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お米の育て方②種まきの日。

「今から種まきするよー」

梱包作業をしていると、社長が声をかけてくれたので、スマホとメモを持って倉庫へ。農家で働いているからこそ、すぐに見に行けるのがうれしいですね。

先日育苗について書いたのですが、今日はその続き。

倉庫にあったのは、何やら初めて見る機械。
何が始まるのかなーとわくわく。

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社長は出てくる種の量を計りながら、調整しています。

この機械がしてくれるのは、種まき作業。
苗箱に種を播く「播種(はしゅ)」という作業をしてくれます。
(農業用語は独特で、知らない言葉が結構出てきます…)

<種まきの流れ>
①ベルトコンベアーに苗箱を置いて流します。
積み上げられた苗箱に囲まれて手だけが見えているのが、ベテランのYさん。ただ流しているように見えて、苗箱を切らさないように、タイミングよく置いていきます。

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②土を苗箱に載せます。
赤い漏斗のようなものから土がでていますが、この1回目の土は軽めの土だそうです。ベルトコンベアの上の苗箱に、土がのっていきます。

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③発芽させた種を播きます。
よーーーく見ると、小さな白い芽がひょろっと出ているのがわかりますか??催芽(さいが)した種子です。わー、芽が出てるー!となんだか嬉しくなってしまいました(笑)

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↓この発芽した種を下の機械に入れます。

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④土の上に種がのりました。上から水をかけます。

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⑤さらに上から土をかぶせます。(これは少し重めの土)
稲ほ舎では農薬を使わないお米と、減農薬のお米を作っています。減農薬は「有機肥料90%、殺虫剤不使用のお米」なんですが、つまり化学肥料を10%は使っているということです。その10%が種まき工程の②と⑤の土。厳密にいうと全肥料の99.6%は有機肥料なので、「有機肥料99.6%、殺虫剤不使用のお米」なんだそうですが、ざっくりと90%ってしているそうです(笑)

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⑥フォークリフトに苗箱を載せていきます。
1つの苗箱自体はそんなに重くはなくて、わたしでも軽々もてるのですが、この作業をなんと1万箱分するそうです…!!!!

ちなみに、現在販売担当のクミさんは、昔がっつり農作業をしていたそうですが、種まき作業が一番しんどかったと言ってました。先の見えない苗箱運びで、指先がプロのギタリストですか?くらいの勢いで固くなっていたそう。1万個やればそうなりますね…。

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Mさん、Hさん、お疲れ様です。。

⑦フォークリフトでビニールハウスまで運び、1箱ずつ運んで並べる。

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白いシートがかかっていて、わかりづらすぎますが、この下にずらーっと苗箱が並んでいます。

こんな風に種から育苗をしている農家さんは少ないそうで、その様子を見ることができるのは貴重ですし、興味深いなーと思いました。

ちなみに、わたしが今日見た種まき作業は、石川県で開発された「ゆめみづほ」という品種です。稲ほ舎では「銀のあめんぼ」という名前をつけて販売しています。あっさり、さらっとしたお米で、チャーハンやカレーと相性抜群ですよー。


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