キリンジ(KIRINJI)のtiny desk concerts japanを観て思ったこと
※この記事はAmazonアソシエイトのPRを含みます。
NHK総合で10/8に放送された音楽番組tiny desk concerts japanを視聴した。
tiny desk concertsとは、狭いオフィスの机にアーティストとバンドメンバーがギュッと集まってコンサートを行うというコンセプトの、アメリカ発の人気音楽コンテンツ。
その日本版が今年から放送開始されたという形だ。
NHK WORLD JAPANとNHK総合で放送されている。
NHK総合での放送は2回目。
1回目のアーティストは藤井風、2回目のアーティストが今回のキリンジとなる。
NHKさんよく分かってますね、私の好みを😆
まあ、国外でも音楽的に評価されているアーティストという基準なのだろう。
自分の音楽リスニング遍歴を考えた時に、キリンジ前キリンジ後とはっきり分けることができるほど、自分にとってキリンジは特別なアーティストだ。
キリンジを知ったことで、どれだけ音楽リスニングの幅が広がったかわからない。
自分がめちゃくちゃよく聴いていたのは2人組兄弟ユニットとして活動していた、いわゆる“アーリーキリンジ”時代。
1stアルバム『ペイパードライヴァーズミュージック』は死ぬほど聴いたし、今も聴き続けている。
弟の堀込泰行さんが脱退後、兄の堀込高樹さんを中心としたバンド編成時代(コトリンゴも在籍していた)を経て、現在は高樹さんのソロプロジェクトとなっているキリンジ。
アーリーキリンジ時代、ボーカルは弟の泰行さんで、兄の作った曲を正しい解釈で歌いこなせるのは弟以外いないと思っていた。
そんな泰行さんが脱退すると知った時、あまりにショックで目の前が真っ暗になった。
兄弟ともに作詞作曲を行い、どちらの楽曲も好きなのだが、どちらかと言えば兄派な自分(1番有名なのは弟作の『エイリアンズ』だと思うが)。
それぞれ楽曲の個性は異なっていても、プロデューサー富田恵一さんの手腕(トリートメント)もあって、キリンジというパッケージに上手く収まっていた初期のワーナー時代3部作。
セルフプロデュース時代に突入するに従って、それぞれのフィールドで活動したくなるのは必然で無理からぬことだったのかもしれない。
堀込高樹さんの鬼才と表現するに値する作詞・楽曲センスは唯一無二過ぎて、何気ない日常の風景までも異質なものに見せてしまう不思議な力がある。
でもボーカルに関しては、声はいいけどお世辞にも上手いと言い難かったお兄ちゃん(ごめんなさい💦でもほんとに初期の、1stアルバムの渋谷クラブクアトロのライブから観てるので許してください…)。
その後バンド時代にリードボーカルを取るようになり、ソロプロジェクトになり。
tiny desk concerts japanを観て改めて思う。
お兄ちゃんほんと歌上手になったね(ごめんなさいごめんなさい上からっぽい言い方で💦💦)。
ライブでは、もはや元々兄ボーカルだったかな?と錯覚したりする曲もある。
デュエット形式で歌っていた『悪玉』も、もう1人ボーカルでも違和感ないのは、なかなか感慨深いのだった。
ワーナー時代3部作
ペイパードライヴァーズミュージック
1stアルバム。これほど衝撃を受けたアルバムはない。
47'45"
2ndアルバム。こちらもアルバム全体を通してとんでもない完成度。
3
『エイリアンズ』収録で、このアルバムを1番に推す人も多い。デュエット曲『悪玉』も。
アーリーキリンジラストライブDVD
KIRINJI TOUR 2013~LIVE at NHK HALL~ [DVD]
NHKホールでのアーリーキリンジラストライブ😭ちょっとでも気になってる人はマストです。