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【金沢市】大関【大衆割烹】

うまいもんハンターのちょーすです。

金沢の名酒場を訪れました。

オススメ度:★★★★☆(魚が美味しい酒場!)

大関

金沢市木倉町にある大衆割烹です。

名物は地鮎料理と活うなぎのようです。

出入口は表裏の2箇所あります。

酒場感がかなり強い佇まいです。

席はカウンター席が10席程度と小上がりが3つあり、それぞれ4〜6人程度が座れそうです。

カウンターの中央辺りにおでん鍋が鎮座しています。

板場の中に神棚が祀られています。

これ見よがしに神棚を祀っているお店が多いですが、お客さんからあまり目立たないところに整然と祀られているのは、正しいルールかどうかは分かりませんが、個人的には好感が持てました。

酒場放浪記の吉田類先生も過去に来られていたようです。

都会と違ってなかなか地方には酒場が多くは無いですが、たまにある酒場にはついつい入ってみたくなります。

メニュー

お造り・季節の料理・そのほかの料理が並んでいます。

ご飯物はうな重・のり茶漬け・雑炊があり、やはり酒場は飯物もあるのが良いですね

揚げ物・飲物もあります。

飲物は日本酒・焼酎・サワー梅酒・ビール・ワイン・ウイスキーとざっと揃っています。

紙メニューと重複するものが大半ですが、黒板メニューはその日の仕入でのオススメが記されています。

板場の中央にも歴史を感じる献立があります。

紙メニューにないものとしては「鯉のあらい」「鮒のあらい」「加賀じぶ煮」です。

北千住の「まるます家」といった昔からの酒場には「鯉」「鮒」の料理があるのが見えて来ました。

おでん種は掲示されているので、そこを確認しつつ、乗っていない種があるか確認すれば良いです。

かにめんは冬限定の季節物なので、食べるのであればその時期に訪れましょう。

瓶ビール

最初の一杯目は女将さんがお酌をしてくれます。

この雰囲気で飲む瓶ビールが最高に旨いです。

手酌なので、飲むペースも自由に出来るので、誰にも気にせずお酒を愉しめる時間が始まります。

がんもどき

おでんの中で一番好きながんもどきを頂きました。

表面がこんなに綺麗ながんもどきは初めて見ました。

こちらのがんもどきは豆腐が多めで、具材は大半がゴボウで、僅かにニンジンが入っていました。

ゴボウと出汁の香りが食欲をそそって来ます。

がんもどきはお店によって、大きさや具材が違うので楽しいです。

岩ガキ酢

大きな岩ガキ

牡蠣の旨味が濃厚で、絞ったレモンの爽やかな酸味と相まって、一飲みで食べてしまいました。

アジフライ

アジフライは大きなアジを3枚におろしてフライにしています。

大きなアジを使用しているので、脂の乗りも良く、揚げたての熱々を食べると、ふっくらとした身の美味しさを味わえます。

マヨネーズも美味しいですが、塩でさっぱり食べても美味しかったです。

鮎そろばん

ゆっくりと寛ぎつつ、愉しんでいると、北陸では前日に解禁されたばかりの鮎が届いたようです。

生きたまま運ばれてきたため、そのまま生簀で出番を待ちます。

出番待ちの鮎はかなり元気に動き回っていました。

折角の新鮮な鮎で、初物だったので、鮮度が分かるそろばんで頂きました。

そろばんは鮎の背越しを大根おろしと海苔と山葵だけのシンプルな味付けで頂きます。

そろばんを初めて食べましたが、大根おろしのおろし汁と海苔と山葵が絶妙なハーモニーとなっており、出汁が入っているんじゃ無いかと思ってしまうくらい美味しいです。

うなぎ蒲焼

重箱に入った状態で提供されます。

こんがりと綺麗に焼き上げられた鰻にタレと大根おろしが添えられています。

タレをさっと掛けただけなので、鰻にタレが染み込んでおらず、カリッと焼かれた皮目が美味しく、身もふっくらとなっていました。

好みで山椒を掛けて頂きます。

日本酒と一緒に飲りたかったのですが、その後の予定との兼ね合いで、そのままビールで頂きました。

まとめ

魚料理が美味しい酒場はやはり良い酒場です。

また郷土料理やその地域ならではの食材・調理法を味わえるのが楽しいです。

最近は減ってきている昔ながらの酒場ですが、多くの人にその魅力を知って貰いたいので、今後も微力ながら応援していきたいと思います。