詩 星屑の日
パステル画詩集です
猫の詩集
長靴をはいた猫が 午前零時に
星屑を撒き散らしてしまい
警察屋さんがやってきました
泥棒！
今度は道の向こうで
誰かの叫び声がしました
警察屋さん盗まれたの！
何をですか
わたしのハートです
あなたが盗んだのよ
警察屋さんが犯人でした
長靴をはいた猫と
それら一部始終を見ていた私は
道いっぱいに散らかった星屑を
じゃり じゃりと
踏みつけました
ねえ
この星屑は
どこからもってきたの
長靴をはいた猫は 答えました
「君が僕にくれたんじゃないか
いい子だね お利口さんねと
散々 言ったんじゃないか
その言葉の数さ」
わたしたちは
幸せね
星屑の日が
生きているうちに見られたなんて
警察屋さんはきっと助からないわ
ね そう思うでしょ
おしまい
作品の数々は、beseでご購入いただけます。
作品整理をすることもあり、準備中のことがあります。
今 その真っ最中かもしれません。
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