【eBay】eBayセラーが消費税還付を受けるため具体的な方法(その7-5:Payoneer口座からの出金額は基本的にeBayの各取引単位)
こんにちは、いなほです(๑•᎑•๑)ノ
ここ数日はeBayの帳簿付けで一番難しいPayoneerからの引き出し関連の解説をしてきましたが、今日で最後です。しかし、今日の解説が一番難しい(というかめんどくさい)かもしれません。
しかし帳簿付けの実務を行う上で必ずぶつかるポイントなので、しっかりと理解して頂ければと思います。
本日は、なぜこの「Payoneer口座からの出金額は基本的にeBayの各取引単位」でということについて解説します。
あくまで「基本的に」なので、もちろん取引単位を無視した場合の帳簿付けについても解説します。
ちなみに私のnoteでは「会計ソフト:マネーフォワードクラウド確定申告」で作成した実際の仕訳を踏まえた解説をしております。
実際に消費税還付を満額受けておりますし、税務署に説明して承認してもらった実績もあるので、安心して参考にして頂ければと思います。
それでは本題です。
なぜPayoneer口座からの出金額は基本的にeBayの各取引単位にするべきなの?
それは、これまで解説してきた為替損益の仕訳を見返して頂くとわかるのですが、"各取引ごとの為替差損益計算における、売掛金の計算に使うT.T.Mレートが違うから"です。(「為替差損益の仕訳の考え方、は下記の記事にて解説しております。当記事と併せてご覧ください)
【↓↓↓為替差損益の仕訳の考え方を解説した記事↓↓↓】
・その7-2:Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-為替差益編-
・その7-3:Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-為替差損編-
上記の記事を見ると分かりますが、為替差損益の計算の仕組みを理解しやすくするため「1つの取引についての為替損益の計算」をしています。
eBay実務を行っていると分かるのですが、出金するドルをぴったり各取引金額の合計金額にするのは難しいです。
これは下記の理由によります。
・まとまった金額を一度に出金しないと余計な手数料がかかる。
・ドル円が上昇傾向にある時に、全額ではなく一部だけPayoneer口座から出金したい時がある。
この様な場合は、取引単位を無視したまとまった金額をPayoneer口座から引き出すことになります。
この様な場合の帳簿の付け方を、下記の様な【実例】で解説します。
【実例】
「1000ドルを引き出したいけれど、取引単位の合計金額がぴったり1000ドルにならず、近い金額だと1017.64ドルになってしまう場合」
↓↓↓この時のTransaction Report(抜粋)がこちら↓↓↓
どう帳簿付けすれば良いかの答えがもう上記画像に書かれていますが、「端数が生まれる取引を分割する」ことで適切な帳簿付けを行うことができます。
この時、簿記のルール上、合計金額の計算をする際には必ず時系列順に各取引単位の金額を積算する必要があるのでご注意下さい。
端数が生まれる取引を分割すると、下記画像の様になります。
この様にPayoneerから出金するドルを考えることで、各取引の金額単位ではなく、自分の好きな金額[ドル]をPayoneer口座から引き出すことができます。
もし、Payoneerから取引単位の合計金額ピッタリで出金する場合は、この様な一手間が必要ありません。
そのため、基本的にはPayoneerから出金する際は取引単位の合計金額にしておくことをおすすめします。
とはいえ、慣れてしまうと上記の一手間も自然にできるようになるので、私の場合は取引単位を無視していつも1000ドル単位で引き出しています。
ぶっちゃけ、慣れです(笑)
以上、「その7-5:Payoneer口座からの出金額は基本的にeBayの各取引単位」の解説でした。
[2024年3月追記]
ebayセラーの帳簿づけ作業の中でも最も難しい「Payoneerから銀行口座への送金時のPayoneer手数料・為替差損益等の計算方法や帳簿への仕訳入力」を、実例で詳細に解説した記事(リンクはこちら)を作成しました(∗ˊᵕ`∗)
非常に好評を頂いている記事ですので、ぜひご覧ください♪
3.最後に
青色確定申告や消費税還付の申告は一見複雑に思えるかもしれませんが現在は自動化が大きく進んだこともあり、一度やって一連の流れを理解すれば大した手間をかけずに完了することができます。
当ブログでは簿記の知識が無い人でもこれらの税金還付を満額受けられる帳簿の付け方や国への申告方法を、実際の会計ソフト・税金申告ソフト(e-Tax)操作画面のスクショと一緒に具体的に解説しています。
ぜひ今後も私のnoteをご覧頂き、あなたのeBayビジネスやその他個人ビジネスの利益を最大化して頂ければ幸いです(∗ˊᵕ`∗)
それではまた、次の記事をお会いしましょう(๑•᎑•๑)ノシ
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