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大事なことはたいてい面倒くさい

機器メーカーの製品サイトを制作中。膨大な製品情報をひたすらWebページにエントリーしています。製品画像の加工も細かい仕様の数値も超いっぱいある。やってもやっても終わらない。

膨大な作業量に辛くなって、「ここは手を抜いてもいいんじゃなかろうか…」と試してみると即座にページのクオリティが下がる。慌ててちゃんとやる。「大事なことはたいてい面倒くさいのだ」という言葉をおまじないのように呟く。

最近入社した後輩ディレクターにも手伝ってもらっています。彼は丁寧かつ粘り強い仕事ぶりで実に安心する。見習いたい。でも、面倒なのは変わらない。「この煩わしさを自分たちが請け負うからこそ、ユーザーの利便性は向上するのだ。誰かの手間や工夫が誰かの便益になる。それがWebサイトだ。それがコンテンツだ」と二人で励まし合っています。

Webの仕事における「面倒くさいなあ…でもやった方がユーザーは分かりやすいもんなあ…」は自分の良心との戦いでもあります。仕事にスキルや経験はもちろん必要だけど、制作者としての良心って最終的なクオリティを担保するための隠れたアビリティですよね。意外と語られてないけれど。最後は制作者としての良心が質を担保する。…と自分に言い聞かせながら頑張っています。

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