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男はつらいよ。一家の大黒柱に苦しむパパの葛藤とキャリアデザイン。

何とも重たいタイトルからのスタートだが、キャリア支援の関わりをさせていただく中、最近すごく感じることなので、テーマとして取り上げてみた。

男性へのキャリアカウンセリングは、女性の場合と比較して、時間がかかってしまうことが少なくない。

性別で区分したい訳ではないが、傾向として男性の場合、話をしてスッキリということを求めるよりは、具体的な解や明確な一歩を期待されていることが多い。
悩みを相談したいというよりは、現状について客観的な第三者視点での見解や、ロジカルさに基づいたソリューションを望んでいる。

どうしても仕事やビジネスに思考が寄りがちなので、結論を急ぎながら、具体的な解決策や明確な正解を求めてしまうのだ。

そんなときは、「解決策や正解は、自分自身の中から出て来るものである」ことをお伝えし、その出現を目指して、関わりを持って支援していくスタイルを貫いている。


男性の場合、現状から身動き取れない状況に陥ってしまっていて、思考自体が停止している人も少なくない。
これは決して悪いことではなく、自分自身の役割と責任を全うするために、敢えてそのような状態を選択していることもあるのだ。

結婚し、子供が生まれ、一家の大黒柱として家族を守っていくという責務を背負うので、それ相当のプレッシャーを抱えて、前へ進んでいくことを求められる。

そのため、自分自身の好き勝手で物事を決めることも出来ず、自分がどうなりたいか、どう在りたいかを考えることさえ、後回しというか、直視せずに目を背けてしまっている人も多いのではないか。

本当は、違う仕事や職種にチャレンジしてみたいと思っても、給料や生活の質を下げるわけにもいかず、はたまたそれを上回るチャンスもなかなか見い出せず、結果的に現状維持のレールに乗り続ける。

ずるずると時だけが過ぎ、気付くとチャンスや可能性はどんどん小さくなり、夢や野望だなんて空虚となり、今の現状を受け入れるしかなくなる。
ひいては、ただただ現状にしがみつくだけに落ちていってしまう。


男性の場合、女性と違って、結婚や出産といったライフステージのイベントにおいて、実際には大きな環境変化が起きないことから、立ち止まって考える機会が少ない。

女性の場合は、出産の際、一定期間は仕事から強制的に離れるという物理的な変化が発生する。しかし男性は、子供が生まれる!生まれた!のイベントは経験するものの、日常としては変わらず会社に出社し、仕事をする日々を送っている。

ライフイベントが与えるインパクトは、男女でかなり違うのだ。

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仕事や家族のことを最優先に、自分のことは後回しにして生き続けると、どこかで燃え尽きてしまったり、日々を消化しているだけの空虚感に苛まれてしまう。

大事な家族がイキイキと過ごしていくためには、パパこそが自分の人生をイキイキと過ごせていなければ、それはただのハリボテな、見かけだけの幸せとなってしまう。

そんな男性、パパさんにこそ、定期的に自分自身のキャリアを考える、向き合う機会を作っていただきたい。

一度立ち止まって、自分自身にベクトルを向けて、素直に自分の心の声に耳を傾けてみる。
そして、苦しんで葛藤している自分を認めて、温かく包んであげてほしい。
それから、本当は自分はどうなりたいか、どう在りたいかについて、ちゃんと向き合ってみる。逃げずに目をそらさずに。自分と向き合ってみる。

ひとりだとなかなか難しいかも知れない。思考が堂々巡りとなったり、悩みだけ増えて前に進めなかったり、変えられない現状にうちひしがれたり。
そんなときは、キャリアカウンセリングという関わり方を、ぜひ活用していただきたい。

キャリアとは、生き方や在り方そのものだ。
VUCA時代の今、人生の舵取り(キャリアオーナーシップ)を自らの意志で出来ることが、荒波を乗り越えていくための武器となる。

キャリアカウンセリングは、個人の成長や発達という積極的側面に強調点を置き、個人が環境の中で効果的かつ自律的に機能出来るように支援する関わり方である。
カウンセリングを通して、自分自身の可能性や価値観を知ることで、在りたい自分や理想に近づくためのアクションを明確にすることが出来る。

あなたのそのモンモンとした気持ちを受け止め、ワクワクにつなげていく支援がキャリアカウンセリングである。


HALERUというオンラインコーチング&カウンセリングのサービスで、僕もキャリアカウンセラーとしてキャリア支援をしています。

もしご興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ一度サイトを覗いてみてください^^

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*INAZUMAN*

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