることで成長しますし、大人になっても何か課題を見つけて解決するときや新しいアイディアを考えるときにも、「なぜ?」という問いがスタート地点になりますよね。
「なぜ、パソコンにはファンが付いていないといけないのか」と、スティーブジョブスはしつこく聞いたそうです。
Why Not? (なぜ、そうしない)とWhat If?(もし、そうしたら) はより良いものの仮説で、創造したものの提案です。
▶まとめ
もちろん、基礎力の4W1H力も大切です。実を捉える力が低いと、問題が発生したところで感覚的に物事を捉えてしまい、改善する機会を損なってしまうから。
しかし事実は過去のものなので、そのまま未来を創造するような力にはならないのでビジネスでは7W1Hの考え方が必要になってきます。
世の中の動向に敏感で、ビジネスアイデアが豊富に生み出せる人を「アンテナが高い人」と表現することがあります。そういう人は単に4W1Hだけを見ているのではなく、WhyやWhat Ifを常に見ていて、まさに3W力を4W1H力に加えることで7W1Hという強力なアンテナが手に入れているんですね。
クリステンセン他はInnovator’s DNA(邦訳『イノベーションのDNA』)にて4W1H力のような既存業務の遂行能力を「実行力」、3W力のように創造性を部分を「発見力」というスキルセットに分け、イノベーションのDNAと呼びました。優れた起業家や社内ベンチャーのリーダーは「実行力」が平均的であったとしても、必ず「発見力」備わっていたのです。
イノベーションのDNAをセルフチェックするイノベーション力診断も興味のある方は是非受けてみてくださいね!
では、また次回お会いしましょう!!