若者のあれこれ③〜Z世代、冷めすぎ?〜
薄っすら頭の片隅にあったことがYoutubeオススメ欄に舞い込んで来たので、ちょっと咀嚼してみようと思う。
自分の務める会社は、上長とメンバーの1on1ミーティングが毎月ある。上長は、プロジェクトリーダーだったり、それよりも上の人だったり色々。
意義としては、メンバーのキャリア形成のための手ほどきや人生相談の類を皆で支えてこう的な感じらしい。まあ良い取り組みなのかもしれない。
1on1をやったとき、決まって、
「どんな将来を描いてるの?」
と聞かれる。
まあ、それっぽくはヘラヘラと話せるけど、実際の所、自分はまあまあ冷めた人間だと思う。
漠然とした将来の不安や、逆に前向きなやってみたいこととかも無いわけではないが、自分は正直そんな大層なことを思い描いて生きてはいない。
というか、多分そういうことに向いてないって方がしっくりくる。
野心がまったく無い。
不思議と自分が仲良くしてる友達は結構ギラギラな人間が多いのだが、それもあって、自分のこの一面に気づくのは早かった。
一応ギラギラしてたときもあったけど、多分それは色々困難な状況から脱却しようとしてたときだったり、そもそもちょっとブッてただけというのが実情で、内心はそんなに熱量上げてたかというと微妙。考えるよりも体を動かしてないと焦ってただけだろうなと思う。なので、今のモードが割とデフォなんだろうくらいの認識。
男をやってる身としては、異性から見た時にこれほどつまらんことはないだろうと自分で嫌になったりもするが、それが現状。
1on1をするときの相手次第では、敢えてそれを打ち明けて話したりすることもある。
「じゃあ、何に楽しみを見出してるの?」
何でも楽しんでるとも言えるし、何も楽しんでないとも言える。
「お前がしたいことの中で一番大きなやつを言え」って言われたら、
・ドンピシャでタイプな美人の彼女を作る
・その彼女にカッコいいと思ってもらい続ける
・その彼女にくだらないギャグでたくさん笑ってもらう
・マスタング エレノア 67年式 ファストバックモデル ブルーカラー を買って、隣に美人の彼女乗せてデートする
・仕事頑張って、美人の彼女が欲しいもの買ってあげる
・ガレージ付きの広い平屋の戸建てを建てて、美人の彼女と暮らす
多分こんなところに落ち着く。めっちゃ俗物的過ぎるし、脳細胞足りてない感じが最早自分で面白くなってくる。心身共に好きなことできる自由があって、隣に美人の彼女がいれば多分なんでもいいんだと思う。
こんなことを言うと、聞いてる側は大抵楽しそうに笑ってくれるから、それでいいやと思う。
「じゃあ、普段は何して楽しんでるの?」
これは、自分でもそこそこカバー範囲広い方だと思う。
・美味しいご飯
・旅行
・古着集め
・アニメ/映画/読書/音楽/Youtube
・お笑い
・DIY
・プログラミング
・ボクシング
・テキトーな情報発信
・車(今は手元にないので情報だけ漁って楽しんでる)
・トレカ(ポケカ、ワンピースカード)
・ライフハック系のツールや情報漁る
・学び直しのお勉強(最近は地理と英語がマイブーム)
・友達とバカをやる
などなど、大抵の人に好きな話をしてもらえば、多少はひっかかるものがある部類の人間だと思ってる。
こういうのを日替わりでやって一日が過ぎていけばそれで結構幸せである。
たまに人と会って、楽しくご飯でもつつきながら楽しく遊べれば充実した気分になる。
じゃあ、本当に熱狂できるものは無いのか?
と言われるとそんなことはない。
その時やってることにはかなり集中してやってるし、3ヶ月くらいは情熱持ってやるので、その時はそこそこのクオリティだと思ってる。
ただ、飽きっぽいので、すぐやりたいことが変わって長続きしない。
動画では「最初からボーナスステージにいるくらい恵まれてる最初の世代だからすべてがプレイ」とか言われてるが、それも少しありながら、自分の場合は性格の要素が大きい気がする。だって周囲よりは貧しく育ってる方だし。
もっと長期的に叶えたいことはないのか?そんな大志を抱けるカッコいい男になれるのか?
