【MBTI】ESTPはSE(ITの方)やめとけ
自分はIT業界入ってもう5年になる。
肩書はITコンサルタントを名乗ってるけど、説明がめんどーだからいつもSEって言ってる。元々そっち出身だしね。
けど、この業界での自分の適正はコンサルタントの方だなと思う。
一応、ゴリゴリに要件定義もやるし設計もやるしプログラム書くしテストもやるしで普通にSEがやることは全部やってる。
でも、俺SE向いてねーって思う。
金がいいからテキトーな理由で辞められない(借金返済もあるしな)けど、適正だけで冷静に考えたら、ジョブチェンジすべき。
これからIT業界入ろうとしてるESTPがnote見てるやつにおるんか分からんけど(いねーだろうな)、一回考え直せと言いたい。
お前より頭いいやつしかいないぞ(劣等Niに何ができるんだってばよ)
極論これがすべてまである。
馬鹿じゃなきゃ分かるはずだけど、こんなにピュアに論理追求してる世界って研究職かIT業界くらいだと思う。
で、ピュアな論理の世界で劣等Niの俺等(ESTP)になにができるんだってばよ?
この業界、マジでIQがすべてだぞ。
MBTIやってるなら分かるはずだけど、自分より確実に頭回る奴らが最低4人(xNTx)もいるんだぞ。無理ゲーだろ。
昔、友達と飲みの場のノリでMENSAのIQテスト受けたら130とか出て調子乗ってたけど、この業界の頭脳戦ではマジで刃が立たんから、多分それ以上のやつばっか。
「プログラムとかって鍛錬でどうにかなるもんじゃないの?」って思うかもだけど、それは一理ある一方で全く意味ない。
まず今の時代はAIにプログラム書かせるし、プログラム以外の所で頭脳戦が多すぎる。
さっき軽く作業工程喋ったけど改めて一覧化すると、
・グランドデザイン(ビジネス考える工程)
・要件定義(業務運用をロジック化する工程)
・設計(業務ロジックをシステムとしてロジック化する工程)
・実装(プログラム書く工程)
・テスト(プログラムの動作確認する工程)
・リリース&運用保守(プログラムを実運用してシステム障害に備える工程)
細かく分けるともっとあるけど大体こんな感じ。
これ全部頭脳戦。上に行くほど抽象度が上がるから、めっちゃ机上の空論バトルしまくらなきゃいけない。正直マジで色々飛びそうになる。
言うて、どの工程も大抵こなせるESTPは割といると思う。自分もそう。
でもそれじゃダメ。
要は、論理の世界なんだから、一番頭良いやつ一人いりゃ十分って話。極論あとの奴らは壁打ちでしかないってこと。
実際は、一人の人間が物理的に働ける仕事量に限界あるので分業してるけど、これが逆にややこしい。
各々が勝手にこねくり回した論理を接着させる必要があるので、聞き取りや中間成果物の資料調査、挙句の果てには作業遅延とかが発生してマジでカオス。
ESTPはぴょんぴょん飛び回って機転利かせながら人と話すの大体得意だと思うけど、これだけじゃ結構限界ある。
そもそも説明力オワッテる奴多すぎでちいかわうさぎの「ハァ?」って感じだし、人間だから都合悪いこと隠す奴もいるし、人間だから感情で意味不明な仕事の仕方するやつもいて、絶対一見非効率そうに見えて一番頭いいやつに全部やらした方が早く終わるだろみたいなことが多い。もんのすごいフラストレーション溜まると思う。要は仕事の完遂に人が邪魔すぎてきちい。
ここは運良くサクサク進むこともあるから百歩譲っても、それぞれの作業工程が「それって何段論法だってばよ?w」みたいなことばっか。大企業相手の大規模システム構築とかだとエグすぎる。
ちょっと詳しい人だと、
・ウォーターフォール
・アジャイル
とか聞いたことあると思う。
アジャイルなら行けるだろって思うかもだけど、逆だぞ。
ウォーターフォールできないやつがアジャイルなんて出来ん。
要はちょっと細かく刻んだウォーターフォールを何回かやるって感じだから、「どこに切れ目入れますか?」のセンスはどうやって磨くんですかって話で。
そんなんたくさんウォーターフォールやって知り尽くしてるやつしか身につかんでしょと。
まあだから基本INTJ用の仕事なんだよこの業界。
一応戦闘力にはなれるけども
まあ、俺等(ESTP)がなんの戦力にならんわけでもない。
大体この辺。
・人と話す(仲良くする)
・交渉する(議論で金を勝ち取る)
・部品作成とそのテスト(プログラム作成と品質担保)
これだけ見たら実は割と作業工程の全部に見えるし間違いではないけど、大規模な設計やれないのにSE名乗りますか?って話。
自分はそれが気に入らなかったので社畜根性とお勉強で乗り超えたけど、乗り越えただけで別に向いてないからな。できるようになっただけ。意味あるかそれ?
