『ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021』9作品を観たメモ。
長野相生座ロキシーで11/26から始まった『ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021』。
12作品中、相生座ロキシーでは9作品を上映してくれました。
全部観れるか不安でしたが、なんとか完遂できて。
このnoteはそのメモです。
上映作品|太字が相生座ロキシーでの上映作品
PERMANENT VACATION パーマネント・バケーション
STRANGER THAN PARADISE ストレンジャー・ザン・パラダイス
DOWN BY LAW ダウン・バイ・ロー
MYSTERY TRAIN ミステリー・トレイン
NIGHT ON EARTH ナイト・オン・ザ・プラネット
DEAD MAN デッド・マン
GHOST DOG:THE WAY OF THE SAMURAI ゴースト・ドッグ
COFFEE AND CIGARETTES コーヒー&シガレッツ
ONLY LOVERS LEFT ALIVE オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ
PATERSON パターソン
GIMME DANGER ギミー・デンジャー
THE DEAD DON’T DIE デッド・ドント・ダイ
相生座ロキシーでの上映スケジュール
『パーマネント・バケーション』
村上春樹感もあり、大学時代の自分だったらこういう映画を撮るだろうな…という印象。観終わって調べたら、正しくジム・ジャームッシュの学生時代デビュー作でした。納得。
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
ザ・デビュー作と言える作品。ブルーハーツがデビューした時からブルーハーツだったように、ジム・ジャームッシュはデビューした時からジム・ジャームッシュだった。瑞々しくもオリジン。
『ダウン・バイ・ロー』
面白かった…。よくこんな映画撮れるなあ。大学時代ならよく分からないのに分かったフリをしていそう。今は分からなくても面白いと思える。大人になってよかったことの1つ。
映像がカッコいい
音楽がカッコいい
トム・ウェイツがネオンホールの清水さんに見えて仕方ない
ロベルト・ベニーニが志村けんに見えてくる
脱走後に漂う8時だョ!全員集合感
イタリア人最強説
長尺ダンスシーンを見てるしかない2人が良き
ラストがカッコいいぜ
『ミステリー・トレイン』
不思議な映画だなあ…オムニバスでもあり、やっばりロードムービーなんですよね。でも、読後感はどこか『バターソン』に繋がっている気配もあって。全然違う映画なのに。面白かったです。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』
この作品だけ感想のメモを書き忘れていました。あちゃー。
『デッド・マン』
一見変則的だけど、愚直なまでに正面突破のザ・ロードムービーであり、青春映画だなあ…と思いました。映像は勿論のこと、ジョニー・デップの佇まいとニール・ヤングの音楽も美しい。
『ゴースト・ドッグ』
イタリアンマフィアと殺し屋と葉隠とヒップホップを煮込んだらこんな料理になりました。といった作品。隠し味はハードボイルドなコメディ風味。面白い。読後感が『デッド・ドント・ダイ』に似ているのが不思議。
『コーヒー&シガレッツ』
いやあ。最高だなあ。役者陣も楽しんでる。この作品を撮ってるとき楽しかっただろうなあ。そんな感じが伝わってくる趣味全開の映画でした。エンドロールのラストもカッコいいぜ。
『パターソン』
4年前に観て、「とてもいい映画だなあ…」と思った記憶。2回目はより安定した気分で観れた気がします。ウィリアム・ジャクソン・ハーパーを好きになっちゃう気持ちは変わりませんでした。
ウィリアム・ジャクソン・ハーパーは道化的な役回りなのですが、どうにも嫌いになれない。 黙ってバーのカウンターに座っているだけの姿もとても好きで。何をするわけでもないのですが。「彼をずっと観ていたなあ…」と何でこんなに思うのか。我ながら不思議です。
まとめ
以上、9作品を3週間で観ました。
映画に間に合うように仕事をバタバタと片付けて、走って映画館に向かう3週間がとっても楽しかったです。長野相生座ロキシーありがとう。
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