【金沢市】菊一【おでん】
うまいもんハンターのちょーすです。
金沢おでんの老舗を訪れました。
オススメ度:★★★★☆(人情溢れる街のおでん屋!)
菊一
金沢市片町にあるおでん屋です。
入口左側に貼られている貼り紙は時期によって変わるそうで、私が訪れたのが梅雨の時期だったので、「梅雨だ!!ドテ焼で元気に!!」と書かれていました。
暖簾がシンプルですが、どこかカッコいいと感じるデザインです。
暖簾はベースが濃い紺色に白色で縁取りをされた赤字の店名が入った違うデザインのものもあり、そちらもオシャレです。
営業時間は17:30~22:30となっており、定休日は水曜日のようですが、他の日も休むこともあるようです。
店内に昔の写真等が飾られておりますが、戦前から営業されているそうです。
先代の大将が亡くなられてから、女将さんと娘さん2人でお店を切り盛りされているようです。
店内はカウンター席が10席と4人掛けテーブル席が1つあります。
カウンター席に座ると目の前でおでんを
良い香りがする出汁に浸かったおでん種を見ていると、お腹が空いてきます。
メニュー
おでん種は150円から500円までの価格帯であります。
金沢おでんのお店は周辺に沢山ありますが、その中でもかなり良心的な価格です。
飲み物はビール・日本酒・焼酎・梅酒等があります。
日本酒であれば、看板酒でもある「日栄」がおすすめになるのでしょうか。
焼酎ハイボール
焼酎ハイボールを頂きました。
おでんに日本酒も良いですが、暑かったので一杯目は焼酎ハイボールでさっぱりとやりました。
宇治抹茶のお酒
2杯目以降は他のお客さんが飲まれていた宇治抹茶のお酒(焼酎ハイボール)にしました。
お茶の味や香りが強く、アルコールの感じもあまりないので、飲み口もスッキリでゴクゴクと頂けます。
くるま麩・加賀太きゅうり・厚揚
金沢おでんと言えば、「くるま麩」と「加賀野菜」と「カニ面」ですが、訪れたのが6月だったので、カニ面はありませんでした。
くるま麩は出汁が良く浸み込んで、ジュワジュワです。
加賀太きゅうりは香りは味はきゅうりそのものですが、おでんの出汁で火が入ったからか若干トロッとしていて、冬瓜のような食感です。
厚揚は一般的なおでんの厚揚の厚さではなく、薄めです。
がんもどき・つみれ・とうもろこし
大きながんもどきとつみれと季節限定のとうもろこしを頂きました。
がんもどきはかなり大きな1個をそのまま頂きました。
中には銀杏や蓮根・人参等が具沢山に入っており、ヘルシーだけどボリューム感があります。
つみれはいわしのつみれで、いわしの旨味の中に、おでんの出汁が浸み込んでいます。
とうもろこしはしっかりと甘味があり、シャキシャキ食感の中に出汁の香りがフッと香ります。
トマト
そのまま食べても美味しいですが、お好みで卓上にあるパルメザンチーズ・オリーブオイル・ブラックペッパー・バジルをかけると美味しいそうです。
トマトの酸味とおでんの出汁が合って美味しいです。
パルメザンチーズやオリーブオイルが出汁に入ると、この出汁も別の料理のような味変となって美味しくなりました。
梅貝
梅貝は食べ易いように貝殻から取り出して、切られて提供されます。
磯の香りもしますが、貝のコリっとした歯触りも良いです。
また黒い内臓部分は独特な苦味がありますが、旨味もあります。
焼き豆腐・玉子・さといも・こんにゃく
こちらはサービスでということで頂きました。
焼き豆腐はしっかりと焼き目が付いた木綿豆腐で、中まで出汁が染み込んでいます。
玉子も黄身まで出汁が入ってました。
さといもはおでん種としては初めて食べましたが、ネットリとした食感で、さといもの味と出汁が合っていてこれも美味しかったです。
おでんのこんにゃくの味は言わずもがなですが、こちらのこんにゃくは手作りなのか、一口サイズですが、形がそれぞれバラバラです。
ロールキャベツ
ジュワジュワに出汁が染み込んだロールキャベツも頂きました。
黒作り
イカの塩辛にイカ墨を一緒に合えた黒作りを頂きました。
富山の郷土料理のようです。
ちびちび食べながら、お酒の肴にします。
まとめ
金沢のおでん屋の中でも特に歴史が古いお店で、戦前から営業されています。
また、現在お店を切り盛りされているのが、女将さんと娘さん2人(1人は息子さんのお嫁さん?)で、仲良くお店をされています。
入店時間も遅く、ご飯を食べていなかったことと、訪れたのが火曜日で翌日がちょうど店休日だったもあり、かなりおでん種はサービスして頂けました。
お店のお客さんも気さくな方が多く、1人客でもお店に馴染めました。