ライブ配信はビジュ重視か
ライブ配信へは偏見があると思う。「ビジュ勝負なんでしょ?」と。
結論から言うと、そうでもなかった。
ビジュで人気を集めている若いかわいい系の女の子がとても多いというのは否めないが(全体の何割かはしらない)、実際には歌ライバー、Vライバー、料理ライバーなど多種多様なひとがいる。なので、そういったビジュ重視というイメージはあくまでイメージ。
アイドル系という自覚はしてなかったから事務所から「やりませんか?」とお誘いの連絡がきたとき、なんでわたしなんだ(謎)と不可解でしかたなかったが、誤解でよかった。
とはいえ、ビジュ重視の側面もある。
実際に初配信で経験した話をしたい。
初配信の際、入ってきた瞬間にがっつり投げ銭をくれるひとがいた。その人たちはとりわけビジュに関するコメントをして投げ銭をほいほいと出してくれた。
自分の配信の中では2日間合計でギフトをくれた57名中2,3名といったところだっただろうか。5%弱。
それ以外のひとは、基本的には会話を楽しんで、がんばってね!って応援の気持ちでギフトを送ってくれるひと。
親近感を覚えた相手とのやり取りの中で応援してくるのはとてもうれしかった。
とはいえ、ビジュ重視のひとは来ないでほしいかというとそんなことはない。ライバーだから。見てもらって、投げ銭を集めてなんぼの世界。でもこちらから主体性をもってお招きできることもないのが実情。だって、会話はあまり関係ないから。(ありがとうの気持ちをちゃんと伝えることによる関係性構築とかはあると思うが。)なのでたまに来て盛り上げてくれたら、ラッキーだなぁありがたいなぁと思っておきたい。
ビジュアルの話に関連して、ジェンダー関連の体験で言いたいことがある。
ジェンダーハラスメントとあえていう。ノンバイナリーを自認する自分にとっては不愉快な出来事があった。
「男性かと思ったら女性か」「女性なので投げ銭を投げます。」という謎理論を展開してきたひとがいた。初期にもっていたライブ配信のマイナスなイメージって、こういう感じ。やっぱいるよねぇという感じ。
ここでいう不愉快な点は、見た目でジェンダーを決めつけてノンバイナリーというジェンダーアイデンティティを無視して対応してくること。
プロフィールにも書いてあるんだけど、正直言葉だけで伝わらないし、必ずプロフィールを確認するわけじゃないこともわかる。
悲しいのは、こういう人がいることより、この不愉快をだれにどう助けをもとめたらいいんだろう、となってしまうこと。
セクハラであれば、ほかの視聴者が通報してくれたり、本人も通報すると思う。
でもジェンダーに関しては、自分自身でさえも、悪気があるわけじゃないしなぁしょうがないよなぁと、通報するには至らない。仕方ないかと流すしかない。
この感じが、なんだか悲しいなと思う。
救いなのは、このアプリを通してたくさんのLGBTQ+がジェンダーやセクシャリティをオープンにして配信を見たり聞いたりしているということ。
私のもとに来てくれる人が多いのかどうかわからないが、たくさんのゲイライバー、ニューハーフライバー、レズビアンライバー(全部自分で公言している)に出会った。
ジェンダーマイノリティがリアル世界よりオープンに生きられているとしたら、それはとてもいいこと。自分も自然とジェンダーについてはオープンにしていたし。(どれくらい「ノンバイナリー」が理解されているかは怪しいが。)
なにはともあれ、最低2か月はライバーとして活動する予定。
やるべきかどうかの思考はいったん停止して、猛進してみる所存。
気になる人がいたら、配信見に来てください。個別にご連絡します。
落ち着き系島ライバーより。