可能性は無限大!…でも…。
僕個人のライフワークとしての軸というか志(Mission)として掲げているのが、「関わる人の可能性を最大限に引き出すこと」。
その人の持っている良さや強み、ポテンシャルの高さを、思う存分発揮することができれば、ビジネスシーンでの成果につながったり、組織に貢献できたり、何より本人が一番納得した“主体的な人生”を謳歌することができると思うからだ。
自分の想いを言葉にして広く伝えることは、恥ずかしくもあったり、勇気もいることなのだけど、その想いの強さについては揺るぎないものがあり、根拠の無い自信もあったりする…(笑)
自分に素直になって言葉にしている。キレイごとなど抜きにして。
本質的な人の能力って、そこまで大差はないと思っている。
育った環境や、学んだ知識、経験が一定程度の影響を与え、多少の優劣はあるかとは思うけれど。
もうだいぶ前になるけれど、ライフネット生命の創業者で、現在はAPUの学長をされている出口治明さんの講演を聞く機会があった。
講演会の後、ランチもご一緒させていただいて、これからの保険業についてなど色々と意見交換をさせてもらったことがあるけれど、その時も、そしてご自身の著書でも、次のように述べていた。
私は「人間ちょぼちょぼ主義者」です。
要するに、「人間の能力は、それほど高くはない」「人間には、とくに賢い人も、とくにアホな人もいない。ちょぼちょぼである。」と考えています。
人は神様になれない以上、多少の優劣や凹凸はあっても、大差はありません。
『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』(著者:出口治明)より抜粋
↓出口さんとランチをご一緒させてもらった時の写真!
人間にはそこまで能力の差はなく、スポーツ選手や芸能人、経営者など、スーパースターに見えるような人たちも、それ相当の努力をした結果、今のポジションを掴んでいるだけ。
心臓が2つあるから生命力が強いとか、肺が4つあるから持久力が続くとか、そういった能力の差は存在しないわけだし。
だから、すべての人において「全く不可能だ」ということは無いと信じて、「関わる人の可能性を最大限に引き出すこと」をMissionとして掲げている。
接する人の中に時々いるのが、「どうせ自分は…」や「そんなの次元が違う人たちのことだ」なんて言って、最初から諦めモードだったり、スタートラインにさえ立とうとしない人もいる。
やる気がまったくないのであれば、それは本人の自由だし、外野がうるさく言う必要はないけれど、「自分を変えたい」「成長したい」と少しでも思うのであれば、自ら可能性にフタをすることだけは避けてほしい。
自らチャンスを逃すような、目を背けるようなことはしないでほしい。
可能性は無限大!…でも…
「可能性は無限大だ!」という想いは、間違いないと確信している。
そして、人間が生き続ける以上、その瞬間、瞬間いつまでも「可能性は無限大」でもあると思う。
だって、その人の可能性なんて、結局本人次第であるのだから。
ただ、その可能性を実現する“チャンス”は、いつまでも無限大ではない。
チャンスはいつまでもある
ただし、どんどん小さくなる
これは、2013年に沖縄にお招きした経済ジャーナリストの木暮太一さんが、講演会の中で話をしていたフレーズ。
↓木暮さんの講演会を主催したときの写真!
可能性は無限大!…でも…
可能性を実現するための“チャンス”は、歳を重ねる度に、そして時間の経過と共に、どんどんと小さくなっていく。
よく、「いつかやる」「準備が出来たらやる」「まだ経験不足だ」などと言って、すぐに動かず後回しにして、ズルズルと時間だけが経過していく、ということが往々にしてある。
それは、結果的に可能性やチャンスの範囲だったり幅を縮めている、自ら難易度を高めて負荷をかけ続けていることになる。
いざ、「準備が整った!」と思えたときには、すでに体力面や、環境面、時間の経過により、更に困難な状況となってしまい、実現が難しくなっていくだろう。
僕自身の自戒の意味も込めて、実現したい想いは後回しせず、少しずつでもその方向に進み続けることが、とても大事だと思う。
可能性は無限大!…でも…、チャンスはどんどん小さくなるし、人生は有限。
その事実を理解しているだけでも、行動が変わってくるかもしれない。
Be Proactive!
(主体的であれ!)
*INAZUMAN*