いんこめ

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最近の記事

ガーシー除名で思った、「なにかやってくれそう」で投票するのはやめようというお話。

72年ぶりの除名NHK党のガーシー参議院議員が国会をサボったということで2023年3月15日に議員を除名になった。 過去に除名処分になった議員は2名(1950年に小川友三参議院議員、 1951年に川上貫一衆議院議員)で、ガーシー氏は3人目ということになった。過去の2例はいずれも戦後の日本が焼け野原から立ち直る時代の出来事であり、除名がいかに異例かということがわかるだろう。実際、今回の処分は一度は「議場での陳謝」でまとまったものの、それをガーシー氏が拒否したため、除名になった

    • 内輪の論理は世間でボコボコにされるよというお話。

      温泉旅館の社長、呑気すぎねえか? 福岡県の老舗温泉旅館が温泉のお湯を年に2回しか入れ替えず、レジオネラ菌を大発生させて県からド叱られたということがニュースになっている。 県の条例では週に一回入れ替えろということになっていたようだが、社長が盆と暮れだけやりゃええわと横着したため、日本中で大炎上となり、昭和天皇やヘレンケラーが泊まったとされる旅館の信用は地に落ちてしまったのである。 それにしても印象的なのは、旅館の社長の異様な呑気さである。記者会見では以下のようなコメントを

      • 偉そうに男女平等を叫ぶマスコミはちっとも女性を登用していないお話。

        意外に古いぞ、男女雇用機会均等法 雇用における男女差別を禁止する法律である、「男女雇用機会均等法」が制定されてから何年経っているか皆さんはご存知だろうか。 答えは「38年」である。(1985年、改正前の勤労婦人福祉法を含めると50年) 従来日本では、「男が家計の大黒柱になり、女は家庭を守る」という性的役割が非常に根強かったものの、男女平等意識の高まりや、少子化で働き手が減少していることから、「男女ともロールをシェアしあおう」という流れが最近の世の中の主流である。 社説

        • 飲食店炎上を踏まえたネット・現実の生き方のお話。

          飲食店炎上、ぞくぞく発掘 2023年に入り、飲食店で奇行をして炎上するケースが多数観測された。代表的なケースを10個上げると以下の通りである。 スシローの醤油さし、湯呑ペロペロ はま寿司で他人の注文した寿司に勝手にワサビを乗せる 資さんうどんで共有スプーンで天かすを食べる ココイチの福神漬直食い 焼肉屋で使用済みの爪楊枝を戻す スシローで醤油と甘ダレを混ぜる 松のやで箸ペロペロ 吉野家で紅生姜直食い はま寿司のガリ直食い マックの感染対策アクリル板をペロ

        ガーシー除名で思った、「なにかやってくれそう」で投票するのはやめようというお話。

          天皇誕生日に振り返るべきこと。

          2月の天皇誕生日、まだ慣れない。 今日は天皇誕生日である。令和になって5年も経つが、いまだに12月が天皇誕生日であるという感覚が身体にしみついてしまっていて、2月の天皇誕生日に慣れていない自分がいる。 今年の天皇誕生日はコロナで行われていなかった一般参賀も行われたようだ。少しずつ世の中が「普段どおり」に戻り始めている現象のひとつなのかもしれない。陛下が仰せのとおり、国民一人一人にとって「穏やかな春」が訪れることを願わずにはいられない。 感動するその前に。 天皇陛下は記

          天皇誕生日に振り返るべきこと。

          AIが文章作る時代に人間がnoteを書きはじめたお話

          ChatGPTくん、すげーっすね。 今のネット界隈でホットな話題の一つがOpenAI社がこしらえたChatGPTだ。質問を入れるとめちゃくちゃ上手い文章で回答が返ってくる。「こういうテーマで小説作ってくれや」と言えば小話くらいは楽勝で作れるし、「取引先に謝るメール作って」と言えば、気が重いメール作成作業の7割くらいはAIがやってくれて、ちょっと修正を入れれば謝罪メールの出来上がりだ。 となるといつも議論にあがるのが、「AIに人間のお仕事が奪われるのかどうか」である。ツイッ

          AIが文章作る時代に人間がnoteを書きはじめたお話