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上田映劇と映劇手帳と映劇はんこ。

上田映劇でアニメーション映画『音楽』を観てきました(原作/大橋裕之、監督/岩井澤健治)。
寄せられた賛辞に偽りなしの映画でした。感想はこちらをご覧ください。

このノートで書きたいのは『映劇手帳』のこと。

ぼくも最近まで知らなかったのですが、上田映劇では『映劇はんこ』の名前で上映作品のはんこを作っていて、それがかなり魅力的なんですね。
映画に足を運ぶと押してもらえます。

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(写真は上田映劇のWebサイトからお借りしました)

そして、『映劇手帳』というオリジナルグッズも制作・販売していて(592円)、そこに映劇はんこを押して楽しめるわけです。

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ぼくが映劇手帳と映劇はんこの存在を知ったのは「ほら、見て(いいでしょ)」と上司の塚原から自慢されたからでした。

パスポートサイズの手帳には上司が観た映画のハンコがずらずらずらり。

パラパラとめくりつつ、「ふーん。いいじゃん」とクールに対応していましたが、内心では「こんなの映画好きは欲しいに決まってるじゃん…」と思っていました。

あまり物欲があるほうではないので、そういった気分は久しぶりで。
手帳 × はんこがもつ「あ、いいじゃん」と思えるシンプルさを体感。

同じように思う人もちらほらといるみたいで、Facebook投稿に1166バックパッカーズ飯室織絵さんがコメントしてきてくれました。二人で思わず長めのネットおしゃべり。

善光寺門前でゲストハウスを営む飯室さんの面白がり方・興味を持つポイントが面白かったのでここに再録します。

このFacebook投稿へ寄せてくれた飯室さんのコメントと、そこから始まったおしゃべりです。

飯室さん
(映劇手帳って)これってことですよね。

上田映劇、こういうのあるんですね。すごく面白い。
今ちょうどオンラインストアの発送で封筒にハンコ押しながら見ていました。なんか、宿にも応用できそうだなぁ、と。月でハンコ作って、同日に泊まったひとのこととか、何かしら書きとめられるもの...とか。
映劇さんは、見ればその映画のハンコを押せたりするんですかね?
ぼく
>映劇さんは、見ればその映画のハンコを押せたりするんですかね?

そうなんですよ。
上映作品毎にスタンプを用意しているので、つい押したくなってしまうというコレクター心もくすぐります。
しかも、いい感じの余白があるので、つい記録メモも書きたくなります。うまいなあと思いました。
映劇手帳は500円なのでアイテム収入としてもよいですよね。

>なんか、宿にも応用できそうだなぁ、と。月でハンコ作って、同日に泊まったひとのこととか、何かしら書きとめられるもの...とか

おおー。いいですねえ。
JBNの塚原の報告によると、たまにシークレットハンコがあって、「4回押すとやっと一つの絵が完成する」なんてのもあったそうです。
完成した絵を見るとあまりわかりませんが、押すたびに人が追加される感じだったみたい。
飯室さん
はい、アーカイブさっき見ちゃいました。もうこれは最高ですね。ローカル映画館の知恵とか動きって素晴らしいですね。グッときました。
ぼく
 グッときますよねえ。映画を軸とした映画館同士の横の繋がりも素晴らしいなあと思いました。
しかも、この手帳の隠れたいいところがあって、「人に媒介しやすい/いいなあと思ってもらうのに役に立つアイテム」なんだという発見でした。
具体的には隣の席に座っている塚原が「ほら、いいでしょ」とぼくに見せてきて、「なにこれ、いいやん…自分もほしいやん…」と思ったのがきっかけで。
他者のブログやSNSだとそこまで思わない「自分も(自分の)手帳を持ちたい」と思わせる気持ちが手帳だと生まれるんだなーと思いました。
まあ、実際は塚原に見せられたときも「ふーん」と超クールに対応して、内面では「ぜったい行こう」と思っていたのですが。笑
飯室さん
確かに。オフラインでの口コミ的なやつですね。ちなにみ稲田さんがこうしてSNSであげたことによって、上田映劇さんのHPをまじまじとみてしまったので、私も一歩 上田映劇さんに近づきました。
ぼく
ありがとうございます。
オフラインとオンラインの両方が大切なのです。笑
ぼくも発見することが多く、映劇手帳についてnoteにまとめて公開しようと思うのですが、飯室さんとのこのやりとりもnoteに引用してもよいでしょうか…
飯室さん
どうぞどうぞ。

Facebookの再録は以上です。

小さな手帳と小さなはんこですが、気づけばぼくも含めて、いろんな人をちらちら動かしています。映画という領域と相性がよいということもあるかもしれません。

ふーむ。そういうことも起きるんだな…面白いな…と上田映劇で学んだのでした。


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