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昭和から令和へ続く写真|202406|roll film#3

2024年2月、デジタル一眼レフカメラを手にして写真を撮り始めて10年目となる節目にフィルムカメラで定期的に写真を撮ることをはじめた。

無数にあるフィルムカメラのなかから、自分にあったものを探し出すのはなかなかに億劫だなあ、現像するための郵送が苦手だなあ、と敬遠していたのだけれど、友人の祖父が使っていたという「CanonFTb」をお借りすることが良いきっかけになった。

祖父が自分を撮影したかもしれないカメラ

自分が3歳の頃、事故で他界した祖父の趣味はカメラだったようだ。自分が生まれた頃には少なくとも3台のカメラを持っていた、姉や自分の写真を何枚も撮影していた、と、父親が記憶を辿りながらぽつぽつと語ってくれた。


若い頃の祖父と父親


祖父が撮ったであろう自分の写真

祖父との思い出はほとんど記憶にない。それでも昭和から平成にかけて、祖父が使っていたであろうコンパクトフィルムカメラを、この令和の時代に使えることをうれしく思う。

OLYMPUS AZ-1 ZOOM


甥と犬の散歩




札幌の夜





札幌の夜の帰り道





きこりが切り拓いた小別沢の山頂から




北の怪植物エゾニュウ




北の地に初夏を告げるエゾカンゾウ




上川町にて




マツモトキヨシ前




小別沢の森




愛すべきGRガールズ



使用フィルム/kodak PORTRA 400


不便さを愛でる

先月まで使用していたCanon autoboyS2 が使用不能になってしまった。いくつかの修理所に問い合わせをしてみたけれどコンパクトフィルムカメラのほとんどは修理困難とのこと。

祖父のフィルムカメラで撮影したフィルムを現像して、手元に届いた写真。映り込むホコリやゴミも目立つけれど、時代を超えて、今自分が体験したものを写し、残せることに不思議な感覚をおぼえる。大切に使っていこうと思う。


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