温故知新 No.10 〜自治会活動編
みなさん、いかがお過ごしでしょうか!?
私はいつも、読書を主軸に色々書いています。
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今回は、「温故知新」(おんこちしん)シリーズ。
・古く(以前)からあるものを形骸化させず、いかにして現代の人々へ適用させていくのか、
・改めてその団体の意義を感じ、みんなで楽しむことができるのか、
ということを私自身のテーマにして取り組んでいる
・自治会活動
・PTA活動
についてご紹介していきたいと思います。
今回 は、自治会活動編です!
夏まつり 反省会
飲み会前に
お酒が入ると、議論というものはなかなか難しい。
みんな真面目に話しているつもりでも、どっかかみ合っていなかったり、 ”そもそも” がどこかへ飛んでいくw
お盆に夏祭りを行った。
とてつもなく大勢の会員の皆さんにお越しいただいた。
一見すれば、大成功!!
しかし、その裏には色々と課題が・・・
祭り後すぐに反省会的に役員で集まったが、いかんせんみんなもう飲んじゃっていたから、なかなか議論がまとまらないw
「次回はちゃんと、シラフの状態で反省会をしよう!」
ということで、1ヶ月半くらい経ったがこの度実施された。
課題出し・論点整理
大きくは、
・事前準備編
・当日運営編
といった感じで議論されたように感じる。
【事前準備編】
前日までの準備と、当日の準備という2つの視点があったと考える。
こちらが最大の課題だったように私は感じている。
ビッグイベントを、たった1〜2回の打ち合わせで実施した。
それはそれですごいことだが、結局のところ、
・誰が何をやるのかの全体像
・やっている人の負担感の調整
この辺が、ノーマネジメントだった。
つまり、全体像を把握し、”仕切る”人が、比較的フワッとした中で進められていたという印象を受ける。
・今はどんな進捗なのか?
・リミットはいつか?
・抜け漏れはないか?
この辺を見渡す人が不在のまま当日を迎え、それでもみんなが自律的に動いたため、結果的になんとかなってしまったw
そもそも、「失敗なんてそんなにない」と私は思っていた。
誰かが怪我してわけでないし、みんなとても楽しそうだった。
でも、
「はて、どうしようか??」
「誰と相談したらいいんだ??」
と頭を悩ませたことがたくさんあったのは事実。
この辺をなんとかしなければならない。
【当日運営編】
こちらは、準備不足に引っ張られて、
・当然にバタバタ手間取る
・配置もその場の雰囲気で互いをカバー
などなど、いろんなことが起こりながらも何とか乗り切ったw w
ドリフトしながら進んでいくことは、ある種楽しい。
しかし、当然にそれを不安・不満に感じる人もいる。
お客さんも、こちらの苦労などつゆ知らず文句を言う方もいる。
この辺には、しっかりと目を向けなければならない。
結果としてドリフトしてしまうのは仕方がないものの、こちらもやはり当日をマネジメント(全体を見渡す人/指示を出す人)が必要なのだと思う。
課題解決へ向けて
①小チームづくり
議論というものは、人数が多いとなかなか進まない。
話題が分散するというか、論点を明確に絞れずに、次へ次へと移り変わってしまう。
ファシリテーター/進行役の力が相当に必要となる。
この点、人数を絞ることによって解決を図った方がいいのではないかという提案をした。
少ない人数のチームで事前に
・夏祭りのそもそものあり方
・準備方法
・スケジュール感
・予算感
などを議論し、たたき台を作成する。
それを役員会(従来からの夏祭りの実施主体)へ提示し、補正していただく。
たたき台を作ることで、をある程度論点を絞ることができるし、役員会において論点になりそうなことは、基本、たたき台作成チームで一旦議論されていることが多いはずだから、即座に明確にそれ関する理由や代替案を出すことができる気がしている。
それらが明示できないことが、まさに役員会からの補正事項、つまりたたき台チームで再考するべき新たな論点ということになるだろう。
②総会提案
上記小チームを正式に作るかどうか、この辺は明確に結論が出なかったが、この点はあらかじめ決定された。
それが、夏祭り事業の春の総会での提案だ。
例年、予算化はされているため、予算審議の中では触れられることになる。
しかし、実際にはどういう中身なのかという想定がない中での提案となるため、いわば”掴み”の予算となっている。
この辺について、もう少し精度を上げて提案することで、
・バタバタ突貫工事感を下げていきながら、
・会全体の納得度を高めるとともに、
・少しでも実施に向けたPRが出来れば、
・協力してくれる人が多少でも増えるかも
・そうなると、バタバタ感や役員の負担が減るのでは?
