45歳の転職活動⑧いよいよ最終面接
①8月中旬。お盆空けの最終面接
三連続での最終面接である。「木、金、月」の3日連続である。ここが今回の転職活動の天王山である。
相変わらず書類は通らない。そのため持ちネタは増えていかない。
なんとか、下記の3社で決めたい。
1素材メーカー
2インフラメーカー
3ヘルスケアサービス企業
最終面接なので気合が入る。ホームページから中期経営計画を印刷して、赤ペンを引いて「自分の経験」と「会社が求める人材」の共通点を探していく。
エージェントは「最終面接は、すでにスキル確認は終えている。入社の意欲と将来の定着度を見ます」なんて言ってくる。
そのアドバイスを参考に、面接先の会社で働くイメージを膨らます。貢献している姿を何度も何度も想起して、自分自身を洗脳させる。
「あとは縁があるかどうか。運である」という気になるまで自分自身を盛り上げる。
②素材メーカー 最終面接
品川に本社。通勤もしやすいし、優良企業だし、ホワイト企業である。
志望動機は、「「過去~現在~未来」にわたって、私の経験や志向と親和性が高い。御社のリソースを最大に拡大していきます」なんて内容を伝えた。
結構ウケた。
超大企業である。正直、でかすぎて事業がどのように成り立っているか不明だ。求められる人材も、抽象度が高い。
抽象度が高い求人だと、わたしの経歴が良さそうに見えるのかもしれない。「なんか、やってくれそう!」という、ざっくりした評価があるのだろう。
明確な専門性がない私には、「なんか良さそう!」で採用してもらうのが良いのかもしれない。
エージェントからは「強そうなライバルがいる」と言われている。ウケたものの大企業だし、応募多数だし、未知数だ。
③ヘルスケアサービス 最終面接
1次面接の際は「まさに、経験値が活きます。一緒に仕事したいです」なんて言われた。
正直、わたしの経験値にない分野のため興味は薄かった。しかし、1次面接を通じて「これは俺の仕事かも」と考えるようになった。
そのため優先度は高い。
最終面接は、本部長である。その本部長の経歴は「外資コンサル⇒ベンチャー起業⇒投資ファンド」などなど経歴が格好いい。切れ者のようだ。
その経歴から想像するに質問が鋭そう。
その想像どおり面接では、経歴を深堀された。「ここはどう考えていましたか?」、「将来、具体的に何したいですか、それはなぜですか?」なんて、何度も質問された。
それなりに回答したが、ポーカーフェイスなので感触のほどは不明である。
ただ一次面接の「一緒に働きたいです」のような積極的な印象は受けなかった。さらには、30分ほどで面接が終了した。
この感じは期待が薄い。
おなじ自己PRやエピソードを面接では話す。けど各社の反応は全然違う。転職はマッチングの世界だと改めて思う。
④インフラメーカー 最終面接
1兆円企業で、グローバル展開している。
ここに対しても、、、
「中期経営計画のプロジェクトを推進することができます。中長期的に貢献することができると考えています」と、本気度を伝えた。
エージェントからはライバルが3名いると聞かされている。私は「色々できる枠」で専門性は少ない。さらに先方からみると未経験者である。
ライバルが、企業が求める経験と近しい場合は、厳しそう。
ただ、この会社は働き方のバラエティーもあるし、海外駐在もある。是非とも、内定をもらいたいところだ。
⑤すべての最終面接が終了する
7月10日から書類を出し続け、8月21日までに最終面接が3つ終わった。ひと月半。
転職活動は最短で2か月ほどはかかると聞いた。一定の結果がでるまでのタイムスケジュールは聞いた通りである。
これで持ちネタはすべて消化した。このなかで決まったら、結果としては順調に決まったことになる。一方で、決まらなければ長期戦だ。
少なくとも追加で2か月ほどは必要。いや、、、2か月は楽観的かも。
先日、転職の相談をしたヘッドハンター(友人)は、超優良企業の部長をしていた。その部長職で退社して、転職活動をはじめた。
全然きまらなかった。そして転職活動が8か月を経過したころ、ヘッドハンターの会社に声をかけられて、「働く先がないのでやむなく」という流れで就職した。
わたしは、そんなに時間をかけたくない。けど、それは企業との縁が決めることである。
改めて、最終面接の3社のうちで内定をもらえることを願う。