まあこの業界ほんとにコミュ力終わってる人多いから人と関わる部分に関しては一生需要あると思うけど、それすらそう遠くない内にAIやらで要らなくなると思うし。
じゃあお前は何を考えて何をやってるんだって話だけど、以下に注力した。(プラスαで全工程やれるポジション築いた話もあるからそれは最後におまけコーナーにまとめとく)
あんま考え込まずさっさと勉強しちゃう
交渉では最強であり続ける
品質に拘る(細かい所にメス入れる係を請け負う)
一個ずつ簡単に解説。
「あんま考え込まずさっさと勉強しちゃう」
シンプルに自分の頭脳を過信しないで、さっさと本買って勉強した。
良書は大抵その道のNT族が作ってるから、思考方法まで含めてそれをマスターすれば最先端じゃない限りその分野ではそれなりにNT族と肩並べられる。
xNTxの民は、なぜか自分で考えたがりすぎるからその隙に頑張る。普段はうさぎだけど時には亀になるべし。
敵わくなったらちゃんとその時はリスペクト込めてその人を立てる。そしたら良くしてもらえる。
お勉強足りてない人の相手をしてるNT族がたまにめっちゃ機嫌悪いことあるから、間に入って橋渡しなんかもやってあげると割と喜んでもらえる。
「交渉では最強であり続ける」
AIが人間のコミュケーション代用するのはまだ数年先だと思うし、その間にコミュ障達がコミュ力改善するとも思えないので、ここは絶対頑張る。
内部では偉そうでも客とか外部相手になるとデュフデュフオドオドするのがコミュ障君達の面白さだから、ここを肩代わりする。
交渉では、長時間の思考ではなく簡潔さによる短期戦に持ち込む。
シンプルに数字で話す。メリデメ、スケジュール、勘定計算、代案は常に携帯する。事前にNT族によくない見切り発車になってないかだけは確認取る。
どんな相手にもナメられないようにほどほどに覇気は込める。
礼儀礼節は弁えつつも、相手が曖昧でおかしなことを1個でも言い出したらギブアップするまで徹底的にやり込める。絶対にただでは下がらない起きない。
なによりも最後は相手に気持ちよく帰ってもらうオ・モ・テ・ナ・シの心は忘れずに。Win-Winはマスト。
「品質に拘る(細かい所にメス入れる係を請け負う)」
NT族は頭は回るけど実験が雑な人多いので、色んな細かいことがすぐ見つけられるこっちの強みを押し出して実験の専門家みたいになっちゃう。
テスト仕様書作成とかも大体詰めが甘いから適度に口を出す。
この業界だとPoCとか言われてるやつは特に良い。進んで買って出るべし。
実機テストを兼ねて上流工程でもプロトタイプを早くから作って動かせるから、そこで色んなデータを回収できる。
そのプロジェクト固有でありがちな現象の発掘もできたりするからしっかりレポートまとめて自動化なりチェックリストなりにしとく。
こういうのを丁寧にやってる内に「もうあの人に全部やってもらお」ってなること多いので、メンドーな机上計算からフェードアウトしつつも、誰よりもそのプロジェクトの現実に根ざした仕事の仕方ができるようになる。データは嘘をつかないし裏切らない。
ESTPは実験と考察を短期間で往復すべし。テスト駆動開発とかがやれるならそれが一番いい。
こんな感じで、よーく探せばやれることはある。
おまけ
環境づくりも大事。人から命令されて動くポジションは上司が優秀じゃないと成長の邪魔なので、自由は自分で勝ち取った。
世界を狭く使うことで全工程を一人でやれるポジションを築いた。
面白いのが、頭周りすぎる人って危機管理にも繊細だから、責任多いことから逃げるので、それを買って独占するだけ。まあどの職場でもあるでしょそういうポジション。リレーのアンカー的な。
後はひたすらAIとだけ会話し続けるか、権利を行使してアルバイト雇って雑用やらせるとか、頭良いやつを懐柔して適度に二人で分業する。こういうエセ経営者っぽい立ち回りをトップに許可取って自分の城にしちゃうのがポイント。
で、更に言うと、そういうポジションって皆が避ける分激務だから、ノウハウを蓄積する余裕がないので、市販の書籍とか情報が無かったりする。
だから、その分ムズいけど、チャンスも多い。自分が情報の第一人者になれるので、本書いたりして更に盤石なポジション築いて行こうかなってのが直近の作戦。金にもなるし。
あと脱線技として、エージェントじみた採用活動でインセンティブ稼ぐってのもある。知り合いで適正と意欲ある人を直雇用面接させて入社させたら〇〇万とか入るやつ。転職エージェントってぼったくりすぎだから会社としては多少お金払ってでも直雇用の方が嬉しいので。
最後に
おまけまで読んだところでよって感じ。
全部応急処置に過ぎないから、振り出しに戻るとまでは言わないまでも「頭いいやつに勝てますか?」って問題にいつか戻ってくる。
そもそも人手でやる仕事は少しずつ無くなってくだろうし、そしたら尚の事「一番頭いいやつ(INTJ)一人でいいじゃん」ってなるから、もう時間の問題だよなと思う。
なのでこの業界はオススメしない。
どっかにいい仕事ねーかな。