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【孫子「善く戦う者は、人を致して人に致されず」】不安をTODOに変えて「人に致されない」状態をつくる【最高の戦略教科書 孫子】

今日は、下記の言葉から「不安」について学びました。

善く戦う者は、人を致して人に致されず

意味は、

戦上手は、相手の作戦行動に乗らず、逆に相手をこちらの作戦行動に乗せようとする(守屋淳、「最高の戦略教科書 孫子(日本経済新聞出版),P118」より抜粋)

です。

この下から、敵に作戦行動を起こさせるノウハウとして

○ 相手の利益になると思い込ませることを仕組む

○ 相手の急所をつく

などが紹介され、スポーツや、格闘技などでそれらの例が挙がっていました。

しかし、相手も自分も「行動を起こさせる」作戦を考えると、相手の行動を永遠と裏読みせざるを得なくなります。実は

この裏読みを延々とさせることで隙を作り、相手を疑心暗鬼にする

ということ自体が有効な作戦となることが説かれていました。

特に、「ラグビーで走るときのボールの持ち方」の話(P130)は目から鱗!

相手を自分の思う通りに動かすことを目的にするのではなく、「不安にさせる」こと自体を目的にすることの有効性

を学びました。


相手を倒すことに着目すれば、相手を不安にさせればいいとなりますが、

自分という視点から考えると「不安とはなんと隙を作るのだろう」ということを思います。相手がいてもいなくても、不安があり続けることは、プライベート、仕事、何に対してもネガティブにしか作用しません。だから、情報収集をして

不安をTODOに変える

ことが重要と感じています。TODOがあるということは、すでにやることが決まっている段階です。すなわち

「人に致されず」が達成されている状態、ということです。

相手がいてもいなくても、不安を溜めないこと、不安をTODOに変えること、これらが「人に致されない」ために必須ということを学びました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。