【eBay】eBayセラーが消費税還付を受けるため具体的な方法(その5:配送料の適切な仕訳)
こんにちは、いなほです(๑•᎑•๑)ノ
本日は、eBayセラーの基本にして利益を上げるための超必須事項。「消費税還付」を受けるための具体的な方法(その5:配送料の適切な仕訳)について解説させて頂きます。
私のnoteでは「会計ソフト:マネーフォワードクラウド確定申告」で作成した実際の仕訳を踏まえた解説をしております。
実際に消費税還付を満額受けておりますし、税務署に説明して承認してもらった実績もあるので、安心して参考にして頂ければと思います。
本日解説するのは、「配送料」の仕訳についてです。
配送料は輸出事業における最も大きなコストです。仕訳を適切に入力することで所得税の計算に使われる利益を圧縮して所得税を大きく減らすことができますので、しっかりと仕訳を帳簿に入力しておきましょう。
なお、配送費の消費税を適切に処理せずに商品の仕入れなどと同じよう消費税を計上して消費税還付を申請してしまうと、税務署から罰則を受けてしまうこともあるので、ぜひ当記事を読んで適切に配送費を仕訳できるようになって下さい。
「会計ソフト:マネーフォワードクラウド確定申告」の場合、配送料は下記の様に、「荷造運賃」という勘定科目で仕訳をします。
配送料の仕訳で注意が必要なのは、「海外への配送料の請求書には消費税が含まれていない点」です。
海外への配送料は消費税が免税されます。そこで「仕入と同じ様に消費税還付が受けられるのでは?」と考えてしまいますが、残念ながら発生した配送料に対して消費税還付を受けることはできません。
なぜなら、既に請求金額の計算の時点で消費税0%が考慮されているからです。
日本郵便や大手クーリエのFedEx、DHLの料金請求書(例)を下記に示します。
私の提携事業者割引の効いた金額を見せることができませんのでマスキングが多くなってはいますが、各配送業者の請求書に消費税(VAT)が計上されていないことがわかります。
つまり、配送業者が私たちに配送料金を請求する時点できちんと消費税0%が考慮されているのです。(これを把握せずに消費税10%を計上して消費税還付を申請してしまうと、罰金を上乗せして返金することになるので要注意です)
よって、配送料の仕訳入力の際は税区分は「対象外」となります。(厳密には「0%課税」なのですが、マネーフォワードの会計ソフトに「0%課税」の税区分は無いので実質同じ意味の「対象外」でOKです)
なお、配送料の証憑として料金の証明となる請求書や領収書はもちろん、配送証明書も併せて添付する必要があります。
海外輸出取引において消費税還付を受けるには「自国・相手国の税関を通ったことを証明する書類」が必要になります。この「税関通過の証明書類」として「配送証明書」が必要になるのです。
特に金額20万円以上の取引について消費税還付を受けるには、「税関通過の証明書類(配送証明書の電子データでOK)」の保管が必須です。20万円以上の高額取引が多い人は特に配達証明書の証憑添付を忘れない様にしましょう。
[2024年3月追記]
ebayセラーの帳簿づけ作業の中でも最も難しい「Payoneerから銀行口座への送金時のPayoneer手数料・為替差損益等の計算方法や帳簿への仕訳入力」を、実例で詳細に解説した記事(リンクはこちら)を作成しました(∗ˊᵕ`∗)
非常に好評を頂いている記事ですので、ぜひご覧ください♪
3.最後に
青色確定申告や消費税還付の申告は一見複雑に思えるかもしれませんが現在は自動化が大きく進んだこともあり、一度やって一連の流れを理解すれば大した手間をかけずに完了することができます。
当ブログでは簿記の知識が無い人でもこれらの税金還付を満額受けられる帳簿の付け方や国への申告方法を、実際の会計ソフト・税金申告ソフト(e-Tax)操作画面のスクショと一緒に具体的に解説しています。
ぜひ今後も私のnoteをご覧頂き、あなたのeBayビジネスやその他個人ビジネスの利益を最大化して頂ければ幸いです(∗ˊᵕ`∗)
それではまた、次の記事をお会いしましょう(๑•᎑•๑)ノシ
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