ちょっと真剣に考えてみようと思う。
背負っちゃう、推し活、出家、やってたっけ?
1から考えるのは疲れるので、動画内で出てきたフォーマットを利用し、まずは自分が現状どれだけ客観的に満たされてるのか整理しちゃおうと思う。
「背負っちゃう」
一人っ子の割には、それなりに何かを背負い続けて来た人生だと思う。
〇〇長ってポジションよりかは、〇〇のエースとか、〇〇始末屋みたいなポジションが多め。
■仕事
直近では、仕事で業務システムのデータ移行機能を作る案件に携わっていて、ワンオペで機能の仕様統括からリリースまでやってる。お客さんが世界で活躍する数少ない日本企業ということもあって、その責任は重大。自分がミスったら、多分日本の景気が一瞬沈むと思う。
勿論そんなポジション誰もやりたがらないわけだが、タスク内容が中々好奇心をくすぐられたのと、自分は出来そうだと思ったので立候補した。
立場が人を育てるという言葉があるが、確かにそう思う。
スキルの成長も早いし、責任が大きい代わりに裁量も多いので、自分の考えをダイレクトに仕事へ反映できるからやりやすい。
この案件に関わって2年くらい経つが、環境に恵まれたこともあって今でも飽きずに楽しくやっている。
もうすぐ案件のピークが終わるが、その後も別案件で似たようなことをもっと掘り下げてやり込んで行きたいなと思ってる。
■プライベート
友人にはファニーなやつらが多いので、やつらが勝手に面倒事を持ち込んでくるから暇しない。
やつらは後始末が下手すぎるので、結果的にこっちが巻き込まれてその一端どころか大部分を尻拭いしてる気がする。
立て続けに起きると疲れるが、いい暇潰しになってるのでまあいいやと思ってる。
■総評
どっちもそれなりに項目を満たしてるので、充実してるといえるだろう。
「推し活」
これはちょっと怪しい。
写真集とか握手会とかをまだかまだかと楽しみにするような対象がいたことは一度もない。
ただ、角度を変えて思い出してみれば少しはありそうだなと思うので、掘り下げてみる。
■仕事
学生時代、1年だけ集中して勉強をしたことがあるが、その時にお世話になったINTJ元ヤン数学教師(教頭)の考え方は今でもすごく大切してるし、師匠扱いしてる。
職場では、IT業界に入って間もない頃、現場で出会ったISTP上長の仕事の進め方は今もロールモデルとして見習っている。
ITコンサルを始めて最初の現場でも、かなり厳しいINTJ上長に当たったが、この人も優秀だった。スマートな戦略家で、性格的には反りが合わなかったが、仕事人としてお手本にしてる。
これらは、師匠という位置づけなので、推しと言えば、推しになるだろう。
■プライベート
友人に対しては、観賞用天然記念物的な眺め方をしてる。ゆるきゃら的には愛好してるので、ゆる〜い推しに該当しなくもない。
歴代の恋人の中には、師匠的なポジションで尊敬してた人(INFJ)もいた。
その他では、画面の向こう側の美女(伊織もえ、あのちゃんがマイブーム)を適度に眺めて楽しむくらいなので、推しと呼べるほどでもない。
人ではないが、今年はガッツリと古着と車に魅了され、今ではLEVI'Sファン、マスタングファン、GRファンになってしまった。最新情報追いまくってるので、一番推しっぽい。
プライベートは、甲乙つけがたい判定。グレーゾーン。
■総括
それなりに師匠ポジションの人々に恵まれた人生なので、変化球型の推し活はできているといえる。
「出家」
絵に書いたような寺に籠もるタイプの出家はやったことがない。
ただ、親が「可愛い子には旅をさせよ」を地で行くタイプなのもあって、人生そのものが出家みたいな自覚がある。
ここは細かく分析しなくても、満たしていると思う。
「3つの総合点」
背負っちゃう→◯
推し活→△
出家→◯
3点満点中、2.5点といった所なので、確かに箕輪さんが言う人生満足度だと高得点であり、肌感とも大きなズレはない。
この点数をあと0.5点上げるなら推し活濃度を上げればいいので、これまで通り好きなものを見つけていけば勝手に点は上がるだろう。美女の彼女でもできれば文句無しだ。
推し活、あともう一歩をどうやって踏み込む?
