#お電話相談シリーズ 02 「おたくでホームページ作るといくら!」と大阪弁のお爺さんから元気な電話。(特殊編)
仕事をしていたら「おたくでホームページ作るといくら!」と大阪弁のおじいさんから元気な電話をいただきました。
最近、お電話でのお問い合わせが増えています。
メールではなくお電話でご相談いただく企業さまは「今すぐ作りたい企業」か「Webサイトにこれまで縁遠い企業」のどちらかのケースが多いです。またはその両方。
今日お電話いただいた大阪弁のおじいさんは正に「今すぐ作りたい」のケースでした。以下、電話でのやり取りを再録します。
ホームページの見積もりをほしいとの大阪弁のおじいさんとのやり取り
01 お客様の課題を聞く
おじいさん「おたくでホームページ作るといくら!」
ぼく「ど、どちら様ですか」
おじいさん「大阪の◯◯という会社ですわ。そんなんどっちゃでもいいんで、おたくでホームページ作るといくら!」
ぼく「何のWebサイトを作るご予定ですか?」
おじいさん「00ページだといくら!」
ぼく「な、何のWebサイトを作るか教えてください…」
じじ「旅館や旅館。長野の旅館。部屋の予約とかそんなんの連携ができるホームページいいやろ!」
ぼく「あーー。外部とのシステム連携をやりたい観光サイトだとウチじゃない方がいいと思います」
じじ「んん?」
ぼく「そういうシステムをウチが一から作ったら000万円とか0000万円になっちゃったりします」
おじいさん「そんなかかるんか…」
ぼく「一から作るとそうなる可能性は高いです」
おじいさん「そんなかかるんか…」
02 制作会社の向き不向きをご説明する
ぼく「だから観光サイトではそういうシステムを既に持っている制作会社を探した方がいいと思います」
おじいさん「そうなんか」
ぼく「一から作らないで提供できるからリーズナブルなはずです」
おじいさん「そうか。どこの会社がいいか教えてくれるか」
ぼく「観光が得意な会社についてぼくはそんなに詳しくないし、御社がどんなことをやりたいか分からないので、どこがいいって言えません」
おじいさん「何かないんか」
ぼく「それよりもっと大切なことがあります」
おじいさん「んん?」
03 制作会社を選ぶコツをご説明する
ぼく「お話聞いた感じだと、御社は今までWebサイトにそんなに注力してきたわけじゃないですよね?」
おじいさん「うちは外の◯◯に◯◯を委託して(よく聞き取れず)全然やってくれんし、予約なんか全然こんのよ」
ぼく「大事なのはですね」
おじいさん「んん?」
ぼく「Webサイトにそんなに詳しくない御社はぜーーーったい会って相談できる制作会社を探した方がいいです」
おじいさん「そうなんか」
ぼく「絶対そうです。長野の会ったことない制作会社より、地元で会える会社を探して相談した方がいいです」
おじいさん「そうなんか」
ぼく「ぜーーーったいそうです」
04 電話して一発で決めるなんて厳禁とお伝えする
おじいさん「どうやって探せばいいん?」
ぼく「大阪の制作会社は全然知らないですか」
おじいさん「全然しらん」
ぼく「そうしたらおすすめの方法があります」
おじいさん「んん?」
ぼく「他の旅館のWebサイトを見て、こういうのやりたいって思うのありますよね?」
おじいさん「ある」
ぼく「そしたら、その旅館に電話して、今こういうことで困っていて、あなたのWebサイトみたいなことをやりたいから、どうか制作会社を紹介してくれませんかって頼むんです」
おじいさん「そうか」
ぼく「教えてくれる旅館さんが見つかるまでそれをがんばってみてください」
おじいさん「そうか。なるほどな」
ぼく「それで制作会社を紹介してもらえたら、ちゃんと会って、こういうことやりたいって相談してください」
おじいさん「わかった」
ぼく「しつこいけど会える会社が大事ですよ」
おじいさん「うん」
ぼく「会ったこともない長野の会社に電話して一発で決めたりしちゃだめですよ」
おじいさん「わかった」
ぼく「コツコツ周りに聞いて回るのが今はすごく大事ですからね」
おじいさん「うん」
ぼく「じゃあ、がんばってください」
おじいさん「おお。ありがとうー」
おわりに
電話の再録は以上です。スタートはすごかったけど、途中から耳を傾けてくれて嬉しかったです。いい人と出会えますように。
人生初のバズった後日譚
このやりとりをツイートしたら、人生初のバズでビックリしました。
初めてバズった記録をnoteにまとめましたらのでよかったらご覧ください。
Webサイトは目的ではなく手段
Webサイト制作は目的ではなく手段です。皆さんの課題解決に貢献してこそのWebサイトです。課題解決の手段はそれぞれですし、会社の状況や条件によっても異なります。フィットする制作会社と出会うまでぜひ諦めないでください。
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完敗した電話
ちょっとイレギュラーですが、フレッシュな新人くんからの営業電話に完敗したnoteはこちらです。よかったらご覧ください。