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海外に出ようと思った理由

ワーホリも残り半年を切りました。
いや、これを書き始めて完成せず1ヶ月が経ち、残り5ヶ月を切りました。笑

今回は私が海外に出ようと思った理由について。

私は小さい頃から海外に興味があったわけでも洋画や洋楽が好きなわけでもありませんでした。

私が海外に出たいと思ったのは、6年前です。鍼灸師として2年経ち、今後について悩んでいました。接骨院で働いていましたが何かモヤモヤしていました。仕事が終われば飲みに行き、週末は原付でプラプラ遊びに出かけのんびり過ごす。まだ若いのにこんな生活をしてていいのか?と考えていました。
そんな時に豪華客船の鍼灸師という存在を知り、私の中でピンとくるものがありました。海外に出てる鍼灸師がいるのか。かっこいい。
1番最初はかっこいいと思ったからです。
その時に何をかっこいいと思ったのかはわかりません。

当時の私は治療の技術もない、英語ができるわけでもない。海外に行ったのは高校生の時に修学旅行代わりだったシアトルでのホームステイをした1週間だけ。旅行で行ったことがなく、もちろん海外に出る勇気もなかったです。根は臆病だということは自分が一番わかっていました。

でもずっと口には出して周りに言っていました。「海外に出たい」
根拠も本気で行きたいとも思ってないものの、ハッタリのようにその言葉を使っていました。

そこからインド、オーストラリアの先生を紹介して頂き、面接まで行いましたが結局行きませんでした。オーストラリアに関しては、行けるチャンスがあったのに行きませんでした。

都内にて就職をし、4年半いろんな経験をさせてもらいました。
「勤めていた会社をもっと良くしたい。もっと仲間といろんなことを味わいたい。今のお客様にもっと喜んでもらいたい。」その時に感じていた気持ちも間違いではありません。夢中でしたし必死でした。

海外に出たい欲が再熱したのは、28歳の時です。
ふと、1人でやったことないことをやろうと思い1人旅でキャンプと山登りをしました。
その時の山に登った時、見たかった景色を見たなんとも言えない高揚感があり、そこから自分のやってみたかったこと、見たいと思った景色をもっと味わいたいと思うようになりました。〜したいとは思っていても実際にやっていないことばかりでした。
山を下っている道中で、そういえば海外へ行ってみたかったなと思い出しました。

ソロ登山を鹿児島で


そこから英語の勉強や豪華客船について話を聞いたり次に進む準備をし始めました。
先のことは何も決まっていませんでしたが、退職することを先に伝えました。色んな経験をさせて頂き、とてもお世話になったので辞めると口に出すことも苦しかったです。

その後、知人の紹介からインドへ行くことに決めました。インドに興味があったわけではないですが、5年前は行けなかったのにお声をかけて頂けたのは何かの縁だと思い、勢いで返事をしました。

最後、外に出ることを決めたのは気持ちと勢いでした。
そこから最後の都内での仕事を終え、2週間後にはインドに向けて出発しました。

in Bangalore🇮🇳

小さい頃は自分がやりたいことを素直に口に出しやっていたのに、年齢を重ねてからは大きく一歩を踏み出すことに対して躊躇するようになっていました。
海外に出たいと思いながらも気持ちに蓋をし、自分を納得させる理由を作り続けていました。

仕事でのキャリアを積み、肩書きやある程度の安定が手に入ってしまうとそれを一度手放すこと、大きく環境を変えることは怖く感じます。
でも5年10年先も同じようにしているとは思えず、だったらやってみたかったことをやろうと思いました。

もちろん環境を変えてからの方がずっと大変なことが多いです。その国、地域を受け入れ自分を馴染ませていく必要があります。カルチャーショックを受けることもあると思います。想像とは違う現実に気持ちが落ち、孤独感を味わうこともあります。

でも「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言いますが、本当にそう思います。
うまくいかない経験、その時の感情こそが人生の宝物になります。
今では、あの時決断してよかったと感じています。

外に出たから日本の良さ、自分が恵まれていることに、より気づくこともできました。綺麗、丁寧、優しい、正確、安心、美味しい、当たり前のようで当たり前ではないということがわかり、日本という国に、日本人であることに誇りを持つこともできました。

英語ができるようになってから、お金が貯まってから。準備ができたら。来年は。と思っているうちにきっと行かなくなります。
やらない理由を探せばいくつだって思い浮かびますが、自分には嘘をつけないのでやらなかった後悔だけは片隅にずっと残ります。

やりたいと思ったら、悩んでいるなら、まずは一歩動き始めてみてください。

海外に出ることが全てだとは思いませんが、少しでも気持ちがあるならチャレンジしてみることをおすすめします。

Yuya

作業中の景色🇨🇦

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