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吉本ピン芸人佐久間一行&はいじぃの魅力について微熱混じりに語ってみる【アゴイオン会】【よい〜ん会】

7月6日。大宮ラクーンよしもと劇場へ、トークライブを観に行ってきた。
ライブ名は『アゴイオン会』と『よい〜ん会』。
基本隔月の第1土曜日に定期的に行われている。
最近ちょくちょくお笑いライブに行くようになったのだが、1番好きなのはこのライブかもしれない。

前に座る人の大きさによって見えやすさが決まる劇場

『アゴイオン会&よい〜ん会』とその出演者の魅力について、知っている人はもちろん、むしろあまり知らないよっていう人にも向けて、なるべく冷静に、でも少しだけ熱く語ってみようと思う。

出演者1人目は、佐久間一行さん。

R1グランプリ2011で、大会史上伝説に残る名作『井戸のおばけ』の他、フリップネタ、1人コントと計3本の異なるジャンルのネタを披露して、優勝を勝ち取る。

現在新宿ルミネや大阪なんばグランド花月など、全国の劇場で年間を通してエグイ量のステージに出演しながら、自身の月1ライブ、毎年恒例の新作単独ライブ(東京のチケット取れなかったよ😭)を行い、また得意なイラストを活かしたアート展なども開催している。

かわいいグッズも色々出ている!

さらに近年は千鳥の『クセスゴ』に、日谷ヒロノリなどのキャラものや、芸人のプロデュースなどで頻繁に出演中の、天才ピン芸人だ。

作り込まれたコントやフリップネタや歌ネタなど、ほんとに面白い。
佐久間一行を評する際に最近よく目にする「誰も傷つけない笑いだから好き」。確かにまあそれは間違いないのだが、別に誰も傷つけないからとかじゃなくて、単純に面白いから好きなんだよなーと個人的には思っている。

以前から存在は知っていたし、R1もリアルタイムで観ていた記憶があるが、後述のはいじぃさんの動画経由で今年ぐらいから急激にどハマりし、今では自分の数少ない推しの1人になった。

2人目は、はいじぃさん。

テレビでの露出こそ少ないものの、約10年前に無名状態から始めたYouTubeチャンネルで食べ歩き動画が大バズりし、今や登録者数110万人(2024.7現在)に迫ろうとしている。

既にテレビで知名度のある芸人の100万人越えは驚かないが、はいじぃさんのようなケースは数多いる吉本芸人の中でも前例がないだろう。

仕事をYouTubeの活動に全振りするにあたって、かつて構成作家にならないかと吉本に打診される程だったネタ作りや、R1への挑戦、ネタライブの出演などからシフトチェンジすると決めた10年だったそうだ。

10年間途切れることなく動画を上げ続け、視聴者の信頼と人気を積み重ねた結果、吉本きってのレジェンドYouTuberピン芸人に登り詰めた。
また吉本の学校ではYouTubeの講師も務めている。

食べることが大好きな自分は、飲食店を調べている際に、たまたま検索に出てきた動画を観たのがきっかけで、はいじぃさんを知った。
この人のしゃべりは絶対素人じゃない、一体何者?と不思議に思い調べた結果、吉本のピン芸人であることを知った次第だ。
それが1年前ぐらいのことで、そこから週5日欠かさず動画を視聴している。

『アゴイオン会』と『よい〜ん会』は、基本この2人だけで進行していく。

2人は東京吉本NSCの2期生と3期生という間柄。どちらも40代(2024年現在)で、年齢ははいじぃさんが2歳年上であるが、佐久間さんが先輩、はいじぃさんが1年後輩という形になる。

吉本の(芸人、芸能人全体そうなのかな?)年齢関係なく芸歴長い人が絶対的な先輩というシステム、なかなか独特な感じがする。
会社だと年齢で敬語とか使い分けてる人が多い印象なので。

