物語の進行を表す『塵積も山モデル』
物語の進行は、考案した『塵積も山モデル』で説明できると考えている。
相互作用・作用:キャラ同士の接触、キャラ自身の行動。これにより『堆積情報』が生まれ、『堆積情報』または『世界観・設定』の上に蓄積する。
堆積情報:『相互作用』によって生まれる読者の中に形成された物語に対する知識、認識、あるいは期待
世界観・設定:物語が始まる前から決まっているもの全般。読者は初めからこの知識を認識することができない。
塵積も山:世界観・設定と堆積情報の二つをまとめたもの。
前提として、読者は塵積も山の上で物語が行われると思っている。というか、それが筋の通った物語に該当する。
物語開始直後、世界観・設定のみがモデル内にあり、この上でキャラクターが行動を行うことによって、堆積情報が蓄積し、物語が進行していく。
塵積も山が山頂を作ったとき、物語はエンディングを迎える。
具体的な例
世界観・設定、これまでの物語中のイベントを無視した発言や行為は塵積も山の上でない場所でキャラクターが活動していることに対応する。
つまり、この場合、読者は物語についていけなくなる。
???「何気なくその行動とってるけど、そこ足元に何もないからね!?」
???「えっ、なんか、話飛んでない!? どういうことなの!?」
まとめ
物語は情報の積み上げによってつくられるものだということを『塵積も山モデル』はよく表す。
読んでくださり、ありがとうございました。
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