「面白がる力」を。学生の皆さんへ個人的なメッセージ
金沢星稜大学の経営学科/観光情報論の石川美澄准教授にお声がけ頂いてゲストスピーカーをしました。まさか自分の人生で学生の皆さんに何かしらを話すとは。Webの役割とか働くことについてお喋りしました。
授業のレポートが金沢星稜大学のWebサイトに掲載されるのは知っていたのですが、どうせだったら学生の皆さんの声だけでなく、自分のテキストも載せていただいて双方向なコンテンツにしたいと思いました。前例はないみたいですが、一応Web制作会社なのでコンテンツにはこだわりたい。
ぼくの勝手な提案に石川美澄准教授にご尽力いただき、金沢星稜大学の広報様にご協力いただいてメッセージを掲載していただきました。石川さん、広報部の皆様、ありがとうございます。こちらに引用いたします。
授業に出てくださった金沢星稜大学 経営学科/観光情報論の皆さんへ
授業中に学生の皆さんからいただいた質問や、授業後のコメントを読んで背筋が伸びました。今回は本当にありがとうございました。とっても貴重な経験で勉強になりました。本当に。
学生の皆さんはまだご存知ではないと思いますが、社会人になっても様々なことから学びを得ます。仕事はもちろんですが、それ以外の色々なことからも。散歩からだったりスーパーでの買物だったり旧態依然な組織からのカチンとくる対応だったり。どんなことからも。
たとえ同じ体験をしていたとしても、そこから何を見て、何を発見して、何を学びとするかでそれはまるで別物になります。つまり、この世界に全く同じ体験はないし、その意味で平等ではありません。その代わり、その体験を糧にするかどうかは自分に決定権がある。大変ではありますが自身の創造性と大きく関わる領域です。クリエイティブとは何かを作り出すことに限らないとぼくは思っています。目の前の世界をどう見るか。どう面白がるか。何を学びにするか。この世界をどう定義してどう捉えるか。それらは全てあなたに決定権があります。
一人ぼっちで世界と向き合うときに頼れる相棒になってくれるのがあなたの興味関心であり、あなたの好奇心です。耳を傾けてあげてください。あなたの好奇心を他者が鼻で笑っても気にせず大切にしてあげてください。どんな仕事であれ、どんな業務であれ、どんな状況であれ、世界を面白がれるかどうかはあなたに決定権があります。そして、それは等しくぼくも同じです。
これまで考えていたことでしたが、今回の授業で改めて自分でも発見することができました。ありがとうございました。皆さんのこれからの世界が面白がれるものでありますように。
関連note
金沢星稜大学で経営学科/観光情報論のゲストスピーカーを体験。