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大原美術館(2) セガンティーニ アルプスの真昼

 大原美術館鑑賞記録の第2回目はセガンティーニ作のアルプスの真昼です。

 その前に、この展示がしてある壁面についてのお話し。

 前回書いたピサロのりんご採りも、今回のアルプスの真昼も、大原美術館に入館して最初のホールの同じ壁面に隣り合わせて展示されています。
 更に隣にはモネの積みわらが展示されていて、順路順で言うと右から、

モネ 積みわら (1865)
ピサロ りんご採り(1886)
セガンティーニ アルプスの真昼(1892)

 このように、積みわら→りんご採り→アルプスの真昼の順に並んでいます。結構頻繁に展示入れ替えをされているので、固定順ではありません。しかし、こういう展示順は考えられた並びになっているんじゃないかと思うんです。
 展示を考えられているのは美術のプロ中のプロなので、少なくともなにも考えてないということはないでしょう。意図をどう読み取るかは見る方の知識とか興味関心で変わってくるはずで、正解というのはないと思います。(茶道のおもてなしみたいなものかな?)

 では私はどう思ったかというと、今回は写真の視点から、主役が影にある作品3連打だとおもいました。積みわらの影で休む姉妹、りんごを囓る女性。
 アルプスの真昼の主役の女性はカンカン照りの場所にいるじゃないかと言われそうですが、この女性の中でも本当の主役は『帽子の下の目』ではないかと思うんです。そういうわけで、主役が日陰にある3枚と勝手に思っております。

 今回は書きたいことの半分もかけませんでした…。次回に続きます。



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