農家になろうとしたきっかけ その⑥(完結) ーなりけんー
前回の記事はこちら↓
理想と現実
埼玉に来て数カ月、理想の居場所を見つけた自分は興奮していた。
起業というものが近づいてきた気がした。
まずその会社での最初の仕事は、前回の記事で話したとおり、パチンコ台の設置のバイトだった。
夜11時に開始し、終わり次第終了という楽そうに見えて実は重労働がメインのお仕事。ベテランの方は台の設置で線などを繋いだりするが、初心者にはもちろんやらせてもらえない。
友達はその1回目でやめてしまった。どうやら楽に稼げるバイトだと考えていたらしい。
そんな頃学校では、簿記の試験が終わり販売士検定の勉強が始まった。
同時に起業を目指しその会社でバイトをしていた。
決意
それから1年ちょい、地元に帰省した際に祖母から言われた。
「農家やってみないか。」
正直揺らいだ。
このまま埼玉で起業を目指していいものか。
祖父の残してくれた農園を継ぐべきか。
葛藤の末、自分の悪いところが出てしまった。
楽な道へと逃げることだ。
正直、埼玉での起業が行き詰まりを見せていたこともあり
「農家をやれば経営ができる」
頭の中にはこれしか浮かばなかった。
ここまで読んでいただいた皆さんには申し訳ないが、これが農家になろうとしたきっかけのリアルだ。
実際のところ、祖母一人で大変ということや都会の喧騒に疲れてしまったなど細かい理由はたくさんあるが自分が楽な道を選んでしまったことに変わりはない。
しかし現在では、農業を変えようと考えている。
こうなったきっかけは、また次の機会に。
こんな駄文を最後までお読みいただきありがとうございました。
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