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徳島県がLCCの就航でインバウンド拡大へ!タイと交渉しバンコク-徳島線の就航目指す
徳島県の後藤田新知事がタイを訪問し、タイのLCC格安航空会社と交渉し、バンコクと徳島を結ぶ航空定期便の就航が視野に入ってきたと発表しました。後藤田知事は「桜、阿波おどり、自然、気候、食事、ショッピングといったもので、どんどん外国人観光客を呼び込みたい」と語っています。
この取り組みは、地方がもたらすインバウンド観光の期待につながります。地方都市には、観光資源が多く、伝統文化や風景、グルメなど、外国人観光客にとって魅力的な要素が数多く存在します。しかし、都市部への観光客が集中する傾向がある中で、地方都市の魅力を十分にアピールすることができていません。
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地方のインバウンドの可能性
このような状況の中で、後藤田知事の取り組みは、地方都市がもたらすインバウンド観光の可能性を示すものとなっています。バンコクと徳島を結ぶ航空定期便が就航することで、徳島県には新たな外国人観光客が訪れることになります。また、外国人観光客が増えることで、地域経済の活性化にもつながるでしょう。
この取り組みを機に、地方都市がもたらすインバウンド観光の可能性について、より多くの人々が関心を持ち、注目することが期待されます。
地方自治体が積極的に航空会社と交渉し、海外からの旅行客を呼び込む動きが活発になっています。
地方自治体が航空会社との交渉に乗り出すことで、その地域の魅力をアピールすることができます。例えば、徳島県の場合、阿波おどりや美味しい食べ物、自然が豊かで四季折々の景色が楽しめることなどが挙げられます。こうした魅力をアピールし、新しい航空路線を開設することで、より多くの外国人旅行客を呼び込むことができます。
訪日外客数 全国44位の徳島県
2019年の訪日外国人数は各地域や都道府県によって大きな差があります。徳島県はその中でも約18万人で、全国の都道府県で44番目に低い数値となっています。一方、四国全体の訪日外国人数は約277万人で、香川県が最も多く約101万人、次いで愛媛県が約73万人、高知県が約33万人、徳島県が約23万人となっています。
一方、大阪府全体の2019年の訪日外国人数は約1136万人で、全国の都道府県別ランキングでは2位にランクインしています。大阪は多くの観光地やグルメなどがあり、国内外からの人気が高いことが背景にあります。
このように、地域や都道府県によって訪日外国人数には大きな差があることがわかります。徳島県がインバウンド観光の課題として取り組むべき課題の1つは、訪日外国人数の増加につながる戦略の策定やLCC就航など、積極的な取り組みが求められることです。
徳島県におけるインバウンド観光の課題
アクセスの面での課題
徳島県には徳島空港やJR徳島駅がありますが、直行便が少ないため、交通の便が悪いという課題があります。これにより、インバウンド観光客の誘致が難しくなっているという問題があります。
観光資源の多様性の課題
徳島県は四国八十八ヶ所霊場や阿波おどりなど、有名な観光資源がありますが、これらに加え、他県との差別化を図るために、新しい観光資源の開発が求められています。
外国人向けの情報発信の課題
徳島県では、英語版の観光情報サイトの充実や、外国語を話せる観光案内スタッフの増加など、外国人観光客に対する情報発信を強化している一方で、まだまだ改善の余地があると言えます。
宿泊施設の充実の課題
徳島県内には、ビジネスホテルや旅館などの宿泊施設がありますが、規模の小さな施設が多く、外国人観光客向けの施設が不足しているという課題があります。
以上のような課題を克服し、インバウンド観光を推進するためには、交通網の整備や新たな観光資源の開発、外国人向けの情報発信の充実などが必要とされます。
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それでも地方はインバウンド推進するべきか?
地方自治体が積極的にインバウンド観光を推進することで、地域経済の活性化にもつながります。例えば、地元の飲食店や宿泊施設、観光案内所などが外国人旅行客の需要に応えることで、地元の経済が活性化することが期待できます。
地方自治体が航空会社との交渉を通じて、独自の観光資源をアピールすることで、地域の魅力を発信し、新たな外国人旅行客を呼び込むことができます。その結果、地域経済の活性化につながることが期待されます。
そのため、LCCの就航に加えて、徳島県や四国地方が他地域と連携し、全国規模のインバウンド観光に取り組むことが必要不可欠となります。例えば、東京や大阪などの主要都市との交通アクセスの改善や、他地域との連携による観光商品の共同開発などが挙げられます。
徳島県や四国地方は、豊かな自然や文化、グルメなど魅力的な観光資源を持ちながらも、交通アクセスの課題が残る地域です。LCCの就航による課題解決は一つの手段であり、地域の魅力を全国にアピールし、インバウンド観光を活性化するためにも、他地域との連携や総合的な施策が求められます。