インバウンド観光再開は殻を破った“新生インバウンド”であれ!
いよいよ日本の観光目的のインバウンド再開に向け本格的始動ですね。
団体旅行をメインとした実証実験(事業)を5月中~6月上旬に行うと発表もされたことで、世界中の日本ファンが嬉しいざわつきと小躍りをしている姿が目に浮かびます。
さて、インバウンドの再開は、今まで通りの訪日外国人旅行というわけではなく、この2年半諦めることなく前を見てブラッシュアップを続けた“新生インバウンド”でお迎えすることが多いのではないかと思います。
今後の訪日外国人受入れにおいて、どのような条件で受け入れを検討しているのか、事前チェックと考察をしていきたいと思います。
6月以降のインバウンド 現時点で分かっていること
6月1日からの入国人数制限 現状1万人→2万人へ(現時点:観光客を除く) そこから更に段階的に制限数が緩和される可能性有
指定国を除外した国からの入国を許可
ワクチン3回接種済み及び検査での陰性結果。受入国の出国時検査状況、一部の国や地域からの入国者においては検査免除も検討。感染状況に応じて判断。
管理を行き届かせるため、5月中~6月上旬からの実証実験(事業)後、当面は観光目的の訪日外国人は旅行会社を通じての団体旅行客
*上記はあくまでも現時点での情報です。アップデートを必ずご確認ください。
インバウンド観光再開までのスケジュール感は?
5月中~6月上旬から少人数ではあるものの外国人旅行ツアーを4ヵ国から受入れる実証実験(事業)を行うことを発表しています。
受入れる国はアメリカ・オーストラリア・シンガポール・タイ。
添乗員付きのパッケージツアー形式で行程など事前に決められたスタイルで行う。
実証実験の受入先は各地の同意のもとで、日本旅行業協会と観光庁が連携し行うこととして進められているとのことです。
このツアーによって陽性者の発生及び緊急時の対応、感染防止対策方法の検証を行い、その後、旅行会社へのガイドラインを策定する。
上記のスケジュールで今後のインバウンド旅行がガイドラインを基準とした条件のもと再開となる予定ですが、実証実験(事業)ツアーの後→ガイドライン策定→各旅行会社ガイドライン基準に従い準備、という流れになると思うので、6月1日の2万人引き上げのタイミングと同時に観光目的のインバウンド旅行客の受入再開ということは厳しそうです。
よって、早ければ6月下旬もしくは7月上旬には訪日外国人観光再開の可能性があるのではないでしょうか?
まとめ
いよいよインバウンド旅行の再開の目途がたちそうです。
再開を拒む側、受入賛成側と正直二極化している面も否めませんが、正しくコロナを恐れて世界との繋がりや生活を維持し守っていかなくてはなりません。
この3年間、どうしようもないと思っていた世界中で起きた災難に終わりを告げ、正しい世界の動きを取り戻し、そしてバージョンアップする必要があると思います。
日本の様々な現状を考えるとスピード感をもってインバウンド旅行が再開されることが望ましいですが、検証データを踏まえて旅客と日本全体の安心感や安全を考慮しながら進めていく事が必須であるため、関連した事業含め、旅行・観光業界側も一丸となって前向きに実証実験(事業)に協力し、一日も早い“新生インバウンド”再開を目指したいですね。
ライター:カイトマウリ (JOINT ONE)
海外・訪日プロモーション専門広告代理店『インバウンド ONE』
海外インバウンドマーケティング情報マガジン『エの輪』
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