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「燃え尽きた」
ありがとう、貴景勝!
先日私が見た新聞の見出し。
28歳の戦士が一人、土俵を去ることとなった。
衝撃でありながらも、心からお疲れ様と言いたい。
私が相撲に関心を持つ様になったのは、稀勢の里だといって間違いない!
その件については、以前別なシリーズ(マガジン)で書いた↓↓
稀勢の里以降は、モンゴル勢が横綱の地位を守り続けてくれている。
これはこれで非常に感謝したいと思うし、敬意を表する。
一方で、一人横綱の時期が長く続いているため、そろそろ日本人横綱もぜひ見てみたい。
私は、現在のように群雄割拠する戦力均衡の構図も嫌いではないが、横綱が君臨する絶対権力構造的な相撲界が結構好きだ。
(最近で言うと、朝青龍や白鵬的な)
そんな構造を築くのは、間違いなく貴景勝であると思っていた。
私の好きな貴景勝スタイル
ブルドーザーのように、立ち会いから相手を圧倒し、そのまままっすぐ後ろにわずか数秒で押し返す。
これが私の貴景勝に対するイメージである。
土俵を前後左右に動き回る1次元・2次元的動き。
土俵の円形である性質を活用し、その中を自在に動き回る3次元的動き。
特に小兵と言われる方は、土俵の上で自在に飛び回ることもある。これが4次元的動き。
さらに投げ技!これは5次元的と言えるか。
貴景勝は、言うならば1次元的動き。
いや、常に前へ前へ猛突進する、つまり後ろへ引かないと言う意味ではもはや0.5次元と言って良い。
このシンプルさが、私にとっての貴景勝の魅力だった。
素人の考察
しかし晩年は、素人の私が感じる限り2つの理由で猛突進ができなくなったのではないか。
一つが、立ち合いで「変化」をつける力士が多くなったこと。
変化とはおそらく解説などを聞く限りだと、普通は土に両手が付いた瞬間、一気に真正面へ体当たるのが常道であるのだが、作戦の一環で少し左右に避けたりすることで相手の裏をかくことが、特に貴景勝対策として多くの力士が採用する様になったことがあるのではないだろうか。
そしてもう一つが、今回の引退理由の大きな要因の一つであろう首の痛み。
あれだけの巨体が、あれだけの巨体へほぼ頭だけで突っ込むと言っていい立ち合いを毎度続けるのだから、首に負担がかからない訳がない。
テレビを見ていても、頭と頭がぶつかる重低音が時折聞こえるほどである。
信じられないことだ。
むすび
先日は、玉鷲に関する嬉しい気持ちを書いた。↓↓
そこでも貴景勝について触れたが、まさか今場所でもう一度貴景勝のことを書くとは思わなかった。
横綱への勝手な期待が私にはあったから、ショックであったのは事実である。
しかし、それ以上に私の相撲に対する関心を高めてくれた、ザ・相撲と言えるようなシンプルな戦法で私に相撲の魅力を感じさせてくれたことは、感謝でしかない。
※シンプルな戦法と例えることが素人的な見方、失礼であるならばお詫びしたい汗
これからもますます、親方として相撲界を支えてほしい!
ありがとう、貴景勝!!
本日のヘッダーは、ヨンハチさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。
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