イナガラ
写真に関する考え方など、撮影者必読記事のまとめ。
仕事でめちゃくちゃショックなことがありました。という言い訳で、約90日くらい連続投稿していたnoteを今週はお休みしてしまいました。 こういう滅茶苦茶に凹んでしまったとき、皆さんどうされてますか。 凹んでいても元気でも、情け容赦なく時間は過ぎていくわけで…。人生に一時停止ボタンが欲しい今日この頃です。 昨年来、どうも運気…とでもいうんでしょうか、スポーツで言うところの流れが非常に悪いんですよね。いよいよ厄払いをお願いしようかしら。 ちょっと元気を取り戻してきました
絵画と写真の次元の違いを感じた話。 大原美術館の鑑賞記録、第4回目です。今回もアルプスの真昼を取り上げます。 この絵の主役中の主役は、女性の目だと思います。 これはいくら拡大表示しても絶対に分からないので、ぜひ大原美術館現地で見て頂きたいのですが、帽子の影になっているこの右目がめちゃくちゃ目立つんです。なぜだろうかと、グッと近づいて見ると……。 この右目は帽子のツバより手前に描いてあるんです。 どういう意味かというと、この人物を三次元的に考えると、まずツバが一
カメラを入手したことをキッカケに、絵画熱が高まるという謎の経験のさなかにいます。いま、あらためて絵が面白い。 もともと美術館・博物館へ出かけるのは大好きです。上野だったら1週間は十分いられます。 しかし、そんな私も、かれこれ2年ほど東京へは足を運んでおりません。おそらく、18歳の高校卒業以来、1度も東京へ行かない年なんて無かったと思います。岡山在住の私にとっては、東京は縁遠い場所になってしまいました。 なんだかんだ、この手の文化施設は東京です。面白そうな特別展は地方
そう、あれはキリン厩舎前での母子の会話。 「今日はキリンさんみんな一緒に出てるね」 キリンの展示動向に詳しい。めちゃくちゃ常連。 望遠レンズを入手したので、市立というにはちょっと立派な福山市立動物園に行ってきました。前回の続きを書きます。 ところで、動物を展示するという表現にはちょっと違和感を感じる人も要るようです。私もその一人ですが。 放送用語委員会の報告によると、『「展示」「展示する」という語の使用については,この表現には違和感があるとしつつ,ほかに言い方が
大原美術館鑑賞記録の3回目です。 この絵には誰の目にも明らかな謎が一つあります。 しかし、その謎には大原美術館で実物を鑑賞しないと気がつきません。 それはなにか。 大原美術館で見られる絵は、この画像のように四角形ではないのです。 上部がアーチ状になっている額縁が使用されていて、実際に見られる絵はこのリンク先のようなものです。 https://m.media-amazon.com/images/I/61FcBLSUL1L._AC_SL1065_.jpg
大原美術館鑑賞記録の第2回目はセガンティーニ作のアルプスの真昼です。 その前に、この展示がしてある壁面についてのお話し。 前回書いたピサロのりんご採りも、今回のアルプスの真昼も、大原美術館に入館して最初のホールの同じ壁面に隣り合わせて展示されています。 更に隣にはモネの積みわらが展示されていて、順路順で言うと右から、 このように、積みわら→りんご採り→アルプスの真昼の順に並んでいます。結構頻繁に展示入れ替えをされているので、固定順ではありません。しかし、こうい
大原美術館訪問記を連続で書きたかったのですが、少々疑問点にぶつかってしまい、調べてから書こうかと思いますので、先に動物園に行ってきた話を。 Canon RF 100-400のレンズが届きました。 望遠レンズを手に入れたら、絶対動物園に行こうと決めていたので、さっそく福山市立動物園へ行ってきました。 動物は部分アップが魅力的です。 シマウマモノクロにしがち問題。 いや違う。シマウマくん、きみほどモノクロ写真がにあう動物も珍しい。モノクロ最高。ところで、おでこの
約2年半ぶりくらいに、我が地元の宝・大原美術館へ行ってきました! これほどの名画が日本の地方都市にある意味が分からないという奇跡の美術館です。 いまの倉敷があるのは大原さんのおかげですし、大原美術館はたとえ街が壊滅しても守り抜かねばならない超重要施設と認識しています。万一水害などが発生した場合にはボランティアとして駆けつけると心に決めております。 この頃な騒動のおかげですっかり美術館に行かなくなり、名画の実物を見るのは本当に久しぶりです。 最近はなにか写真に活かせ
最初に断っておかないと誤解を生むと思いますので書きますが、戦争をエンタメとして消費するつもりも、面白がるつもりも毛頭ございません。 が、戦争という異常状態が人間の芸術性を爆発させることはあると思います。ピカソがゲルニカを描いたのは、ドイツ軍によるゲルニカ空爆の事実を報道を通して知ったからでした。 いま現在、悲しいことにウクライナ国内でロシア軍による凄惨な破壊行為が続いていて、双方に多数の死者が出ています。世の中には、戦場カメラマンという、これは本当に信じられないほど