![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160419476/rectangle_large_type_2_4649b285309e04734443dde7044f23e0.png?width=1200)
【アーセナル】24-25 第10節 ニューカッスル戦 マッチレビュー
(H)ニューカッスル - アーセナル(A)
アウェイ席がどこのスタジアムよりも隔離される形で端っこに追いやられているスタジアム、セントジェームズパーク。アーセナルがボール保持するとすかざすブーイングが鳴り響く。ここまでアウェイサポとしてアウェイ感を感じるのはここならではであろう(行ったことはない)。画面から大いに感じる。
審判の判定にも左右されるくらいに飲み込まれるのがセントジェームズパークの特徴だ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160483106/picture_pc_126c4d1a3bdbf50960232d4ad5a9780b.png?width=1200)
画像左上に微かに映っている上階の席がアウェイサポーターの席である。
ニューカッスルではアンソニーゴードンが厄介な相手になるだろうか。彼を封じ込めることが相手に好き放題やらせない鍵を握るだろう。
退場処分を受けていたサリバが帰ってきたのは大きかったが、引き続きウーデゴールの不在がどのように響くか。
観戦媒体:U-NEXT
キックオフ:2024/11/2(土) 21:30(日本時間)
前半
前半5分 マガリャンイスの守備対応
前節でマガリャンが負傷交代となってから、キヴィオルの対応に物足りなさを感じてやはりマガリャンがいるかいないかではボール保持時の落ち着き具合や守備対応への安心感には絶大なるものを感じさせられた。この時間での一対一対応が見事だった。
前半13分 イサクのゴール⚽️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160487972/picture_pc_1d9eee547566afa1908b29e1c6a15391.png?width=1200)
イサクのラヤがとれないコースへのダイレクトヘディング。敵ながら天晴れ。そして、やはりゴードン。イサクへ送ったクロスも受けたパスをダイレクトでワンタッチでピンポイントクロス。仕方なさすぎて笑ってしまった。J2リーグを見過ぎていて感覚が麻痺しているがプレミアはレベルが高いとは言え、ここまで高いのか!?いや、高い👏
前半22分 ギマランイスのシュート
アーセナルもボール保持できる時間帯はあるがニューカッスルが持つと得点のニオイがプンプンする。
前半27分 メリーノのシュート
ライスのコーナーキックからサリバに当たりこぼれ球をメリーノがシュート。
コーナーキック時、ゴール前に選手が集まりすぎてカオスになる為、ゴールやボールが見えなくなる瞬間ができる。運良くメリーノの足元にこぼれたがカオスでゴタ付いて上手く流し込めず。
またこの後こぼれ球ボールから更にトロサールがシュートを試みるシーンがあった。このシーンを中心にワンタッチでシュートを打って欲しいところ正確に打ちたいが為にワンテンポ待ってしまうシーンが散見された、
前半45+1分 マルティネッリの持ち運び
シュートにワンテンポ間に合わないこと、クロスを入れるかドリブル突破を図るか迷うこと。
また、マルティネッリの不調を助長するのはサポートがこないことも悩める要因だろうか。冨安、カラフィオーリとのコンビが相性良さそうに見える。もちろんティンバーは個では非常に優秀だが、ここ左サイドのコンビネーションのどのパターンが1番生き生きするかにも今後注目だ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160488070/picture_pc_afee22cabd813ac4dd4a7f25bf5bfd36.png?width=1200)
後半
後半1分 ウィロックシュート
ウィロックのミートしないシュートになったがキャッチしたラヤ。開始直後の失点は、その後のモチベーションにネガティブな大きい影響を与えるから引き締めていただきたい。
後半19分 ライスのシュート
これまでの時間で1番可能性を感じるシュートに見えた。
後半24分 ジンチェンコボールロスト
ジンチェンコのキックミスによるボールロストのシーン。ジンチェンコが左SBに入ったのならば縦横無尽に動いて潤滑なボール保持に繋がることを期待してしまう。しかし、つまらないボールロストをしてしまっては良さが出ない。
ジンチェンコも良くなかったが、少なからずこの時にウーデゴールが心臓🫀としての動きがある中で生きるのではないかと感じた。
後半40分 ジェズスへゴードンのブロック
ゴール前での浮いたボールを胸トラップしてからのシュートを試みたがこのワンテンポでゴードンがブロックに入った。良い時のジェズスはポジショニングからよくワンタッチでダイレクトシュートを打てる選手だ。マルティネッリ然り、ジェズスも復活が遠く感じるシーンとなった。
後半45+3分 ライスの決定機
ビッグチャンスとまではいかないが最後の決定機を迎えたが得点に至らず。
後半は、ニューカッスルの4-5-1で侵入どころが難しいブロックに遭い、ファイナルサードへの展開が難しく、どこへパスへ出してもマンマークもしっかりされて迂回しては迂回して大きなチャンスを作れずに至らず。
終盤は、マンチェスターシティに敷いた後半45分のようなブロックをされ続け大きくは崩せず似たような展開が続き試合終了。
試合結果
(H)ニューカッスル 1-0 アーセナル(A)
総括・課題
まずはスタジアム、セントジェームスパークについて。データ的にもホームでの圧倒的な強さを誇るニューカッスルの声援に圧倒された。もちろん選手がそれによって左右されてはいけないが、タブー級のニューカッスルサポの声援はプレミア1ではないかと感じた。その中で聞こえたアーセナルのチャントには現地グーナーに頭が上がらない。
試合については、得点がニューカッスルの1得点に留まったものの、他サポとして観ていたら展開的に非常に面白い試合だったのではないかと思う。お互いに自分のチームの時間がそれぞれあり、終盤までは攻守の展開が速かった。終盤以降はニューカッスルに守備に徹されてアーセナルも崩し切れずワンパターンな攻撃を試みるに留まり同点に追いつくことなく終わった。
アーセナルはボール非保持時、スペースを狙われる攻撃が弱点であり課題だ。攻撃の連動性に絶対なる自信があるからこそ、そこの連動の中でズレが生じてカットされると想定外の困惑から一気にやられる。
またボールを握っていく展開の中で崩し切る理想の形があるのであろうが、終盤ニューカッスルに守り切られる展開や連動にズレがある中であまりにもミドルを打つ意識が低すぎる。(チームで確実に仕留めるよう指示があるのかもしれないが。)
終盤は全くと言っていいほどボックス内への侵入ができておらず確実なチャンスというものがなかったように思う。
ウーデゴール不在となり初めて迎えたPL第4節マガリャンのベッド弾で勝利したトッテナム戦以降、セインツ、レスターや杯戦の下位相手には個で上回って勝てたものの、CLアタランタ戦の無得点をはじめ、流れの中での得点がほとんどない。大きな強みではあるがセットプレー頼みだ。
それほど今のアーセナルのスタイルが、ウーデゴールがいないと完璧に成り立たないものであることを痛感させられている。
間も無く復帰するとの噂だが、戻ってくるまでしっかり得点を奪うスタイルの確立するのがマストだ。そして、不在時であると攻撃時全くと言って良いほど別のチームになってしまうのでワンパターンにならないような攻撃スタイルの確立を今からでも作り、チームで共有してほしい。