これは案外考えが無いわけでもない。
■車をカッコよくする仕事
今年は車にかなりハマった年だが、それを気にジョブチェンジというのも悪くはない。
機械をいじってる時は時間を忘れて没頭できるし、終わった後もいい気持ちになれる。
ネトフリに、年代物のスクラップをレストアして、高値で交渉して売りさばくみたいな番組があって、こんな働き方いいなって思った。
自分が思うカッコいいを目の前の車にありったけ詰め込んで、それを喜んでくれる人の元へ運ぶ。
古着、車、データ移行、今年魅了されたイベントのすべてが詰まった最高の仕事だなと思った。
自動車整備士の免許も、機械工学系の免許も、なんなら学士号すらも持ってないわけだが、ITの下地はあるので、電気系制御の分野を入口としていけば、現実的になんとかならなくもない。
将来性がある仕事なのかと言われると、公共機関や電気自動車、自動運転の発展が目覚ましい現代なので若干心配はあるが、まあなんだかんだ車の需要は消えないだろうし、社会が車撲滅運動をする方が現実的な制約が多くて難しいだろう。あんまり心配してない。
今の職業でまだやり残したことはあるし、正直、そもそも収入面で今の年収と同じだけ稼ぐのは至難の業だと思う。
男は金が無いと女の子からお荷物扱いされるのが世の常なので、金策が現実にできるようならトライする価値はある。
■やっぱ、美人の彼女だよな
これがなきゃやっぱりダメだと思う。
どうやって巡り合うかは追々考えよう。
■世界で始めての〇〇的な方向はどうする?
「男は特技を磨いて一角の人物と成れ」と言うように、
やっぱ、男に生まれた以上、ここに一定の憧れはある。
そんな世界のパイオニアになれるのは、何かの道の一流求道者か、そんな人達を束ねられるカリスマ性を備えた人物か、という選ばれし者だけだから。大谷翔平とか井上尚弥とかカッコよさがカンストしてる。
自分の特技って何だ?
多分、頭に精緻な偉人シミュレーターが付いてて、見様見真似が出来き、そこに独自アレンジを入れること。黒子のバスケで言うと、黄瀬君じゃなくて灰崎の側。
ただ、それってチープなんだよな。活かせる職業ってあったっけ?
もっとこう、青峰みたいなスーパースコアラーみたいなことが必要なわけで。
飽きっぽいからこの辺は一歩間違えると、ただの器用貧乏になって詰み。
しかも器用貧乏なんて世の中捨てるほどいるから、ここもやっぱり競争。
すぐに答えは出ないけど、やっぱりそろそろ一芸の見定めをちゃんとしたほうがいいかもしれない。30歳になる前にそれなりの形にならなかったら、まあこの路線は諦めるしかない。
自分に何が出来そうかもう少し考えてみようと思う。
最後に
Z世代って冷めすぎ?って言われてるけど、自分は割とその中でも冷めながら人生謳歌してる方なんだなって思った。
人のことを考えてるほど余裕は無いので、自分より冷めてる人がどうしたらいいかとかは分からんけど、なんかもっとこう気楽に構えたら?と思った。
LGBTとか精神疾患とかそういうのがあればちょっと大変だろうからテキトーは言えないけど、まあ生物やってるんだし、最終的には異性とキャッキャウフフできたら楽しいだろくらいでいいような。
ざっくりだけど整理できたので、とりあえず、これまで通り行きつつも、少しは足りない頭捻って将来考えてみようって思いました。