という結論だったと私は理解している。
※そもそも春の総会への出席者の固定化や少なさは、別な課題として一旦棚上げw
むすびに(今後の方向性)
夏祭りを行う理由とは・・・
そもそも、夏祭りを実施する『目的』というものが、非常に重要になってくるのだと私は考えている。
今年度の夏祭りは、その点ある程度明確ではあった。
それが、
「コロナ禍のスットクの還元」
である。
コロナ禍のため活動が大幅に制限されることから、会費を徴収しない自治会が出る中、当会では徴収し続けた。
その分を、ある程度会員の皆様へお返ししようというのが最大の趣旨だ。
では、
「来年どうするのか?」
つまり、
「次回は、何を目的/大義に夏祭りをやるのか?」
もっと言えば、夏祭りを開くことは一つの手段でしかないと私は考えている。
何か最大の目的を果たすために、夏祭りというイベント/ツールを使用するという構図にしたい。
そして、これを全役員の共通の認識としたい。
自治会の目的とは・・・
では、
「その”目的”とは一体に何か?」
つまり、
「自治会が目指す最大の目的とは何か?」
言い換えれば、
「自治会を組織する最大の理由とは何か?」
ということに改めて立ち返るということが、夏祭りをする理由につながっていく必要があると私は思っている。
私が考える目的は、
『お年寄りと子どもをつなげること』
地域には、様々な年齢層の方々が日々を過ごしている。
日々の生活とは、すべてが地続きに営まれる。
老若男女で区切られることはないはずである。
しかし実態としては、とりわけ ”老” と ”若” の隔たりが以前からあるように感じる。
極論、敬老会と子ども会、果たして分ける必要があるのだろうか?
そういった場面もあって然るべき。
でも、そればっかりだとつまらない。
お年寄りは若い人の新たな時代の子育てや人間関係などの苦しみを労い、若い人はお年寄りに対する長年の功績や営みを労う。
お年寄りは若い人からエネルギーをもらい、若い人はお年寄りから長年蓄積された知識経験をもらう。
両方の世代が交わることでこれらが実現する、つまり『互いを理解すること』につながっていくのではないだろうか。
今の若い人は、次から次へと新しい情報、新しい環境に対応していかなければならない。
これを、お年寄りが理解する必要があるだろう。
今のお年寄りは、長年ご苦労された末に、今は落ち着いた生活を過ごしたいと願っているかもしれない。
そして、一見時代に合ってないと思っていても、実は現代にも十分通じる大切な考え方/知識があることは間違いない。
これらを若い人が理解し、吸収する必要があるだろう。
結論(夏祭りの目的)
この自治会の目的を達成するための一つとして、夏祭りがある。
つまり、夏祭りの究極の目的は、
『互いを理解すること』
そして、その手前でまずは会員の皆様に
『自治会という存在/営みを理解してもらうこと』
そしてそれが、
『誰かが主体的に、日々活動を進めているということを理解すること』
に繋がり、
『自分も主体的に何かに関わりたいと思ってもらうこと』
に繋がり、
『実際に参加した中で地域の方と深く知り合い、助け合いたいと感じること』
へと繋がっていく。
このプロセスが、最終的には『互いを理解すること』に繋がり、私たちとともにアクションしてくれる方が僅かでも増えていくものと、私は信じている。
私は思う。
本当に、いい反省会だった!!
今回も、ご覧いただき誠にありがとうございました!
※今日のヘッダーは、メイプル楓さんの作品を使わせていただきました!ありがとうございました!!