冒頭のライブ名『アゴイオン会』と『よい〜ん会』、この2人を知らないとなかなか意味不明なタイトルだろうと思う。

出演者の1人、はいじぃさんはアゴに若干の特徴を持たれていて(なんだこの言い方)、はいじぃさんのアゴを触ると幸運が訪れると言われている。←ってWikipediaに書いてあったよ。

そんなはいじぃさんのアゴから出るマイナスイオンをみんなで浴びる会→略して『アゴイオン会』というのが由来らしい。命名は佐久間さんだ。

『よい〜ん会』とは、よい〜ん=余韻のことで、60分間のライブの後の余韻を楽しむ30分の会→『よい〜ん会』ということだ。

ライブは2部構成になっていて、チケットもそれぞれ別になっている。
だから両方観る人が大半だとは思うが、片方だけ参加しても別に構わないという、珍しいスタイルになっている。
また配信も行っていて、臨場感はライブに敵わないものの、会場に足を運べなくても視聴が可能だ。

チケットはそれぞれ分かれている

アゴからかどうかはともかく、この2人が揃うところにマイナスイオンが発生するのは間違いない。
公私共に20年以上(30年近く!?)の付き合いがある2人の会話や穏やかな空気感が、観ている者を幸せオーラで包み込むのだ。
穏やかな空気と笑いは共存するのか?
共存するんです。

そんな2人の様子は、はいじぃさんのYouTubeチャンネル『はいじぃ迷作劇場』と、佐久間さんのYouTubeチャンネル『佐久間一行チャンネル』の中で度々コラボ動画が上がっているので視聴することができるのだが、コラボなんて商業的な言葉が到底似合わない。

自分より年上の(近いけどね)2人に対して使用する言葉ではないのだが、「微笑ましい」のだ。
仲の良い小学生の男の子2人が公園や川で遊んでいる様子を微笑ましく見守る感じ。
高校生や大学生のノリじゃない、小学生というところがポイントだ。

厳密には無邪気な小学生感溢れているのが佐久間さんで、それに冷静にツッコミながらも実はめっちゃ一緒に楽しんでるはいじぃさん、というのが正しいの図式かもしれない。

2人が信頼し合っていて、心からリラックして楽しそうなのがダダ漏れなのだ。
観ていると自分もそこに参加したくなってしまうし、うらやましくて仲の良い友達に会いたくなってしまう。

そして、さすが芸人さん。素材だけでなく編集も素晴らしくて、ちゃんとしっかり面白い。

そもそも『アゴイオン会』のコンセプトは、佐久間さんとはいじぃさんが、プライベートで遊んでいる時に喫茶店でおしゃべりする様子を再現する。というものなので、2人の動画が大好物な自分にとって、このライブが面白くないわけがないのだ。

ライブではフリートークの他、「パン好きの2人が気になるパン屋でパンを買って公園で食べる」という、はいじぃさん編集の大人気企画動画が2人の生コメント付きで上映される。

パンを買って公園で食べるだけの動画が面白いのか?
面白いのです。
笑えるし、ほんと癒し効果がとんでもないのだ。
観たらたぶんこの2人のことを好きになると思う。

上映された動画は、次のライブ直前にはいじぃさんのYouTubeチャンネルにアップされることが多く、ライブに参加していると一足早く動画を観れるお得感もある。

さらに『よい〜ん会』では、公園等での対決動画の上映があり、こちらはあまりYouTubeにアップされないため、基本ここでしか観れない貴重な動画となっている。

2人とも多忙で、はいじぃさんは既婚者で子供もいるし、若手の頃のようにプライベートでしょっちゅう集まって遊べなくなっていると話していた2人。だから、2人にとってもたぶんこのライブや一緒の動画撮影は、貴重な時間になっているんじゃないかと勝手に推測する。

天才ピン芸人の超絶リラックスモードと、トップYouTuberピン芸人のレアな舞台。

超おすすめなので、気になった方はまずはYouTubeから視聴されてみてはいかがでしょうか。(はいじぃさんの動画の締め風文言)

長々と書いてしまったけど…

伝われ〜🙌(佐久間さんのギャグ(?)フレーズ)

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