感想: 中公新書「都市の鳥の生態学」、と余計なおまけ(1,736字)
「都市の鳥の生態学」(唐沢孝一著, 2023年, 中公新書)を読んだ。
中公新書って文系のイメージが強いですが、出てくる生物系の本はいずれも面白いですね。中にはかなり専門的なものもあるけれど、この本は「自然が好き」くらいの人に薦められると思う。海深く、山深く入らんでも「面白い自然」というものはそこらにある、ということがよく分かる本です。
著者は東京都心とその周辺でどういった鳥が観察されるのか、またどういった生活を送っているのか、長年の観察の結果をまとめている。街の鳥、という