稲盛周作

1兆円企業の秘書室の経験をNOTEに残しています。現在は別の一部上場会社に転職。子会社…

稲盛周作

1兆円企業の秘書室の経験をNOTEに残しています。現在は別の一部上場会社に転職。子会社の代表をしています。副業・趣味で執筆活動や子供たちに勉強を教えてます。4児の父です。グロービスMBA取得。

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100年続く大企業上場企業の社長秘書を3年した。学びが多かったので、キャリアアップ・生活に役立ててもらいたい

ひょんなことから、一部上場企業の社長秘書をすることになった。 もともと、その子会社で営業マンをしており、特に目立つこともなくノラリクラリと仕事をしていた。 そんなある日、「お前、異動決まったから」と部長に半笑いで伝えられた。「ええ、まだこの部署にきて2年ほどなのに、なぜでですか。どこですか?」と質問したところ、「秘書だよ。親会社の社長秘書」と言われた。 晴天の霹靂だ。目が点だ。「なんでぼく?」 そのあと、子会社社長より応接室に呼ばれ、「うまいこと頼むよ。本体の社長秘書

    • 転職したあと③新しい環境で必ずおきること

      ■転職先・異動先で必ずおきるイベント 転職をして、半年が経過する。 そして改めて確信したことがある。 転職先•部署異動先などの新しい環境では、ハラスメントをしてくる厄介な人物が出てくる。新しい場所には必ず生息している。そして、その厄介な人物と必ず対峙しなければならない。 そんなゲームのようなイベントが、ほぼ100%毎回発生する。 ■生息している厄介な人物の事例 なぜかはわからない。 けど、厄介な人物は絶対に出てくる。 そうなるのは、私だけなのだろうか? 私は新

      • 転職したあと②前職の同僚と近況報告。転職してよかったと改めて思う

        ■紙一重で社長を継続中の立花さん 「稲盛さん、ご無沙汰しております。相変わらず、ストレスがすごいです。多くの人が入れ替わりましたよ」 私は、半年前まで子会社の社長をしていた。立花さんは別のエリアの社長だ。いまも奮闘している。久しぶりに恵比寿でランチだ。 「最近どうですか?」と私が聞くと、苦い顔をしながら話してくる。彼は身長160cmで小柄で童顔だ。400人の組織の社長には全く見えない。 「私も社長をクビになりかけました。紙一重でした。やっぱり、この会社はきつ過ぎる。今

        • 転職したあと①新しい会社での仕事がスタート

          ①入社して一か月経過。仕事はまだない 「新しい案件をお願いします。すぐに忙しくなりますよ」と言われた。 そこから、すでに一か月が経過する。 事業開発の部署に配属された。部署の特性からして、ルーティーンはない。まったく無い。 「人が足りないので、来ていただけると助かります」と入社前にあったが、どうやら、そうではないようだ。 ということで、時間が有り余っている。 ②転職すると初めの三か月間が苦しい 今回は2回目の転職である。一度目の転職は、「やばい会社にはいってしまった

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        100年続く大企業上場企業の社長秘書を3年した。学びが多かったので、キャリアアップ・生活に役立ててもらいたい

          45歳の転職活動⑬まとめ・所感

          ①40歳で初めての転職。創業社長の秘書になった。想像と全然ちがった。2018年のこと。 5年前、40歳で2社目に転職した。上場したての急成長企業の創業者の秘書のポジションだ。大企業での社長の秘書経験が買われて採用された。 1社目が1兆円企業だったので、500億円企業の2社目は規模が小さい。「500億円の規模なら楽勝だな」と考えた。 ただ、大企業の社長とは異なり、創業社長は全然違った。 個人で1000億円ほどの資産を0から作った創業者社長。その行動様式や日常生活は大企業

          45歳の転職活動⑬まとめ・所感

          45歳の転職活動⑫次の働き先、本番はこれから

          ①エージェントの過剰なおすすめ 「海外事業に携われる事は将来のキャリアの厚みになります!」 「大手で実績を積むことで、さらなる高みを目指せます!」 30分にわたり、R社経由で内定をもらっている素材メーカーが、転職先として、どんなに素晴らしいかを語ってくる。 私にとっては全く響かない。 エージェントも商売なので、「私のことを第一には考えてない」と思う。 頭の中では、「今回は、年収が1000万円だから、手数料は300万円。今月は予算達成だ。ボーナスも増える」と考える。

          45歳の転職活動⑫次の働き先、本番はこれから

          45歳の転職活動⑪辞表提出と内定の追加

          ①ABC社 社長への謝罪の連絡 素材メーカーから内定が出た。辞める意向を伝えるためにABC社の社長に電話をいれた。 「大変申し訳ないのですが、家庭の事情を考えると、このまま辻堂での勤務は難しい。年収も大幅に下がったので、別の会社を探します」 正直、嫌味を言われるかと思った。「おまえ、もう辞めるのかよ」と。 しかし、ABC社の社長は、 「稲盛さんの決断です。残念ではありますが承知いたしました。私でも同じ決断をすると思います」と優しく回答してくれた。 「それだけ年収下

          45歳の転職活動⑪辞表提出と内定の追加

          45歳の転職活動⑩左遷異動と最終面接の結果

          ①ABC社への異動 初めての勤務 ABC社のある辻堂での勤務だ。遠い。辻堂駅に着いた後、バスに乗る。通勤時間は1.5時間である。 わたしは、2名の子供の保育園への送りを担当している。その送りが終わってから通勤すると出社時間の9時を過ぎる。 そのため、時差出勤にしてもらった。時差出勤にしても、慌ただしさがある。重たい気持ちで電車にゆられる。 ABC社に到着する。 ABC社の社長に電話をいれる。入館カードがないので中に入れない。 「つきました」と連絡すると、さっそく出

