就職イベントでいらない子認定されたかと思って憂鬱になってたワイ、右手を掲げる
入社権利者イベントは、夢がある企画だ
去年の12月28日に入社権利書イベントが開催されるとのメールを受け取った。
読んで字のごとく、入社するための権利が獲得できるものだ。細かい規定はあるが、本権利書を行使することで卒業後、1〜5年のうちの好きなタイミングで某社に入社することができる。
非常に強力である。
就職できなかったらどうしよう、という不安な気持ちを吹き飛ばしてくれる魔法のチケットは、なかなか魅力的に映った。
正直に言ってしまえば、某社にどうしても入りたいというわけではない。
むしろ、業界構造が肌に合わないのではないかと懸念しているくらいである。
が、しかしだ。
某社には失礼かも知れないが、本権利書を獲得できたのであれば、就活に臨む上でのバックネットになるだろう。
僕は、将来立派に働いて生きていけるのかを心配している人間だ。
参加は不可避だった。
イベントを受けた。大きなヘマはなかった。しかし……
来たるその日を迎え、イベントでの内容それなりにそつなくこなした。……そつなくこなしたと思う。
正直に言ってあまり自信がなかった。
はじめに受けたエンジニア適性テストは、開始前に読んでもよい、問題の説明を読んでいなくて(本当に下手をこいた)、時間をロスしてしまった。
ワークで書いた自身のビジネスモデルキャンパスとかいうのの発表では、とても淡々とした説明になってしまったので、聞いていてつまらないものになってしまった。
たくさんのヘマをこいていながら、それでも夏からの付き合いの中で(夏のインターンからお世話になっていた)自分の良さは伝わっているんじゃないか?
淡い希望を抱いていた。
結果は1月中旬から末頃にお知らせします
メールに届いた内容を心に留めて日々を過ごした。
最初の方の精神は安定していた。まだ焦る時間ではないからだ。
中旬になるまで、意識することは無意味だと考えつつ日々を過ごした。
〇〇〇〇
結果が届く可能性のある中旬になった。
しかし、メールは来なかった。
まあ、まだ中旬は始まったばかりだ。
まだ誰に対して入社権利書を出すのか悩んでいるんだろう。
〇〇〇〇
1月も終わりが近づいてきた。
まだメールが来ない。自分は落ちてしまったのだろうか。
しかし、落ちたのであれば、その旨を伝えるお祈りメールが来るはずである。なにも来ないというのはおかしい。
まさか。
嫌な妄想が爆発した。
「———もう今後、弊社とは関わらないでいただきたい」
これは、そういう意思表示なのか?
本気でそう思った。
たどたどしい喋り方、低い認定されているコミュニケーション能力。
自分自身が否定されたような錯覚に陥った。
わかっている。これは僕自身の存在が否定されたわけじゃない。
しかし、たとえそうでなかったとしても、身が削れるような思いであることに違いはなかった。
そして
学校から帰って借りているアパートに入った。
何気なくスマートフォンを見た時、僕の心臓は高鳴り出した。
某社の人事代表の名前が刻まれていたのだ!
緊張をおさえつつも、メールを開いた。
稲荷寿司様には
——————
最終面接パス
——————
を付与させていただくことになりましたので、……
はわわわわあ!
やったー! うれしいー! ヒャッホウ〜〜〜!!!
入社権利書じゃないけど、めちゃくちゃ嬉しくなった。
もう二度と会社来んなってわけでもなかったのだ!
自身の掴み取った結果に、体が昂ぶった。
まあ、結局、大学院進学することになりそうなんですけどね〜〜笑
以上、「就職イベントでいらない子認定されたかと思って憂鬱になってたワイ、右手を掲げる」でした!
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