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タレ不要のラーメン——素材の旨味だけで完成する一杯
ラーメンのスープは「タレ」が命——そう思っていた時期があった。
でも素材の持つ旨味を極限まで引き出せば、タレに頼る必要はない。むしろタレを使わないからこそ、素材の味がストレートに響いてくる。
今回は、タレを一切使わず、塩だけで調整するラーメンを作った。
スープ:旨味の極み
ベースは鶏むね肉と野菜を塩漬けし、昆布・ポルチーニ茸・生ハムでとったスープ。
塩漬けした鶏肉と野菜からは、雑味のないクリアな旨味が抽出される。
昆布のグルタミン酸、ポルチーニ茸のグアニル酸、生ハムのイノシン酸が重なり、タレに頼らない深い味わいに仕上がる。
塩で味を整えるだけで、驚くほど完成されたスープになる。
具材:シンプルながら贅沢
鶏チャーシュー:低温調理でしっとり仕上げる。スープとの一体感を大切に。
生クリーム味玉:まろやかさとコクをプラスするアクセント。
スープを活かすため、余計な味付けはしない。
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締めのご飯:最後の楽しみ
スープを味わい尽くすための締めとして「鶏ご飯」を用意した。
炊きたてのご飯に、フォンドヴォー醤油とトリュフオイルをかける。
まずはそのまま、香りと旨味を感じる。
次に、ラーメンのスープをかけて雑炊風に。
スープとご飯が一体となり、最後の一口まで満足感が続く。
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この一杯を商品化したい
このラーメンは、タレに頼らず素材の旨味だけで成立する一杯。
だからこそスープの透明感と深み、食べたときの余韻が格別。
「ラーメンの概念が変わる」
そんな一杯を目指して、この味をもっと多くの人に届けたい。