          45歳の転職活動⑩左遷異動と最終面接の結果

          45歳の転職活動⑨結果待ち期間とABC社へ異動

          ①最終面接の結果待ちと社内ニート 最終面接が終わった。あとは結果を待つだけだ。引き続き応募は継続している。1件も通らないけど。 ひとまず転職活動のシーズン1は結果待ちとなった。シーズン2が無いことを願いたい。 一方、現職である。社内ニートが半月ほど続いている。夏休みがあったものの、2週間は在宅勤務という名のニートである。 のらりくらりという訳にもいかず、次の異動先の候補であるABC社の社長と面談することとなった。 ②ABC社の社長との面談 ABC社は主要子会社のひ

          45歳の転職活動⑨結果待ち期間とABC社へ異動

          45歳の転職活動⑧いよいよ最終面接

          ①8月中旬。お盆空けの最終面接 三連続での最終面接である。「木、金、月」の3日連続である。ここが今回の転職活動の天王山である。 相変わらず書類は通らない。そのため持ちネタは増えていかない。 なんとか、下記の3社で決めたい。 1素材メーカー 2インフラメーカー 3ヘルスケアサービス企業 最終面接なので気合が入る。ホームページから中期経営計画を印刷して、赤ペンを引いて「自分の経験」と「会社が求める人材」の共通点を探していく。 エージェントは「最終面接は、すでにスキル確認

          45歳の転職活動⑧いよいよ最終面接

          45歳の転職活動⑦転職活動中の夏休み

          ①不安を運びながらの夏休み 8月5日から、子供4人を連れて、出雲市への旅行だ。 「飛行機に乗りたい」と子供が強く言ってきた。そこから、大自然で心が癒える場所が良いと妻が考えてくれ、出雲にいくことになった。 3か月前に予約をしたときは、今のような社内ニート状況になっていると想像すらない。 感覚的には離職中。節約したい気持ちである。 三泊四日で50万円ほどになる。 ただ、4人の子供を連れていると気もまぎれる。せっかくの夏休みだし、満喫したいものだ。 ②不安があると、旅

          45歳の転職活動⑦転職活動中の夏休み

          45歳の転職活動⑥冷たい人事部と次の異動先の候補

          ①人事部からの突然の電話 8月1日から社内ニートになった。3日が経った頃、突然人事部から電話があった。 評判がよろしくない人事本部長の山本さんである。 電話をでると開口一番「あなた、今、何やってるんですか?」と言ってくる。強い口調だ。 「なんだよ、いきなり!」と思いつつ、「在宅勤務をしています」と回答する。 「仕事あるんですか?」とツメてくる。 「残務処理をしたり、資料を読み込んだりしています」と一応、仕事をしていると回答する。 「それで仕事と言えるんですか。も

          45歳の転職活動⑥冷たい人事部と次の異動先の候補

          45歳の転職活動⑤知人を通した転職案件

          ①友人からの紹介 子会社社長のクビを宣告された日に、友人にLINEを入れた。すると、明日飲みに行こうなった。 恵比寿の居酒屋で、「俺、社長クビになったんだよ。なので辞めるんだ」と話すと、「じゃ、いい会社あるよ」と2つの会社を紹介してくれた。 「今、メッセージ入れてみる」と、友人はビールを片手にそれぞれの担当者にメッセージを入れてくれた。 2社とも興味を持ってくれた。そして、「早いうちにぜひ会おう!」と言う話になった。ありがたい話である。 「40歳を過ぎたら、紹介で転

          45歳の転職活動⑤知人を通した転職案件

          45歳の転職活動④社内ニートと不安な日々 

          ①8月になった。社内ニート化する 8月になった。7月1日に子会社の社長職のグビを通告された。7月中に次の異動先は決まらなかった。 そして8月になり、いよいよ私の居場所がなくなった。 いままで社長としてひな壇に、「で~ん」と座っていた。けど、その席には新任社長が座っている。 「過去の席がない」のみならず、「新しい席もない」。 7月最終日の人事発令に私の名前は出ていた。そこには○○本部と記載があったが、勤務先、デスクの場所は不明だ。無いということだろう。 発令はでたが

          45歳の転職活動④社内ニートと不安な日々 

          45歳の転職活動③選考が細々と進んでいく

          ①書類を繰り返す出す日々 7月10日から書類を出し続けている。R社の言うとおり書類の通過率は10%ほどである。 30社は出した。 「ここの会社なら通るだろう」とか、「この仕事は得意そうだな」とか、期待感をもって応募しても、ことごとく見送られる。 理由は、「ほかに良い候補者がいる」、「経歴が求めるものと異なる」が定番だ。 書類で落とされると、自分の経験が否定された気になる。「ただ、マッチングしなかっただけ」というのは分かっているが、そんなに割り切れるものでもない。

          45歳の転職活動③選考が細々と進んでいく

          45歳の転職活動②転職エージェントのR社と面談。ほかのエージェントにも登録

          ①わたしの諸事情 7月1日に降格を告げられる。そして、8月以降の処遇は不明。少なくとも給料は年収▲300万円になる。おそろしい。 この会社では、この手の降格人事は年に2~3人ある。その人事を何度か見た。遠方に飛ばされ、苦い思いをして退社が多数だ。わたしも同じになる可能性は高い。 子供4人、共働き、都内在住である私にとって、遠方の異動は退社である。はやく次を決めるしかない。 ②R社とのはじめての転職相談 R社との面談だ。 ZOOMのURLをクリックする。ハスキーボイ

          45歳の転職活動②転職エージェントのR社と面談。ほかのエージェントにも登録