【イナカの家と住人のこと(2024)】10・わたしとお花
ひとり暮らしの部屋がお花でいっぱい♪
家の近くのフラワーデザインスクールはデザイン性も重視しているタイプの学校でしたので、面白そうだなとそちらに決め学び始めました。
まず授業でつくり方を学ぶ。
その花材を持ち帰り、もう一度やってみるパターン。
なにも飾り物のない部屋にお花が加わり華やぎのある暮らしに変わりました。
ですがそこからあっという間に集まりだし、楽しむをこえ花だらけ。(汗)
幸い壁側一面高窓でその下に収納スペースがとられていたのでそこに並べて置くことができましたが、あっという間に部屋がギャラリー化していきました。(笑)
アレンジにブーケに…
はやく身につけフラワーアーティストの道にと短期集中コースを選んだんですね。
そうしましたら毎日なんらかの作品を持ち帰ることになり、花、花、花。
実家だったら、いつも花のある暮らし…とみんなが喜びお花を見てあげられたのに、なにぶん離れているのでそれはできず私しか見てあげられない。なんかもったいないなーと思ったりしていました。
なのでブーケを作った時などは近くに住んでいた美容学校の友人にプレゼントして、私以外の人にもお花を見ていただいていました。喜んでもらえたのはありがたかったです。
そんな感じで花に対するベーシックコースが終了し、もう少し深めたい思いがわいたので、デザイン学、色彩学、経営学などの科目もプラスされたアドバンスコースに進みました。
どれも基礎的な内容でしたが、その中の色彩学の授業中に10分程度で「テーマを決め複数のカラーチップで表現をする」課題がでました。
時間が少ないので考えたり悩んだりはしていられず軽い気持ちでパパッとまとめ…、それがよかったのか何ととっても褒められまして、
・・・?
なぜかといいますと、
幼い時からぬり絵が好きでやっていたのですが、
女の子や花などがモチーフで特別な色選びの必要がなかったからか、小学生になった頃に催事場でキーホルダー作りに参加した時頭が真っ白になって色が塗れず姉に指示してもらった経験があったからです。
それから色に苦手意識がありました。
それが突然べた褒めされたので訳わからず!
ただしっかりその時の感覚は『私の感覚経験箱』におさめましたけどね。(笑)
そんなアドバンスコースも終了し、
旅立ちの時がきました。
はじめは花屋しか発想がなかったのでお花屋さんに問い合わせたのですが、現場を見せてもらうとなんか違う。
なので引きつづき探し、ウエディングも扱っており正に「しあわせのお手伝い」ができるホテルのフラワー部門に目が止まりました。(笑)
見習い期間後に正社員登用のシステムでしたので、ひとまず体験をかねて働かせていただくことにしました。
ホテルならではですね。
ブライダルや何かのもようしと様々なシチュエーションがあり、会場花やテーブル花ブーケ作りとその時に合わせた花の装飾が必要とされていました。
氷の彫刻や大きな舟盛りに花を飾ったり、大作を目にでき、また初心者ですが仕事内容は花の管理だけでなくテーブル花などその時々の制作にも携わらせていただけ、あれもこれも楽しかったです。
ですが!
またも引っかかりが浮上。
・・・!?
今度はなに?…と当時の母の気持ちの声が聞こえてきてしまいました。(汗)
どれだけの思いをさせてしまったのか…こうして当時にさかのぼり、回を重ねるごとにつくづく自覚してきました。
本当に申し訳ないことです…(涙)
と反省している場合ではないので後にしまして…
引っかかったこととは、
花のあしらいです。
仕事なので当然なのですが、必要な部分だけ使って他の部分はゴミになってしまうんですよね。
つぼみが開らけるか最後まで見届けたい様なタイプなので、その扱い方にどうしても居たたまれなくなってしまって…
お花は好きなのですが仕事にはできないことを、今度は現場で気づかされました。
それでも見習い期間があってよかったです。見習い期間終了を待って社員になることは辞退させていただきました。
フラワーアーティストの道も引かれていませんでしたけど、友人から結婚式のブーケのご依頼をいただき式で持っている姿が拝見できたことは嬉しい出来事でした。
では、またね。
*[ 画像 ]
鳥さんのお知らせで、
プラムの花がふくらんでいるのに気づきました。
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