【歌舞伎 勧進帳】 番外編#2
みなさん調子はいかがですか!?
昨日はついに投稿ができず、連続投稿が62日で終了となりました。
連続投稿が目的ではないのですが、若干残念です。。。
というのも、コロナ禍での閉塞的な雰囲気から少しずつ抜け出し、社会全体が元の生活を取り戻しつつあります。
そのような状況の中、職場や地域コミュニティなどでの活動・集まりが少しずつ再開され始め、その流れから飲み会も久々に増えてきています。
1日おきの飲み会で合計4回。昨日でようやく全ての予定が終了しましたが、この間は遅くまで飲み、朝も早く起きれなかったことから、溜めていた記事のストックを全て使い果たし、昨日ついに投稿できなかったという流れです。
でも、この流れは嬉しいことだと捉え、また今日も書き始めることにします!!
これまで、自己紹介にも書いたマイルールを大切にしながら、私の大好きな本について書いていきましたが、本日は番外編です。
今回は、#33で書きましたが、この本での勉強の成果を発揮すべく!?、実際に歌舞伎を見てきましたのでお伝えしたいと思います!
いざ、札幌!!
2023年3月26日(日)12時より、札幌はカナモトホールにて
『13代目市川團十郎白猿襲名披露』
興行が行われました。
歌舞伎にもともと妻と私。
勇気を出して、見に行ってみることにしました!
いざ、開演!!
だいたい11:30頃には到着したでしょうか。
それでも、トイレに行ったり、座席を探したり、なんせ勝手がわからないものだから、右往左往で席に着いた頃には、とてもちょうど良い時間になっていましたw
会場内は撮影NGです。
会場内の広さを計算しようと思い、アプリを起動させているだけで、スタフの方に怒られてしましました汗
「撮影禁止です!!!」
”撮影は”してませんけど・・・と思いながらw
下出し三番叟(しただしさんばんそう)
最初は踊りからスタートです。
踊り手は、市川右團次さんです。
先日、テレビ番組「格付けチェク」で見たばかりでしたので、とてもびっくりしました。
出演されていると思わなかったのですが、なんだか顔がポイぞ!と思って調べたらビンゴでした!!
距離感は、目測で大体20から30m位先でしょうか。
席は3階席。
それでも顔立ちではっきりと気づきました!
音はマイクを使っているのでしょうか?
目に見えるところにはマイクはありそうもないのですが、歌、音楽、そして何より足を強く踏み込んで板の間を鳴らす音。
ものすごく近くでなっているように聞こえ、とても臨場感があります!
舞台上には演者が2名、後ろに音楽と歌を担当する方が13名。
そして、演者が舞台上で後ろを向いて座りながら衣装チェンジするのを手伝う方が2名。
合計17名が舞台上にいました。
3階席から見ても、とても舞台に映えるというか、煌びやかなセットとライトアップで、これまでテレビなどで見たものが目の前で繰り広げられることが信じられない、とても不思議な感じです。
異世界に急に飛び込んだ感じを得ました。
襲名披露口上
次に襲名披露口上です。
中村梅玉さんとともに、十三代團十郎さんがついに登場!!
いつもテレビで見る團十郎さん。
この距離感から見ても、明らかに目鼻立ちが違います!
まるでお面を被っているかのように、はっきりと見えました!
まず梅玉さんの口上。
梅玉さんは、先代團十郎さんと小中学の同級生で、この勧進帳を含めて300公演近く共演された方だそう。
この襲名披露公演は、コロナで2年半延期となった末のものであったとのご説明もいただきました。
梅玉さんから見た13代目團十郎さんの凄さなどもご披露くださいました!
そして、團十郎さん。
まず驚いたのは声。
すぐそこで話しているくらい、めちゃくちゃ通る!!
普段テレビなどで聞く声ではなく、演じた声というか、それっぽいビブラートの効いた喋り方での口上でした。
先代やご家族との北海道の思い出などもお話しされていました。
とにかく、オーラがハンパ無かった。
印象は、これに尽きます!!
そして、初めて聞いたこの決まり文句!!
しびれました!!
『隅から隅まで、ずずずいぃ〜と希い上げ奉りまする』
いざ、勧進帳!!
30分の幕間(まくあい)という休憩時間の後、いよいよ本編へ突入です!!
