【林英臣】スピリチュアル陰謀論思想家
林英臣
(林英臣政経塾)
陰謀度 3 ★★★☆☆
【陰謀論者要素】
・極右 ・林英臣政経塾 ・参政党
・スピリチュアル ・終末思想 ・やまとことば
【関連陰謀論者】
・神谷宗幣 ・南出賢一 ・久野晋作 ・北川元気 ・服部匡成 ・小坂英二
・提坂大介 ・滋井邦晃 ・伊藤央 ・石川勝 ・牛見航 ・谷上昇 ・安達悠司
・畑中政昭 ・水島総
【マネタイズ】
・政経塾 ・言本師養成講座 ・書籍 ・講演会
【メモ】
◆1957年1月生まれ
◆1978年 東京鍼灸柔整専門学校 マッサージ科Ⅰ部卒
◆一般社団法人 林英臣政経塾 塾長
◆国会綜學勉強会 綜學社 代表
◆一般社団法人 政経倶楽部連合会 主席顧問 (日本政経連合総研 理事長)
■ 林英臣政経塾
林秀臣は松下政経塾第一期生とて松下幸之助氏から直に教えを受けていた。
その後は鍼灸治療院を経営しながら弁舌家として講演を行なうように。
東洋思想や日本思想を重んじる林は、自身の運営する林英臣政経塾で『政治家天命講座』と銘打ったセミナーを行なっており、極右思想とスピリチュアルを内包した教えを数多くの政治家たちに説いている。
その林の教えは綜學というもので、これといった体系立てられた学問ではないが、林は弁舌家としてその教えを多大な熱量でもって説いている。
▲▲ 綜學の概念を表す上記画像を見ても何のこっちゃ分からないだろうが、思想や歴史観など熱い気持ちの籠もった話しが大好きな人にはウケが良いようだ。
下記画像は、林の門下生である服部匡成という陰謀論者が主催するセミナー告知だ。
林は綜學を説くことで、このように怪しいセミナーを主催するような教え子を育てている。▼▼
■ やまとことば
スピリチュアルに傾倒する愛国者の林は『やまとことば』という独自の日本語解釈をビジネスにしている。
この『やまとことば』を通して言本師(ことのもとし)や言伝師(ことづたえし)という講師を育成するセミナーを開いている。
いわゆる資格ビジネスだ。▼▼
そして養成された言伝師が『やまとことば神話』という絵本を用いて語り部として活動するのである。うまくできたビジネスだ。▼▼
▲▲ なお、この絵本は参政党党員がSNS等でたびたび紹介していて、いかに林の息が参政党にかかっているかが間接的にも窺える。その参政党の代表となっているのが林の教え子である神谷宗幣だ。
参政党がやたらと「大和」という言葉を用いたりスピリチュアルとも親和性が高いのは、この林の活動が大本となっていることが分かるだろう。
なお、林は身体を動かすことも重要視していて、自身で格闘技を行なったり、ヨガに対してもスピリチュアル込みで理解に努めている。
その結晶が『やまとことばでヨガ』という怪しさ満点のセミナーである。(「結晶」はちょっぴり盛った) ▼▼
■ 終末思想
林はコロナ禍に突入した2020年3月の下記ブログで、中国の動向を不安視しつつ、「民族大移動」というワードを用いてコロナ禍以後の世界を大胆予想している。▼▼
▲▲ この林の予想は2050年まで先を見据えた長期予想であるため、その答え合わせを今はまだ行なうことはできないが、まあ常人には理解しがたいオカルティックなことが書かれている。
さらに林は同ブログで、コロナ禍における変革が求められる要素を示していて、そこに医療・健康に関する怪しい主張を混ぜ込んでいる。▼▼
▲▲ 漢方や東洋医学を謳った医療関係では非科学的な怪しい言説が飛び交いがちで、林もそのような怪しい提言を行なっている。
この思想は林英臣政経塾出身の反ワク市長南出賢一が取り組む泉大津市での反ワク政策に転用されていて、非常に危険視されている。
そして共著ではあるが、林は1994年に下記の書籍を出している。
「大変革」とかテキトーな御託を並べて大局的予想をした、胡散臭いことこの上ない内容の本だ。▼▼
そんな林は「人類は今、存亡の危機に直面している!」という、核戦争や食糧危機の不安を煽る講義を行なってもいる。
終末思想とスピリチュアルは検証が求められないため相性が良く、ビジネスに悪用利用されやすい。