あらすじ
#33勧進帳で勉強した内容やこれまで学校?などで学んできた内容、そして実際生でリスニングしてきた内容を踏まえ、私なりの理解を書いてみたいと思います。
あくまでも素人の見解です。
プロの方々にとっては浅い内容かもしれませんがどうかご容赦を。
源頼朝に追われている弟の義経。
配下の武蔵坊弁慶などを引き連れて、なんとか奥州藤原の下へ逃げ延びようと向かいます。
その途中、義経一行を引っ捕えるよう頼朝からお達しが出ているため、関所いた冨樫左衛門達役人に引き止められます。
お達しの内容は、山伏(やまぶし)を全て捉えよ!というもの。
義経一行はおそらく山伏の格好をして逃げ延びようと変装していたのでしょうか。
そのために関所で引き止められるのです。
そこで頭の良い弁慶は、機転を効かしこう主張します。
「山伏を捉えよとのお達しであるが、そのお達しの本質は、疑わしいものを捉えよいうことであり、私たちは決して疑わしいものではない!」
それでも弁慶の主張を認めない冨樫側。
そこで弁慶はさらに、「なぜ疑わしいものではいのか」を主張します。
それは、「私たちは東大寺を修復する仕事をしているものであるので、潔白のみである。」というもの。
そしてさらに、東大寺の仕事をしているという証拠をある種捏造します。
修復のための趣意書を持っていると主張するのです。
そして、趣意書と思わせるために適当な巻物を取り出し、それを冨樫へ朗々と読んでみせるのです。
これでようやく納得した冨樫側。
ついに通過しようとした時、これまで黙っていた一人を見て冨樫側の部下に「義経っぽくね!?」と怪しまれます。
すると弁慶は最大の機転を効かせます。
なんと、義経を殴る?かなんだかよくわかりませんでしたが、とにかくゴリゴリの上司に手を出すのです。
本当に義経ならば、まさか手を出されることはないだろうと無事に関所を通過して事なきを得るのです。
通過後、義経は弁慶に感謝します。
右團次さん達、弁慶以外のお供の方も、「弁慶がああしなかったら、絶対通過できなかった」と称えます。
それでも手を出してしまった弁慶は、とても悔いていました。
そしてここからが私の最大の謎、理解できなかったところなのですが、なぜか冨樫側と宴席が設けられます。
そこで、弁慶が酒豪ぶりを発揮して、和やかに過ごし終了となります。
ハプニング
どの場面だったかは忘れてしましましたが、確か最後の宴席の場面だったかと思います。
弁慶・義経側のお供の方が、花道から落下するハプニングがありました。
細い花道を、ほぼ後ろ向きに4人縦に並んで進みながらはけて行くような場面だったと記憶しています。
落下した方の真後ろだった右團次さん。
すぐさま前の落下した方を引き上げ、背中を押して何事もなかったように舞台上に戻って演技をしていました。
演技中はアドレナリンMAXだと思いますが、演技が終わればものすごい痛みに襲われたでしょうか。
怪我がなかったことを祈るばかりです。
いざ、お土産!!
私たちの歌舞伎鑑賞の楽しみの一つがお土産でした!
オリジナルグッズのセットがあったので購入しました!
むすびに
いやぁ〜、今回はとても楽しかったです!
interestingの意味合いもとても大きいです!
お客様は、正直私たちアラフォー夫婦よりも先輩かなぁという方々多かった印象です。
お着物を着た方は、目測で2から3割くらいいらっしゃいました。
そういった空間に行くこと自体稀ですので楽しかったのですが、さらに言葉。
50%もわかっただろうか?というくらい結構ムズイです。
芸人の芸人の”すゑひろがりず”のネタがギリわかるくらいのレベルだと、リスニングは相当厳しいかもしれませんw
ぶっちゃけ、長歌なんて全く何を言っているかわかりません。。。
正直勉強が必要と思われますが、勉強して臨むという感じもまた、なかなか味わえない面白さがあります!!
今回は市川家、屋号は成田屋さんの歌舞伎でした。
今度は、中村家、中村屋さんの歌舞伎を見てみたいね!と妻と話しています。
私たち夫婦に貴重な経験をさせたいただいたことにとても感謝です!!
そして、いつにもまして長文となりましたが、もしご覧くださった方がいらっしゃれば、もっと感謝です!!
長文、駄文で大変失礼しました汗